私の三丁目

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」と共によみがえるあの頃、そして今

50年後の夕日

2007-11-05 21:13:54 | 映画「三丁目の夕日」

建物や都電通りの位置関係がかなりおかしいのですが、ようやく情景フィギュアの組み立てが終わったものですから、写真をアップしてみました。

極小サイズのシールの切り抜いて、それを貼り付る時には、頭が鈴木オート(!?)になりそうでしたが、「夕日」を背景にするととても穏やかな気持ちになります。

以下、昨日のトークイベントでの阿部EPのお話から、印象に残ったものを書き出してみました。私の記憶とメモが元になっていますので、実際の発言と完全に一致するわけではないことをご承知おきください。
▲若い人たちが、未来というものに何を見ているんだろう、ということがとても心配ですね。今日はこういう話をするつもりはなかったんですけど....。

▲前作の最後で一平が「50年後も夕日がこんなにきれいかな?」と聞かれて「当たり前じゃないか、夕日はいつだってきれいだよ」と答えるシーンがあります。このワードには、実はすごく思い入れがあるんです。

▲あれは今から50年前に言っているわけじゃないですか。そして50年後の今、本当にきれいな夕日があるのかな....と。そして、今から50年後はどうなっているのか。

▲温暖化とかいろいろな問題がありますよね。僕たちはキレイな夕日を残さなきゃいけないと本当に思います。けれど、人間って考えられるレンジは百年くらいだと思うんですよ。

▲そういうつもりで、「過去から現在、現在から未来」を考えて欲しいという思いが、一平のセリフに込められているんですね。そのくらいの長いレンジで世の中のことを考えていただければ、この映画を作った甲斐もあると思うんですね。

▲ブログなどを見て、この映画が「若い人と家族の会話が生まれるきっかけ」になっているという話を聞くと、ものすごくうれしくて、そこはすごく幸せでしたね。

▲「家庭って、大事なんだ」とか、当たり前のことなんだけど「家庭って、すごくいい」っていうことが、この映画を通じて若い人たちがわかってくれたということが、すごくうれしい。

▲いいんです、3日くらいしか持たなくても。たとえば4日目には忘れてしまっても、「まったく考えない」のとは違うことなんです。

▲たぶん、すぐ忘れてしまうと思うんですけどね(笑)。でも、観た直後から2~3日はそんな暖かい気持ちで、「今日は家に帰ろうかな」みたいな気持ちになってくれればね。
映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」は、公開初日午後3時時点での観客動員数が前作の280%を達成したと報じられています。きっと、多くの人々が「感動」をおみやげに、劇場を後にしたことと思います。

「あぁ、おもしろかった」で終わるのも正しい映画の楽しみ方だと思います。でも、劇場からの帰り道にいろいろと考えてみるのも悪くないかもしれません。「たとえ4日目には忘れてしまっても」....ですね(^^;