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さっさ日記

2011年4月からプラントエンジ会社勤務。ただいまベネズエラに出張中

セミの最期

2007年07月27日 | その他もろもろ
夜,帰宅してドアを開けようとしたとき,マンションの廊下でセミが羽をバタバタさせる音が聞こえました.
振り返ると,弱ったアブラゼミがコンクリートの床にひっくり返りながら,バタバタもがいていました.
もう,飛ぶ力も残っていないのでしょう.
それを見た時,こんな気持ちが湧き上がってきました.

こんなところで死ぬなんて可愛そうだ...


僕はセミを手でつかんで,家の近くにある直径80センチほどの木の幹にしがみつかせてやりました.
それにしても,,,

「コンクリートの上で死ぬより,木の上で(最後は落ちてつつじの植え込みに落ちてしまうのだろうけど)死ぬ方が,セミにとって幸せである」

という考えは,自分の単なる勝手な思い込みであって,セミにとっては余計なお世話だったのかもしれません.
しかし,そうせずにはいられない自分...

人がモノを見るとき,それは単にその現象をそのまま見ているのではなく,感情という色眼鏡を通して見ているそうです.
そう考えると,今回僕がセミに対して感じたことや,その後にとった行動は,自分を内面を投影したものなんでしょうね.