黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

アルビレディース退団・引退発表

2011-12-02 17:15:04 | アルビレディース
上田絵未選手 退団のお知らせ

DF 17 上田 絵未 選手

生年月日:1987年5月27日(24歳)
身長/体重:170cm/62kg
前所属:日本体育大学
出場記録:
・2011なでしこリーグ 5試合出場0得点
・なでしこリーグ戦通算 10試合出場0得点

ノッポのエミちゃん、ここ数年の中でたぶんこの1年間が一番輝いていたように思えた。
日ノ本学園高校、日体大、アルビと随分長い間見続けた選手だよな。目立つし。
怪我がなければ、といつも思う選手の一人だ。
広島の実家に帰るのかな?


口木未来選手 引退のお知らせ

FW 11 口木 未来 選手

生年月日:1986年10月11日(25歳)
身長/体重:153cm/48kg
前所属:神村学園高等部
出場記録:
・2011なでしこリーグ 6試合出場0得点
・リーグ戦通算 72試合出場4得点

アルビレックス新潟レディースがまだ海のものとも山のものともわからない時に名門神村学園高等部から来てくれたライ。伊藤美菜子らと高校女子サッカー選手権優勝したメンバーが当時のアルビレックス新潟レディースに入るなんて、それは勇気がいったと思うよ。
7年間頑張ってくれたおかげで、今のアルビレックス新潟レディースがある。
新人時代からとにかくしっかりした受け答えができる選手で、若いのに凄いなと思っていた。これはこれまで出会ってきて人のおかげでもあるんだろうけど。
まだ引退するには若過ぎるが、自分で決めたことだからそれがベストチョイス。次の人生を良い人生にできると良いね。
でも、さすがにライの引退は胸にぐぐっと来るものがある。
彼女が昔言っていたことで好きなことばがある。
「歳をとってもサッカーのエッセンスがある日常を送る。」みたいな感じのこと。こんな第2の人生が送れることを祈っている。
最後の全日本女子サッカー選手権でビシッと決めて引退して欲しいぞ。

東電選手移籍 第1弾発表

2011-12-02 07:23:51 | 女子サッカー
ベガルタ仙台レディース受け入れ(予定)選手 18名

GK 天野 実咲(26歳)173/62 岐阜県/早大
DF 下小鶴 綾(29歳)168/56 京都府/スペランツァF.C.高槻
DF 田中 景子(25歳)172/62 神奈川県/武蔵丘短大
MF 中村 真実(29歳)161/52 千葉県/YKK AP
FW 伊藤 美菜子(25歳)164/51 神奈川県/日体大
FW 中原 沙央理(23歳)164/56 佐賀県/武蔵丘短大
MF 嘉数 飛鳥(22歳)163/57 沖縄県/武蔵丘短大
MF 今井 さゆり(24歳)164/62 神奈川県/早大
GK 齊藤 彩佳(20歳)175/69 千葉県/常盤木学園高
MF 小野 瞳(23歳)166/52 宮城県/早大
FW 小山 季絵(23歳)167/55 埼玉県/早大

2月上旬に集合・活動開始ということは、東電と遅くとも1月末には退社手続きをしないといけないのか。
まあ世間からの非難はあるだろうが、冬のボーナスと退職金は貰えるだろうから、こういう状況での移籍にしては恵まれている方なのではないだろうか。
チャレンジリーグ上位のレベルと選手個人の1年間のブランクと新しい環境への対応とベガルタ仙台のサッカー、その辺のバランスが上手くいった場合にはなでしこリーグ昇格の芽も出てくるだろうけど、かみ合わないと昇格可能順位に入るのは難しいかもしれないね。
昼間から夜へ、限られた時間数で、といった練習時間の変更はかなり大きいと思う。前所属が東電だったこともあって選手の年齢が全体的に高いしね。まあ、だから残された選手寿命を考えて続けようと思ったのかもしれないけど。
東電のサッカーとベガルタ仙台のサッカーは水と油ほどの違いは感じるけど、ベガルタ仙台のサッカーをするべきなんだろうな。
女子の3バックを見てみたかったんだけど、4バックでベガルタ仙台のスタイルをコピーするんだろうね。

定年退職まで保証された一流企業への就職と思って入社しただろう早大の卒業生が揃って移籍するとは意外だった。
特に小野瞳と小山季絵なんて入社式前に福島から退去だから他の選手達に比べても状況が違うと思う。
まあ原発事故を起した会社の社員(元社員)のライフプランが変わるのはしょうがないかな。被害に遭われている片のことを思えば。
でも、たぶんもうこんなに早大ア式女子のOGがなでしこリーグのクラブに入団することはないだろうということは予想できる。東電だからという部分が大きかったから。なでしこリーグ最後の実業団チームになると思う、おそらく。

それにしても仙台の人の心の広さは凄いと思う。同じことを他の土地の人は真似できないと思う。たぶん新潟でこれだけ大量の東電原発の元社員を受け入れるのは感情的に無理だと思う。
あと7名も予定に入っているようなので雇用も確保できたんだろう。なでしこリーグという舞台を蹴って敢えて下のリーグへ行くのだからそれ相応の待遇は用意されたものと思われる。18人以上の雇用を確保したっていうのはそれにしてもスタッフ大健闘だな。最低でも全ての企業分を合わせて年間1億円くらい給料を支払ってくれるところを探したってことだもんね。このご時世に。
レッズ・ベレーザ・アルビと言ったJリーグのチームが年がら年中ヒーヒー言いながらやってきたことをこの短期間にいとも簡単にやってのけたベガルタ仙台と仙台市民はやはり尊敬に値する。
むしろ今回の集金と就職斡旋のノウハウを他のクラブは伝授してもらいたいくらいだろう。
※個人的にはスポンサーがある程度確保できるのなら、クラブスタッフという形で雇用するのが選手間の労働条件&賃金格差をなくすという面では良いとは思う。たぶん2年後くらいチームを運営してみればわかると思うが。


まだベガルタ仙台及びベガルタ仙台サポーターは気がついていないようだけど、東京電力は会社の性質上あるいは原子力発電所という関係上、日本人、それも思想的に右の家族しか入団できなかったから今回移籍してくる選手はある意味偏りがある。が、これから新たに入団させる選手は左の思想の日本人だって、外国人だって、在日外国人だって入団可能だ。
極端な話、北朝鮮籍の選手だって取ることはできる。
かなり自由度が効くようになった。
(東京電力からINACへの移籍は思想的に限られると思われる。)