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切手収集、果てしなき旅そしてロマンを求めて...

小学校2年生の国語の教科書で挿絵に日本の記念特殊切手が紹介されていました。その魅力に取り付かれて早50年近く...。

地元の奈良西郵便局が初日印指定局になった時の裏話

2017年12月21日 | 消印

 私が利用している近鉄学園前駅は私立の帝塚山学園(幼稚園~大学)があることから駅名を付けた...と云う話が定説になっています。実は調べると、慶応義塾大学の分校が帝塚山の前に設置予定だったとか...。

 近くには大和文華館という博物館があって切手趣味週間の“松浦屏風”も同館に所蔵されています。この時の初日印指定局は当時の奈良郵便局でした。初日印を求めて、奈良郵便局の他に奈良西局を押印した多局印カバーも見掛けますが、それよりも多いのが奈良学園大和局。現在は奈良学園という私立高校がありますが、たまに学校関係の局名として紹介されますが、全く関係ありません。そして、大和文華館の最寄り局でもありません。大和住宅が開発した住宅地で名前の由来はそこにあります。「ならがくえんだいわ」と読みます。区切って読むなら、「なら」「がくえんだいわ」となります。

 上図の文通週間切手も、大和文華館所蔵で奈良西局が初日印指定局となりましたが、局名からあたかも奈良学園大和局が同館の最寄り局あるいは関連局として収集家は押印したのが実情で、この切手発行日に、初日カバー作成業者の為に同局の予備の局名活字を奈良西局に取寄せ、奈良西局内部で、業者に取り計らって押印出来た...と云う話を当時の局員氏から聞きました。

 

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