30.02.07 猿 NO.1793
真偽のほどは解りませんが、猿を生け捕りするのは簡単だといいます。
やっと手が入るほどの細い首をした重い鉄瓶の中に好物の栗の実を入れておく。
そうすると猿がやって来て手を突っ込んでそれを取ろうとする。
ところが、栗をつかんで掌がこぶし状に大きくなると筒から手が抜けなくなります。
栗をあきらめて手放せば手は抜けるので逃げられるのですが、欲が深いのかそういうこ
とが分からないのか、栗を握ったままの状態で逃げられないために人間に簡単に生け捕
りにされるのです。 でも、人間だって猿を笑えない。
両手(能力)いっぱい以上には仕事はできないし、体力にも限界があるのにそういう配
慮をしないで、無限に業績を上げることに挑戦する。
かく言う私も、バブル崩壊の時に思い切って「幻の資産」を手放したから、借金地獄に
陥らなくてなんとか生き延びることができたのですが、同業者の中には、その幻の財産
をいつまでも手放さないで、持ち続けたためにバブル崩壊の津波にのみこまれて首を括
ったり、蒸発してしまった人がたくんいます。
椎名麻佐江氏著の「100万人を大銀行の犯罪」によると、あのバブル崩壊で100万
人が破たんしたとあります。
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