29.02.22 敵 に 塩 No.1443
戦国時代「塩」は貴重品でした。 合戦で相手側の兵士が塩不足に悩んでいるの
を知った武将(武田信玄だったなか?)が戦いは戦いで、苦しんでいる敵に塩を送っ
たという故事が語源の様です。
でも、今時そんなことやっていたら敵にやられてしまいます。
むしろ、敵失を狙って痛いところ・弱いところを責めるのが今風のやり方でしょう。
商売でも、相手が気が付かないでミスするなどがあった場合には、それを注意したり
指摘したりしないで見過ごして、敵失を千載一遇のチャンスととらえて、損害賠償を
するなどということが、街の金融業界などでは常識になっているという。
というよりも、金融界自体高齢者など判断力が低下した人を対象に、わけのわからな
い金融商品を「絶対安全」などと「ウソ」言って売りつけ、損失が出た時にきちんと
説明したなどと言って責任回避をする時代になっています。
知らないほうが馬鹿で、だまされる方が愚か者とうそぶき、敵に塩を送るどころか、
貴重な塩を略奪しようとする時代です。
*漫画「カバチタレ!」全20巻購読中です。 漫画なれど法律問題をテーマにして
いて参考になり、以前の「なにわ金融道」の再来を感じます。