山本あけみ「緑ゆたかな環境を子どもたちへ」

建築士や生活者として、都市計画・公共施設マネジメント・地球温暖化対策・SDGsなど、独自の視点で日々発信

阪神淡路大震災から27年、鎮魂の一日が始まりました。

2022-01-17 | 活動日誌
鎮魂の一日が始まりました。

何年経っても、家族や大切な人を失った悲しみは消えないのだと言う事を、ニュースが教えてくれます。

少しでも癒しがあるよう、願うばかりです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/56b28d40ba554b41154bc254505389adcbb4b7c1

 

あの時、私は30歳になる直前で、
インテリアコーディネーターの仕事に追われている頃でした。

 

燃え盛る炎の映像と高速道路までもが倒壊し、
あまりの事の大きさに息を飲みました。

 

当時、仕事をしていたハウスメーカーでは当該地域で引き渡しをした
建物の全数調査をして、結果をまとめましたが、
主に、古い従来工法での住宅の倒壊が大きかった事から、
ハウスメーカーの被害の少なさを大々的に公表することで、
従来工法は危ないという誤った認識が広まることを避けるため、
業界では、公表しない事を申し合わせたと記憶しています。

 

全数調査をの結果では、全壊ゼロ、半壊は地下に活断層が走っていた建物と、
社内ルールを曲げて設計したため、特定の耐力壁に負荷がかかり壊れた2棟のみでした。

そこに住んでいた人の安全はもちろん、地域の避難所として活用されたと聞きます。

建物の安全性が命を守ることを肝に銘じた出来事でした。

「阪神・淡路大震災2×4住宅3,568棟の記録」

http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/jsp/ja/DetailView.jsp?LANG=JA&METAID=00094313

 

この経験は、後の区議としての提言に大きく影響を及ぼしているといつも思います。

 

その後、建築基準法の改正は行われ、
1995年の阪神淡路大震災を経て2000年の改正、
2004年の新潟中越地震を経て2005年にも改正
と繰り返されていますが、
建物の耐震及び耐火のみで人々の大切な命を守れるのか、疑問があります。

 

私は加えて、
・地域を主体とした「地域防災力の向上」
・まちづくりにも全体に反映をしていく必要があると考え、
木造密集地域の「地区計画」による防災力向上、
そして、
・被災後の再建を想定した「事前復興」計画の策定
を杉並区へ提言しています。

 

ご参考までに、以下の取り組みをご覧いただけましたら幸いです。

 

(参考)
「地域防災力向上」
山本あけみ区議会一般質問→
平成25年第3回定例会一般質問
http://suginami.gijiroku.com/voices/voices/cgi/voiweb.exe?ACT=200&KENSAKU=0&SORT=0&KTYP=0,1,2,3&KGTP=1&FYY=2013&TYY=2013&TITL_SUBT=%95%BD%90%AC%82Q%82T%94N%91%E6%82R%89%F1%92%E8%97%E1%89%EF%81%7C09%8C%8E09%93%FA-14%8D%86&KGNO=975&FINO=1382&UNID=K_H25090900141

 

「地区計画について」
山本あけみブログ→令和3年第3定例会ご報告
https://blog.goo.ne.jp/akemiyamamoto/e/c0e7c12b56266976d7e69231cac5f715

 

「事前復興」
山本あけみ区議会一般質問→
平成28年第2回定例会一般質問
動画 → http://suginami.gijiroku.com/voices/g07_Video_View.asp?SrchID=4114
会議録 → http://suginami.gijiroku.com/voices/voices/cgi/voiweb.exe?ACT=200&KENSAKU=0&SORT=0&KTYP=0,1,2,3&KGTP=1&FYY=2016&TYY=2016&TITL_SUBT=%95%BD%90%AC%82Q%82W%94N%91%E6%82Q%89%F1%92%E8%97%E1%89%EF%81%7C05%8C%8E31%93%FA-11%8D%86&KGNO=1184&FINO=1717&UNID=K_H28053100111

 

皆様の地域でも、取り組みを進めて行きたいと思われたら、是非、お声がけをくださいませ。

資料を持って伺います!

 

以上

 

 


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