山本あけみ「緑ゆたかな環境を子どもたちへ」

建築士や生活者として、都市計画・公共施設マネジメント・地球温暖化対策・SDGsなど、独自の視点で日々発信

核兵器禁止条約に署名・批准を求めて

2020-11-20 | 活動日誌

私は東京生まれの東京育ちで、高度成長期に大規模な団地で育ちました。

敗戦後20年経って、東京オリンピック開催に浮かれている時代に生まれ、高速道路や新宿の高層ビル群が出来上がっていく様を見ながら、小さいながらスケールの大きさに驚いていた記憶があります。

小学校低学年のころには、団地の中で傷痍軍人の方が、まるで戦時中の様ないで立ちで物乞いをしている姿の記憶もあります。

 

杉並区議となり、区内にお住いの広島・長崎の被爆者の方々にお話を伺う機会があるまで、日本に原爆を落とされた終戦は遥か昔の出来事だと考えていました。

大変辛い記憶でありながらも、平和を望む私たちにとっては貴重なお話を、聞くだけでは無く、継承して行けないかと考えるようになりました。その後、仲間とICANのノーベル平和賞の授賞式のサーロー節子さんのスピーチを、朗読&パフォーマンスでお伝えする活動を始めて4年目となります。

そのスピーチの中で、「私たちの希望は核兵器禁止条約です。」という一節があります。その条約が発効に必要な50か国の批准を達成し、2021年1月22日に発行が確定をしたことは、本当に嬉しい。奇しくも発行は私の誕生日と重なります。

しかしながら、日本は署名の予定が無い事は、世界で唯一の戦争被爆国として、情けなく、悔しいです。

先日の令和2年第4定例会の一般質問のSDGsに関する質疑に、以下を加えました。

 

◆SDGsゴール16、平和と公正をすべての人にに関して◆

平和と公正は全ての基礎となります。

 先般、核兵器禁止条約発効の要件が50の国と地域の批准により達成されました。

日本は唯一の戦争被爆国として核兵器廃絶を訴える一方、

「核軍縮は核保有国とともに段階的に進めるべきだ」という立場を取っており、

大変歯がゆい思いです。

杉並区平和都市宣言を掲げる当区から、

日本政府の禁止条約への参加を求めて行かれるよう、要望を致します。

 

以上

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿