山本あけみ「緑ゆたかな環境を子どもたちへ」

建築士や生活者として、都市計画・公共施設マネジメント・地球温暖化対策・SDGsなど、独自の視点で日々発信

神奈川県相模原市の保育園と高齢者施設を視察してきました。

2012-07-20 | 活動日誌

昨日は神奈川県相模原市にある、

社会福祉法人東の会が運営する西橋本みたけ保育園と

特別養護老人ホーム・ショートステイ・デイサービスセンター・特定ケアハウス・居宅介護支援センターの

複合施設である「みたけ」を視察させていただきました。

 

東の会は平成25年7月に杉並区上高井戸に新設される

<保育園&グループホーム&小規模多機能型居宅介護施設>の複合施設の事業主で、

これから工事が着工される段階です。

 

小規模多機能型居宅介護施設は、主に認知症高齢者が今までの人間関係や生活環境をできるだけ維持できるよう、

通いを中心に訪問、泊まりの3つのサービス形態が1つとなり、

24時間切れ目なく1つの事業者でサービス提供ができるのが大きな特徴で、

いつも顔なじみの職員がケアを行えること、

少人数登録制で家庭的な雰囲気の中で高齢者が楽しく過ごすことができること、

また月額定額制のため、利用者は介護保険利用限度額の調整の必要がなく、

介護度がたとえ重度になっても、

住みなれた自宅での生活を可能にしています。

 

私はこの推進活動をしているのですが、

上高井戸は複合ということで事業者が現れるか心配をしていましたが、

東の会さんに決まり、先日説明会も開催され、

無事に建物の設計が進んでいるようで、 ほっとしています。

 

視察をした相模原の施設の利用者の高齢者の方々は穏やかな表情で過ごしていらっしゃいました。

これは、スタッフの皆様の配慮が行き届いている証拠だと思います。

また、施設内の清掃が行き届き、お一人お一人が大切にされていると感じました。

 

杉並区内でも上高井戸で新たな取り組みである世代間交流が出来る施設としての

成功を祈りつつ、安心して来年の完成を心待ちにすることが出来ます。

 

視察とは現場を見ること、言葉ではつくろいようの無い現実を見てくることが出来るので、

機会をつくり、これからも出来るだけ様々な現場を見て来ようと考えています。