式守伊之助親方お勧めの１０冊

　大相撲の行司・式守伊之助親方が選んだ１０冊の本に拙著『本能寺の変　４３１年目の真実』（文芸社文庫）が選ばれました。ありがとうございます。
　選ばれた１０冊とその寸評は次の通りです。
●五味太郎『きんぎょがにげた』
　我が家の長男が一歳半頃、母親の一読で暗唱読書に目覚めた一冊。
●桂米朝『米朝・上岡が語る昭和上方漫才』
　懐かしく可笑しく悲しいホンモノ漫才師の総ざらえ。
●萩本欽一『ダメなときほど運はたまる』
　禍福はあざなえる縄。良いと時は油断なく、悪いときは腐らずに。
●北村薫『こわい部屋　謎のギャラリー』
　いや怖い、とにかく怖い。『七階』は真綿で首を絞められるようなジレンマと絶望。
●鯨統一郎『邪馬台国はどこですか？』
　邪馬台国、釈迦やキリスト。謎はすべて解決？ いや、はめられました。
●明智憲三郎『本能寺の変　４３１年目の真実』
　権謀術数、世の習い。
●尾嶋義之『志村正順のラジオデイズ』
　名アナウンサーを通して見た昭和世相と相撲、野球放送秘話。
●３６代木村庄之助『大相撲行司さんのちょっといい話』
　相撲字の名手、私の先輩庄之助親方が相撲界や行司修行その必須科目相撲文字について教えてくれます。
●鶴川健吉『すなまわり』
　皆、悩んで大きくなります。元行司の私小説。取り組み中、力士の四股名を忘れた筆者に共感。
●若林純『寺社の装飾彫刻』
　だんじりの何が好き？見る、引く、鳴り物。私は彫り物。彫り物好きには見ても見飽きぬ日暮らしの写真集。
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