おうどうもん(Oudoumon People of Hakata)

福岡周辺における祭りや四季の移ろいを・・・・・・

2016 柳坂曽根のハゼ並木 2 (耳納連山の麓に色とりどりの葉色が)《久留米市山本町豊田》

2016年12月03日 07時00分32秒 | 日記

 

「わが国は 筑紫の国や 白日別 母います国 櫨多き国」と、久留米がうんだ画家青木繁が詠んだ。

それほど、この地域はハゼが特産品だった。

今でこそロウソク等はパラフィン等の化学製品で占められているが、ひと昔まではハゼノキから木蝋をとっていた。

このためこの地方では、多くのハゼの木が植えられていた。

今でも木蝋が採取されているかどうかはわからないが、秋になると綺麗に色づき多くの人の目を楽しませてくれる。

ここにハゼノキを植えた人は、そんなことは露ほどにも思っていなかったに違いない。

物だけは豊かな時代にはなっている。