動物園に行っても奥まったところにあるサル山を訪れることはあまりない。
それでも冬の間は、猿団子目当てに動物園に足を向ければ寄ることがある。
そもそも、冬の間に動物園に来ることはあまりない。
どうせ行っても獣舎の動物も動きが悪いだろうと思うことと、併設されている植物園の花が咲いていないからだ。
この日は、冬にしては日差しがあり、サル山の猿たちもフットワークがろらやかだった。
コンクリート製の擬木の上で親子連れなのか、子ザルを世話をしている母ザルの後ろから
甲斐性のなさそうなオス猿らしきのが、くっついて暖をとっている。
かいがいしく子ザルの世話をする母ザル、お互いに見つめあう姿は微笑ましい。
オス猿も甲斐性がないわけではなく、ガードし見守っているのだろうから勝手に決めつけては申し訳ない。
毛並みが輝くように逆光で撮ってみた。
早春のお日様の光が、ほのぼのとしたサル家族を守っている。
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