あかない日記

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信州紀行 別所温泉3 前山寺

2018-09-26 | 国内・長野

 

 石段上の薬医門

 

生島足島神社から南西へ 
独鈷山(どっこさん・1266m)の麓にある
古刹「前山寺(ぜんさんじ)」へ

因みに「独鈷」とは、密教の祈祷用具(金属製または象牙製)で、
握りの両端に鋭利な突起などの金属製の飾りがある。


812(弘仁30分)年 弘法大師空海が
護摩修行の霊場として開創したといわれている。


当初は法相宗と三論宗を兼ねていましたが、
鎌倉時代の1331年善通寺から長秀上人が訪れ

現在の地に移し規模を拡大させたという。

後に貞享年間(1684年~1687年)に鶏足寺を離れ、
京都・智積院の末となり教学の殿堂であったそうで
40数ヶ寺の末寺をもち、
塩田城の鬼門に位置しており
その祈祷寺として武将の信仰も厚かったそうだ。


 

本堂

真言宗智山派の寺で 山号は獨股山又は独鈷山 本尊は大日如来。

本堂は、間口十間、奥行八間の木造萱葺 

唐様屋根の重厚感ある「そり」が何とも言えなく
 刈り込んで仕上げた軒には 

火災から家屋を守る「水」厄よけ文字が見える。

 山裾を利用した山水庭園は 季節のうつろいとともに
花々が咲き「花の寺」とも呼ばれ

毎年 5月に咲く藤は有名。

また 香り高い鬼ぐるみで作ったタレでいただく
「くるみおはぎ」のお接待があり 人気とのこと。
(期間は 春の彼岸頃~11月末日)


本堂内

 

 


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