あかない日記

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ポルトガル紀行41世 ポルト11 ドウロ川と橋

2019-05-17 | ポルトガル紀行

 

 

 

 
 大西洋に流入するドウロ川には 河口(左)から

   ①アラビタ橋
   ②ドン・ルイス1世橋
   ③インファンテ橋
   ④ドナ・マリア・ピア橋
   ⑤サン・ジョアン橋
   ⑥フレイショ橋 
  の6本の橋が架かる。

 

  50分でこの6橋を巡る
  ドウロ川クルーズを利用すると 
  川岸の風景や個性的な橋を見ることができる。

  しかし それが叶わなかったので
  川岸から見てみよう。

 

                       

 

  大西洋から3kmもあるが
  最も河口に近い ①アラビタ橋(1963年完成)

  アーチ構造 長さ493m 水面からは70mもある。
  ドン・ルイス1世橋の迂回として
  自動車専用の橋になっており E10号線でもある。

 

 

  リベイラ側から見る 巨大アーチの
  ②ドン・ルイス1世橋(1886年建造)

  高架橋技師エッフェルの弟子により
  建設された 二重構造の橋で

  上層は メトロ路線と歩行者道路に
  下層は車道と歩道になっている。

  川岸にはクルーズ船の発着場所もある。

 

 

  航海王子の名がついた ③インファン橋

  ドン・ルイス1世橋の上層をメトロが
  走ることになり 自動車専用に架けられた。

  ドウロ川に架かる橋の中で最も美しいいとも。

 

      インファン橋からドン・ルイス1世橋を望む

 

 

  ④ドナ・マリア・ピア橋(1877年・鉄道橋)

  手前白い橋脚は ⑤サン・ジョアン橋


  老朽化により 鉄道橋として114年の役目を終え
  一つ上流の ⑤サン・ジョアン橋に譲っている。
  現在は その美しさから モニュメントとして
  残されている。

 

         TV番組「世界水紀行」から

 

 

  ⑤サン・ジョアン橋(1991年完成) 現役の鉄道橋

  他の橋と違ってアーチ構造ではなく
  鉄筋コンクリートの列柱構造になっている。

  一つ下流の「ヂナ・マリア・ピア橋」
  (1877年・鉄道橋)の保存のため造られている。

 

  写真はないが 最上流に架かる
  ⑥フレイショ橋(1995年)は

  アラビダ橋 ドン・ルイス橋の交通量を
  減らすために架けられた。

 

   ここで「ドウロ川」の概略

   スペイン北部を水源としポルトガルに
   入りポルトから大西洋に注ぐ。

   スペインにおいては「ドゥエロ川」と呼ばれ
   全長897km。

   川の名は レコンキスタの途上において
   アストゥリアス王国などが

   この川より向こう側の“未征服の
   ”イスラム勢力の領域のことを

   「エストレマ・ドゥーラ(ドウロ川の向こう側)」と
   呼んだことが語源となったという。

 

 


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