(日本経済新聞 2003/9/13)
当方が散歩したころの犀川
3月26日は
小説家 室生犀星(1889-1962)が
亡くなった犀星忌。 享年72。
本名は 室生 照道
石川県金沢市生まれ
大正-昭和時代の詩人・小説家。
芸術院会員。別号に「魚眠洞」。
逆境の幼少期をへて
詩人をこころざす。
大正2年 北原白秋の主宰誌に
「小景異情」を投稿し
生涯の友萩原朔太郎と知りあった。
7年「抒情小曲集」を刊行。
30歳代から小説に転じた。
代表作に
「あにいもうと」
「杏つ子」(昭和33年読売文学賞)
「かげろふの日記遺文」
(34年野間文芸賞)がある。
名言に「ふるさとは
遠きにありて思ふもの」
(小景異情)がある。
(参照:文芸春秋「現代日本文学館」)