普通のオフイスと思えるような建物だが
看板に病院の表示がある。
インドの病院は主に
・富裕層向けの私立病院
・中間層や準富裕層を対象とした私立病院
・貧困層を中心に利用される公的医療機関
の三種に 大別されるという。
また 国民皆医療保険制度はないが
貧困層への医療を行う公的医療機関では
薬剤費を除いた診療費が無料である。
インドの各都市には
英国の植民地時代に設立した病院が多くあるが
人口との比ではまったく不足しているのが実態。
インド政府は 病院医療の民間進出を奨励し
土地や水や電気を安価に提供する代わりに
30%の入院枠と 40%の外来・診断サービスを
貧困層に無料で提供する条件を付して認可している。
しかし 民間病院は都市に偏り
都市と農村地域のベッドの比は 4対1という。
加えて インドの全人口の70%は農村地域であるので
更に農村地域の医療は都市に比べ
その格差は 多きものになっているという。
日本も同じですね。