あかない日記

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インド紀行 109 インドの医療

2016-02-21 | インド紀行

 

 

普通のオフイスと思えるような建物だが
 看板に病院の表示がある。

インドの病院は主に 
・富裕層向けの私立病院
・中間層や準富裕層を対象とした私立病院
・貧困層を中心に利用される公的医療機関 
の三種に 大別されるという。

また 国民皆医療保険制度はないが 
貧困層への医療を行う公的医療機関では
薬剤費を除いた診療費が無料である。

 インドの各都市には
英国の植民地時代に設立した病院が多くあるが

人口との比ではまったく不足しているのが実態。

インド政府は 病院医療の民間進出を奨励し

土地や水や電気を安価に提供する代わりに
30%の入院枠と 40%の外来・診断サービスを
貧困層に無料で提供する条件を付して認可している。
しかし 民間病院は都市に偏り 
都市と農村地域のベッドの比は 4対1という。

加えて インドの全人口の70%は農村地域であるので
更に農村地域の医療は都市に比べ
その格差は 多きものになっているという。
日本も同じですね。