再び 公路11号線に戻り 北上する。
沖合いに 王冠のような「緑島」が見える。
台東市から33.34㎞離れて 面積は16km2 台湾で4番目に大きく
人口約2000人 自然豊かな観光地として人気のある島。
かつては 火山の噴火によって出来た島で
焼け焦げた残骸のように見えたため「火燒島」と呼ばれていた。
100年ほど前に島で鹿を飼いはじめる家が出てきたことから
「鹿島(ludao)」と呼ばれ、それが同じ発音の
「緑島(ludao)」に転じたと言われている。
現在は 年間20万人が訪れる リゾートとして人気を呼んでいるが
過去に 流刑地として使われていた時代があり
1911年に当時の台湾を統治していた日本政府が
監獄を建てたのがはじまりで
戦後には 228事件の政治犯や反政府運動の
活動家を収容する施設があった。
現在は 跡地に人権記念公園となっている。
今 日本でも小笠原村の西之島に
新しい島ができそうだが・・・・