写真の建物は「台湾銀行高雄分行」
中央部の屋根部分は 東京の九段会館を思わせる。
台湾銀行は 日本統治下では台湾の中央発券銀行として
1899(明32)年に開業し 日本の台湾支配
中国・東南アジアへの資本輸出に重要な役割を果たした。
1945(昭20)年に閉鎖になったが 1946年商業銀行として設立した。
当初は国営ではなく台湾省営だったが
1998年の組織改革により 中華民国財政部全額出資の国営銀行となった。
では ここで 台湾のお金の話題に
通常は「元」の単位を用いているが 通貨の表示は「圓」。
1・5・10・50元の4コインと 100・500・1000元の3紙幣が 流通している。
因みに 1000元紙幣は子供の図柄になっているのは珍しい。
また 0.5元・20元のコインや 2002年に発行された200元・2000元の紙幣は
日本の2000円札(2000年)と同じように流通量が少ないとか。
なお 日本円との両替は 1元=3円と概算すればよい。
ついでながら 日本のテレビで 銀行を舞台としたドラマ
「半沢直樹」が反響を呼んだが
台湾のテレビでも「半沢直樹王牌銀行員」として放映された。
名ゼリフの “倍返し”→“加倍奉還”
“百倍返し”→“百倍奉還” と訳されているとか。