「網走駅」は
かつては 湧網線も分岐していたが
1987(昭和62)年3月廃止された。
駅名の看板が 横書き表示が多い中 "縦書き"となっているが
「旧国鉄時代には 網走刑務所で刑を終えた元受刑者の
ほとんどが この網走駅から列車に乗車して故郷等へ向かって
行きました。その網走の町を去る際”この縦書き看板のように
横道にそれることなく まっすぐに歩んで生きていって欲しい。”
との願いが込められている。」
と赤レンガ塀のプレートに書いてあった。
映画「網走番外地」(1965年)「黄色いハンカチ」(1977年)でも
主人公(高倉健)が 網走駅の場面に登場している。
また 寅さんシリーズ第11作「寅次郎忘れな草」(1979年)
ふうてんの寅さんが たどり着いたのは初夏の網走
ドサ回りの歌手リリー (浅岡ルリ子)と初めて出会う。
この後の「相合傘」(15作)「ハイビスカスの花」(25作)
「紅の花」(48作)に全4作 リリーが登場することになる作品。
写真左端には「モヨロ人漁猟の像」がある。
「6~9世紀頃 サハリンなどの先方からオホーツク沿岸に渡来
してきた「オホーツク文化」の人々と 網走市モヨロ貝塚は
その代表的な集落跡になっている。
彼らはクジラ トドやアザラシなどを主な生活の糧とする
古代の優れた海洋狩猟民族でした。 」
* ”モヨロ貝塚”は 市内の理髪師 米村喜男衛氏が
1913(大正2)年に発見している。
網走市は 北海道の北東部における交通・文化・商業の
中核都市となっている。
市名は、アイヌ語の「ア・パ・シリ」(我らが見つけた土地という意味)
または「アパ・シリ」(入口の地という意味) 「チバ・シリ」(幣場の
ある島という意味)など諸説がある。