日記塊~77と97に関する幾つかの考察~

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2014J1昇格プレーオフ ジェフ千葉vsモンテディオ山形 4(完)

2014-12-12 15:11:04 | 野球以外のイベント
間も無くキックオフ。
両チームともビッグフラッグが出てました。



山形側は旗で盛り上げ。



このとき感じたこと。
思ったよりは映えてないなあ、という印象。
本数も振りっぷりも圧倒されるくらいなのですが、
皆さんがっつり青を着込んでいるので、
本数の割には旗が映えていない気がするのです。
特に市販サイズだと視認するのもパッと見では厳しい。
サイズの問題もあるのだろうけど、白地に青のエンブレムの旗が最も映えていたなあ。
これは千葉もしかり、というか自分の位置的により顕著で、
緑や赤といったサブカラーが入ってないと見辛い。

同色の服に同色の旗では本数程には映えにくい。
当然だし理解もしていたのですが、客観視してその事実を確認すると考えるなあ。
旗をメインに考えるか服をメインにかで変わりますけども。

両チームの応援が良い悪いの話ではないですよ念の為。
旗の波はそれでも圧倒的だし双方の声は地響きのよう。
それにしても山形の旗は何かに似ているな。
あ、ミルキーウェイ。

さて、今更ですが当方サッカー素人。
ルールは大体わかるし楽しめもするんですが、
戦術はサッパリだし試合の展開を読むなんてとてもとても。
よって、あげる歓声はただただ反射的なものに。

「わー!」「ぎゃー!」「危ない!」「惜しい!」

ファミコンやり慣れてない女子の如し。

そんな自分にもわかるのが、先制点がものすごーく重要だということ。
前半終了が見えてきた時間帯に、その先制点を山形が奪取。
山形側狂喜乱舞。でかい。でかいぞこれは。
そのまま前半終了。

俄然山形有利とはいえ、アドバンテージで引き分けでもいい千葉。
後半追いついた瞬間に立場が逆転します。
攻めるのか山形。それとも守るのか山形。
ハーフタイム中8と興奮の面持ちで語り合う。

そして運命の後半。
もちろん攻めに行く千葉。
しかし素人目にも攻め切れていないような...。
一方山形も守りつつトドメの1点を狙っていきます。
後半も中盤を過ぎた頃(日本語が変)、千葉が選手を入れ替えた瞬間決定機が続く。
山形必死の守り。

「ぅわー!」「んぎゃー!」「ダメぇ!」「ひぎぃ!」

自分の叫びも興奮でアウトな方向へ。

チャントを叫び続ける両ゴール裏。
歓声と悲鳴が交錯するメイン・バックスタンド。
凌ぎ合う両チーム。
そしてついに終了のホイッスルが鳴り響く。
モンテディオ山形、J1昇格!

山形再び狂喜乱舞。
疲れ果てたイレブンはへたれこみながら拳を突き上げる。

歓喜の渦の中、ジェフ側のゴール裏に目をやる。
茫然自失。立ち尽くす。
そんな言葉が相応しい光景。
悲しい姿だけれど、美しいと思ってしまった。
ただひたすら愛するチームの勝利を願い信じ続けていたから生み出せる光景だ。



そんな光景をバックに、山形が選手サポーターで喜びを分かち合う。



もちろんこちらも美しい。
ぼんやりと歓喜の輪を眺めていると、8がぽつりとひと言。
「日本シリーズ行きてえなあ」。
おっしゃる通り。
傍観者より当事者のほうが絶対楽しい。

職場にジェフサポーターの先輩がいる。
今日はもちろんスタジアムに来ている。
今日の試合の話を職場の同僚の女性としていたら、
「先輩が一喜一憂する姿が想像できないですね」と言った。
俺も野球のときは同じだよ、と応えたら、
「もっと想像できない」と苦笑していた。

多分自分はかなり幸せな人間なのだと思う。
一喜一憂できるものがある。
まるで当事者のように勘違いできる頭がある。
そういうものに出逢えない人がいることを考えたら、凄く凄く恵まれている。

来春もめいいっぱい勘違いしよう。
勘違いでも当事者でいられるのは幸せだ。

「こりゃあ年中行事だね」と8。
2000円でこれだけ楽しめて考えられるのは悪くない。
観客数35000人。
皆が創り出した空気のおかげで楽しむことができた。
両チーム選手サポーターに感謝。

ゴール裏の先輩に挨拶するのはやめた。
傍観者があの光景に混ざるのは美しくないと思ったから。

マフラーを締め直し、ピッチに背を向ける。
山形の歓喜の歌が飛田給の夜空に響いていた。

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1 コメント

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Unknown (8)
2014-12-11 14:45:04
色のこととかもいろいろ考えたけど、
そもそもゴール裏を外野と仮定したときに、
ライオンズがあれだけのキャパを埋めれるのかどうか。結構なキャパやで味スタゴール裏。
片田舎の山形だけど、あの動員数見たときに震えたね。
一喜一憂もそうだけど、地元愛ってもっと羨ましい

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