日記塊~77と97に関する幾つかの考察~

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1.4に行ってきた

2013-01-04 21:23:26 | 野球以外のイベント
※以下の記事は新日本プロレス1.4東京ドーム大会の結果を載せています。





シフトの兼ね合いで2日から与えられた3連休。
実家でまったりして友人と呑んで2日間消化して、
ラスト1日は東京ドームで新日本プロレス観戦に行きました。

自分はPRIDE直撃世代。
すなわちプロレス急降下直撃世代。
総合の波に完全に飲み込まれて、
ビジョンがブレまくった時代を見てきました。

そんなどん底を経て、新日本プロレスは最近盛り返してきている。らしい。
久しぶりに、見てみるかなあ。
それくらいのテンションでチケットを購入しました。

スタンド2階B席、3000円。

リングからはかなり遠いけれど、俯瞰で見るにはちょうどいい。

15時半前に家を出て、後楽園に着いたのは16時過ぎ。
池袋に30分足らずで着けるのはやっぱり便利。
西武ドームも近いし、馬鹿騒ぎする若者の街でもない。
ライオンズファンには持ってこいの街。
皆で住もう秋津駅。
秋津ライオンズタウン化推進委員会からのお知らせでした。


そういえば、東京ドームに入ること自体久しぶりかも。
オリックス主催試合で行ったのが最後だから、1年半ぶりでしょうか。
手荷物チェックを受けて入場。
ゲーフラも旗もないとこんなにもスムーズなのか。



開始前というのにアリーナはギチギチ。
1F2Fともに開放してるスタンド席はだいたい西武ドームでいう
内野指定あたりまでなのですが、そこもギチギチ。
何よりマットの広告の多さよ。
本当に盛り返してきているみたい。
いい会社が手を挙げてくれてよかったね。
暗黒時代もついてきたファンの皆様も感慨深いだろうなあ。

入場したところでダークマッチ第1試合開始。
ダークマッチ2試合目にはライガータイガーがいるんだから、
時代はどんどん動いていくんだなあと実感。
怒りの獣神でスタンド沸騰。

さて、1.4の生観戦はドラゴンストップがあった2001年以来。
当時は全選手が出てきて、藤波社長が新年の挨拶とかしてたなあ。
何言ってるかはもちろんわかりませんでした。
T2000は後から別に出てきたりね。
そういうのは無くなってました。
テレ朝アナ陣でカウントダウンをした後、
シンプルに各試合の紹介をして、開幕。
AKBの人がゲストで来てたけど、誰かわからず。


第一試合は8人タッグマッチ。
CHAOS側にいじめられているアナと、
それを身を挺して守っている中西…という構図。らしい。
中西組の入場時にはそのアナが一緒に実況しながら入場。
場内用マイクを使っているのでその実況も会場に響きます。おお斬新。
ちなみに曙とサップが緊急参戦。
急過ぎておいおい、と思ったけど、やっぱあのガタイはドームでも映える。
試合は中西がアルゼンチンで勝利。復帰後初勝利だそうな。

第二、第三試合とシングル・タッグの選手権試合があり
(NAVER無差別級ってのがようわからん)、

第四試合は永田裕志vs鈴木みのる。
新日自ら「鉄板」と謳うこのカードは、
まず中村あゆみの生歌でスタンド熱く沸騰。
盛り上がりすぎて普通に入場しただけの永田さんが可哀想。
試合は確かに鉄板。お互い十八番を出し合ったいい試合。もちろん白目も。

第五試合が始まる前に、トイレのために中座。そしたらトイレが長蛇の列。
第五試合はIWGPジュニアの3WAY方式選手権試合。その次は武藤・大谷vs天コジ。
むー、武藤の前を前にしてしまっては、ジュニアではたとえタイトルマッチでもトイレタイムか。
少ししんみりしながら席に戻って、既に始まっていた試合に目をやる。

面白いじゃん!

プロレス玄人には程遠いので、細かい技術描写などできはしないけど、
飛んだり跳ねたりのオンパレード。
ええ、そんなんアリ?な技の応酬。しかも3WAYだから矢継ぎ早。

カードを見直してみると、今回純粋なジュニアの試合はこのひとつだけ。
意地を見ましたね。お見事でした。
コスチュームがスーツってのも斬新ですね。

第五試合終わりで15分間休憩。
ここで一斉にコンコースへ人がなだれ込んでいく。
ああ、さっきはこの混雑が嫌で先に行った人たちが列をなしてたのか。
そりゃそうだ。あんな見ごたえある試合がトイレタイムになるわきゃない。
休憩中にはヴァンガードのCM流しまくり。
つうか、CMにハンセン出てるじゃん。

第六試合、武藤・大谷vs天コジ。
本来は橋本大地が出場予定も、骨折で大谷に変更。
もともと今回チケットを買うに至った目的のひとつだったので、
発表当初はかなりげんなりしていた。
さて、完全にカードのコンセプトを見失った状態で、何を見せてくれるかな。
そんな偉そうな見方でふんぞり返っていたら、やられました。

まずはいきなりリングアナが田中ケロさんに。
爆勝宣言が鳴り響き、大地から鉢巻を受け取って大谷が入場。
さらに、武藤はHOLD OUTで入場。俺沸騰。
試合内容も濃かった。
大谷は袈裟切りチョップや水面蹴りなどの橋本テイストを混ぜつつ、
武藤はムーンサルトを除きいつものフルコースSTF添え。
安定したプロレスでした。落ち着いて見れるというか。

第七試合は真壁vs柴田。
昔の橋本vs小川の前にやる飯塚vs村上的な。
ここで柴田勝たせなかったねえ。
次のカードを考えると勝たせてもよかったような。

ダブルメインの第八試合、中邑vs桜庭。
正直今回は第六試合とこのカードを目当てに買ったようなもの。

総合が爆発し、プロレスが飲みこまれたあの時代。

総合で勝つことでプロレスを守ってきた男と、
プロレスをすることでプロレスを守ってきた男。

総合ブームの波を創り出した男と、
総合ブームに振り回された男。

このふたり、一体どんなプロレスをするんだろう?
噛み合うのだろうか。水と油なのだろうか。

結果、噛み合いまくり。見事な化学反応でした。
格闘技風プロレスだったんですが、客の反応がやばかった。
この手のプロレスに辟易していた人たちのはずなんですが。
それでも受け入れられた。最後ゴング聞こえませんでした。歓声で。
スタンド熱く沸騰でしたよ。

この二人だからできたんだろうな。
プロレスも総合もできる男同士。

こういう試合ができるメンツがたくさんいれば、
今の時代でもこのスタイルは受け入れられるんでしょうが、
今はこの二人くらいしかいないだろうなー。

あと、大会場のSPEED TK-REMIXはやっぱ鳥肌。
牧田のおかげでシーズン中週一で聴けてますけど、
やっぱり桜庭が入場してきてこその名曲ですね。
イントロから流さなきゃ。あそこでぞくっとするんだから。

ちなみにこの試合の立会人としてCMに出てたハンセン入場。
入場シーンに見どころありすぎでおなかいっぱい。

第九試合。棚橋vsオカダ。
盛り上がった。けど、第八試合が凄かったからな。
あと、オカダ勝利を希望してたせいもあるかな。
お互い出しきってました。骨太でした。
試合前の大会テーマ(?)生演奏はいらない。


今回久しぶりに足を運んで強く感じたのは、観客の熱。

皆が皆、楽しもう、としてるんですよね。
リアクション大きいし、凄い技には声を上げるし、拍手する。
その反応の良さが、選手を乗せていた気がします。
もちろん、反応する気になるほどの技術があっての話なんですけど。

菊タローというプロレスラーの方が、
「皆さんも参加しに来てるんですよ!思い切り選手盛り上げてください!」
というマイクパフォーマンスをよくしています。
(ツイッターで「いいなあこれ」と呟いたら、
 「Perfumeがライブでよく言ってるのを『その通りだ』と思って拝借したんですよー」
 とリプライがきました。ご本人から)
ああ、こういうことか、とわかったような気がします。

盛り上がれば、プレーもよくなって、自分も楽しい。
いいことづくめじゃありませんか。

でも、馬鹿騒ぎじゃ駄目なんだよなあ。
今日のお客さんは、すごく盛り上がりどころをわかっていた気がする。


スタンド2階B席、3000円。


授業料にしちゃ安すぎたかな。

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2 コメント

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Unknown (さろらく。)
2013-01-05 01:53:25
写メ見ると多分かなり近い席(笑)。
毎年これだけは欠かさないけど、1年ですっかり雰囲気変わってた。新日ブーム来てる感満載。席絞ってるってのもあるけど、アリーナとか2階席もキッチリ埋まってる。何より今の新日ファン素直だわ。完全にファン層が入れ替わってると思う。団体が打ち出してる路線シナリオを素直に肯定して楽しんでる。

そう言う意味では今の西武ドに似てるし、アメプロのファンにも似てきた。あと新規ファンが多いので、昔のレスラーとかシナリオと勝負しなくて良いのは団体として楽そう。昔は良かった厨が、棚橋路線について行けなくて離れたのが逆に良かったんだと思う。

プロレスはやはり勢いあるところが正義なので、黄金期のノアが「負ける展開」を絶対に受け入れなかったのとは逆に、今新日に上がる総格系レスラーは、善戦しても新日レスラーには勝てないシナリオを受け入れるしかない感じ。総格じゃ食えないんだから仕方ないけどね。

今日のベストバウトは、やはり中邑対桜庭。桜庭の雰囲気ガチ感が素晴らしい。自分のテクニックは存分に出しつつも、決められるところで絶対に決めずに、中邑に逃げる余地を残してる。善戦し時間が来たら結果、ボマイエで負ける辺り、完璧なプロレスラーとしての仕事。素晴らしい。
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Re:Unknown (9)
2013-01-07 15:12:09
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い申し上げます。

凄く感じたのはリアクションの素直さ。
コア層なら「まあこれくらいはね?」
となりそうな技にもガンガン反応してましたね。
周りでも
「あーこれ喰らったらマズイ!」
という、やる側からしたら理想的なリアクションが聞こえました。
そりゃ雰囲気も良くなりますね。

桜庭は良かったですねー。
2000年のボンバイエは微妙でしたが、
今回はバッチリプロレスラーしてました。
中邑も頑張ってましたね。
格闘技風はフィニッシュがショボいとキツイですが、
一番いい終わり方だったと思います。

当日地上波でやった煽りが凄く良かった!
新日本プロレスブーム来てますねえ。
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