なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

悲観的気分にどっぷり

2008-02-12 18:57:31 | Weblog
 最近勝てない日々が続きまして、かなりやけくそ気味でしたが、こういうものは「落ちるところまで落ちないと」なかなか上昇のきっかけを掴みにくいもののようです。
 それで、ダメさ加減でどのくらいだけかと言うと、概ね「自分で思っている自分の点数」から約10点は下落して行きました。
 まあこういう波に翻弄されるのは珍しくは無いというものの、今回はやや大きな波だった。
 平均水準点のような位置から波の底までの勾配が問題ですね
  ランディングするみたいな底に到達するのに、短期間ならば勾配が急なわけで、要するに連戦連敗に近いからまさに「奈落の底に落ちていく」気分。
 今回の下り坂は高度差10くらいですから、勾配としては5勝15敗くらいのペースだったでしょう。
 このくらい負けても、嫌気がさすことなくやる気が出るのだから、懲りない人間と言うかマンネリ型の行動というか
  
 こういう下り坂ジェットコースターに乗っている時は、何処まで下がるのか恐ろしさを感じますが、一方で「下がるところまで下がれば、その打ち勝てるさ」と開き直った気分とが複雑に交差しています。
 それは周りのみんなが進歩していくのに、自分だけ取り残されていくみたいな焦りに似た気分であり、自分の年令を考えたら「上がり目無し」なのだから、今「下がり始めたところ」という悲観的気分・・・
 もし囲碁を始めて間もない人が「負けてばかりで、囲碁ってつまらない」と言う感想を漏らしたならば、きっと私は「いやいや続けていればきっと楽しいことがありますよ、勝敗は負けでも囲碁は進歩してるはずですから」と励ましたり説明したりするはずです。
 しかし、自分のこととなると・・・
 自己平均水準と言うものがあるとしたなら、負け続ける事があるということはどこかでその分勝ってるわけですから、まあ大きな目で見ればチャラのはず
 でも、1局1局の勝ち負けに、喜んだりか悲しんだり・・・まさにザル碁党の見本みたいなジイサマですね。
 ところで負けがこんで、「そろそろ勝てないとヤバイ」と言う辺りで・・・
  これは私にとっては「切所の一局」ともいえる対局(オーバーですが)
  相手にとっては、ネットと言うこともあり「どうと言うことも無いいつもの一局」でしょう・・・まあ「いつもより点が低いな」と思うかどうか・「そんなもの」と思うかもしれません・・・
 ともかく相手にとってなんでもないところですが、私にとっては必死な対戦
  もしここも勝て無ければ、また底を突き破って次の底まで落ちていくに違いないという恐怖感はぬぐえないのです。
 それで、今回は
  かなり勝負が細かくて、寄せまでビッシリと打った感じでした。
  終盤の計算ではおそらく2目半は残りそうだと計算・・・最後の半コウもコウ材が足りないので譲って・・・パソコンの計算によると「半目勝ち」
 なんと!、どこかで計算間違いをしていたらしい、、、もしかしたら何処かで知らないうちに損をしたのかも・・・
 ともあれかなりの幸運だったのでしょう
  曲がり角の対局で半目勝ちです、反対に半目たりなかったらきっと更に落ち続けて行ったに違い無い。
 内容から考えたら、半目勝負ならば運の勝負なので、その時の棋力レベルは認められるみたいな所はありますが、、、
 勝負事ですから「善戦マン」では満足できないものがありますね、ましてや曲がり角の一局「内容より結果」でしょうか
 尤も結果ばかり求めても内容が伴わなければついてこないでしょうが・・・
  ともあれなんとなく「これがきっかけでまた浮上できそう」な予感がしました
 
 悲観的になったり、開き直りと言うか超楽観敵になったり、内容はともかくそういう気持ちの針の振れを楽しんでいます。