goo blog サービス終了のお知らせ 

なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

マイナー調の日々

2008-02-05 18:29:32 | Weblog
 昨日のニュースで大学生へのアンケート調査結果が報じられていました
  月間の(漫画を除いて)読書量は・・・1冊も読まないと言う人が約30%だって・・・1冊以下みたいな人を入れるとおそらく半数が・・・
 勿論雑誌や教科書・参考書は除いてあるでしょうが、感じとしてそれを入れても対して数字は変わらない感じがする。
 もしも仮に私がこの時代に生まれたとしたら、読まないほうの半分に入っていただろうか?
  でも私の若い頃は、地方出身ですから勉強して大学へ入って、故郷を離れるのが既定のコースみたいなもので、卒業後田舎に戻ればUターンとか・・・
 ともかく、勉強にせよ知識を得るための読書にせよ、趣味の読書にせよ、あるいは情報を仕入れるのに新聞が幅を利かせていた時代ですから、「読む」と言うことは当たり前のことでした。
 勉強にせよ、趣味にせよ本を読まないなんて「アンビリーバブル」なわけです

 さて昨日は「おいが嫁じょ」と言う歌が思い浮かびましたが、今日は「昭和ブルース」です。
 マア年をとった証拠みたいなもので、古いものばかりが浮かんできます。
  朝の通勤の自転車では、融けかかった雪とか氷とかを見ながら「もうすぐ春よ来い」と言う感じで「流氷溶けて春風吹いて・・・」と宗谷の岬を鼻で
  しかし帰り道はやや疲れたために全くのマイナー調で「昭和ブルース」の気分
 『生まれた時が悪いのか、それとも俺が悪いのか・・・』
 学生時代の日々とダブります
  子供の頃は伝記小説とか歴史物を読んで、英雄に憧れて「生まれて来るのが遅かったのか」と思いましたが、しかし戦中に青春を送った人に比べたら、アノ時代でなくて良かったとは思う。
 しかしベビーブームとか団塊の世代とか言われています・・・いつも過当な競争に晒され、60年経ったところで「年金」とか「保険」とか「地球の温暖化」も
  マア、丁度良い時代は無いのかも知れません
 私にとっては、「皮膚の細胞から心臓の治療」が急速に発達し恩恵をこうむれば「いい時代に生まれた」となり、治療法はあっても貧乏人は相手にしないと言われたら地獄となるわけで、この先難しい
  それでも今に、(息子や娘の世代に)生まれていたとしたら囲碁などに見向きもしなかったかも知れないから、やはり丁度いいときに生まれたのかも
  多少恵まれていることがあったとしても、囲碁を知らない人生はきっと空虚だろうと想像します・・・もっとも囲碁を打たない人から見れば人生の景色は全く違って見えるでしょうね。
 お酒に関することと同じでしょうか?
  飲む人から見ると私などは「可哀想な人間」となるらしい、「こんなに美味しい物を知らないなんて」・・・味わいを楽しむ事で言うと確かに不幸かも知れない
  でも「いい気持ちになる」=「酔う」事で言うと羨ましくは無いのです
 寧ろ酔うことを拒否している気分ですね

 ところで、この前の日曜日の朝愚息から電話がかかってきた
  彼が住んでいるところと日本は時差7時間ですから向こうは深夜を回ったところです。
  サッカーの観戦から帰って来たところだそうです
 全く羨ましい学生時代です・・・語学留学ですからいろんなことをやること、向こうの人と接することが勉強
 サッカーと言うと、彼は日本から留学している学生のチームに入れてもらい、現地の草サッカーチームと毎週練習試合。
 そこへブラジルからやってきている若者グループが参加して、週に2試合となっています
  それが勉強・・・サッカー用語しか覚えないのではないかと心配ではある
 さてさて将来何になるのやら
  日本に居てリクルート活動をしている学生さんたちとはきっと違うコースなんでしょう。
  親だから気を揉んでいますが、自分が若い頃だって相当のんびりした学生だったし、それが彼のオヤジですし、そのオヤジが若い頃から一緒に暮らしているのが女房殿で彼の母親のわけで・・・
  マア、この程度のものでしょうね
 でもやはり羨ましい感じもあるなァ
  私の学生時代、為替は1ドル360円の固定で持ち出し制限もあった
   今平成も20年
  昔「明治は遠くなりにけり」と言うのがありましたが、そろそろ「昭和も遠くなりにけり」に なりそうです。