※この記事はネタばれを含みます。未読の方はご注意下さい。
------------------------------------------------------------------------------
今日のお題は、「むっつりケンの歌」。
じゅりをモデルに書かれたという、童話作家今江祥智氏の作品です。
この本をご紹介下さった、HNきりん様、どうもありがとうございましたー
教えて頂いた「今江祥智 5年生の童話」という本は、残念ながらアテクシの地元のショボイ図書館
には無かったんですが、司書さんに調べてもらったところ「今江祥智の本 第32巻 招き猫通信」
といういわゆる「全作品集」的な本にも、このお話が収録されてるとの事だったので、そちらを借りら
れるよう手配しておいたんですね。
で、それが土曜日にやっと手元にやってきたので~す。
さて、じゅりがモデルだなんて、どんな風に書かれているのかしら~ムフフと思いきや、もう、
ストレートに「サワダケンジ」がモデルなのでした。隠しても、ぼかしてもいないんです~。
名前もそのままですし、足の不自由な妹をもつ兄という設定も、実際のじゅりにリンクします。
そしてその妹との会話や、兄として妹のために孤軍奮闘する少年の姿、そしてそんなケンを俯瞰で
見る大人のケンジ。
彼らの姿が只、それほどの大事件があるわけでもなく、暖かい関西弁と共に淡々と書かれています。
童話なので、漢字は少ないし、短いお話ですが、決して「わかり易い」「道徳の授業チックな」オチ
などは用意されていません。
ということで、読み手の豊かな感受性が求められる内容なのではないでしょうか。
というか、童話ってそういうものなのかも知れませんね~(よく知らないけど)。
心のヨゴレッチマッテイル大人のアテクシですが、なるべくマッサラな気持ちで読んでみました。
先に言ってしまいましたが、作中では、じゅりの少年時代がモデルの「ケン」と、大人のじゅりが
モデルの歌手「ケンジ」が一つの時間軸の中で同時に登場します。
読んでみて一番気になったことは「じゅりの何が今江氏の創作意欲を駆り立てたのか」って事です。
作中で歌手のケンジは「銀色ずくめのいしょうにからだをつつみ、5分もすればステージにとびだして
いって、ダイナマイトみたいにはじけ歌う」と描写されています。
それは、一般の人が黄金期じゅりに対して抱いている印象となんら変わりないと思うんですけど、
今江氏にはその華やかな姿の中に、むっつりした少年ケンの姿が垣間見えたのでしょうか。
少年ケンは作品の冒頭で「ケンはわらわない子だった。しゃべらない子だった。いつもむっつりした
顔でいた。まるでつかれた大人といったあんばいにみえた。」と描かれています。
なんとなくですけど、ケンは幼少期のケンジであるとともに、大人のケンジのプライベートな素顔
という側面も持っていると思うんですよね。
素顔のサワダケンジを見透かすような、それでいて、だからどうだというわけでもない静かな視線が
そこにはあるような気がします。
ところで、この作品が最初に発表されたのは1981年「海・別冊 子どもの宇宙」誌上に於いてなんだ
そうですけど、1932年1月15日生まれの今江氏は当時49才。じゅりは32、3才です。
今江氏が、いったいいつ頃から、この作品の構想を持っていたのか大いに気になっちゃうところです。
じゅりが一流のクリエイターの創作意欲を掻き立ててやまないのはいつものことですけど、
じゅりと童話とはまた、なんとも意外な取り合わせではございませんか~。
とにもかくにも、童話作家の重鎮からみても心惹かれる存在だったことだけは確かなようですわ。
さすがじゅり、さすがサワダケンジ、とファンなら思わず嬉しくなってしまう、ステキなお話なのでした。
------------------------------------------------------------------------------
今日のお題は、「むっつりケンの歌」。
じゅりをモデルに書かれたという、童話作家今江祥智氏の作品です。
この本をご紹介下さった、HNきりん様、どうもありがとうございましたー
教えて頂いた「今江祥智 5年生の童話」という本は、残念ながらアテクシの地元のショボイ図書館
には無かったんですが、司書さんに調べてもらったところ「今江祥智の本 第32巻 招き猫通信」
といういわゆる「全作品集」的な本にも、このお話が収録されてるとの事だったので、そちらを借りら
れるよう手配しておいたんですね。
で、それが土曜日にやっと手元にやってきたので~す。
さて、じゅりがモデルだなんて、どんな風に書かれているのかしら~ムフフと思いきや、もう、
ストレートに「サワダケンジ」がモデルなのでした。隠しても、ぼかしてもいないんです~。
名前もそのままですし、足の不自由な妹をもつ兄という設定も、実際のじゅりにリンクします。
そしてその妹との会話や、兄として妹のために孤軍奮闘する少年の姿、そしてそんなケンを俯瞰で
見る大人のケンジ。
彼らの姿が只、それほどの大事件があるわけでもなく、暖かい関西弁と共に淡々と書かれています。
童話なので、漢字は少ないし、短いお話ですが、決して「わかり易い」「道徳の授業チックな」オチ
などは用意されていません。
ということで、読み手の豊かな感受性が求められる内容なのではないでしょうか。
というか、童話ってそういうものなのかも知れませんね~(よく知らないけど)。
心のヨゴレッチマッテイル大人のアテクシですが、なるべくマッサラな気持ちで読んでみました。
先に言ってしまいましたが、作中では、じゅりの少年時代がモデルの「ケン」と、大人のじゅりが
モデルの歌手「ケンジ」が一つの時間軸の中で同時に登場します。
読んでみて一番気になったことは「じゅりの何が今江氏の創作意欲を駆り立てたのか」って事です。
作中で歌手のケンジは「銀色ずくめのいしょうにからだをつつみ、5分もすればステージにとびだして
いって、ダイナマイトみたいにはじけ歌う」と描写されています。
それは、一般の人が黄金期じゅりに対して抱いている印象となんら変わりないと思うんですけど、
今江氏にはその華やかな姿の中に、むっつりした少年ケンの姿が垣間見えたのでしょうか。
少年ケンは作品の冒頭で「ケンはわらわない子だった。しゃべらない子だった。いつもむっつりした
顔でいた。まるでつかれた大人といったあんばいにみえた。」と描かれています。
なんとなくですけど、ケンは幼少期のケンジであるとともに、大人のケンジのプライベートな素顔
という側面も持っていると思うんですよね。
素顔のサワダケンジを見透かすような、それでいて、だからどうだというわけでもない静かな視線が
そこにはあるような気がします。
ところで、この作品が最初に発表されたのは1981年「海・別冊 子どもの宇宙」誌上に於いてなんだ
そうですけど、1932年1月15日生まれの今江氏は当時49才。じゅりは32、3才です。
今江氏が、いったいいつ頃から、この作品の構想を持っていたのか大いに気になっちゃうところです。
じゅりが一流のクリエイターの創作意欲を掻き立ててやまないのはいつものことですけど、
じゅりと童話とはまた、なんとも意外な取り合わせではございませんか~。
とにもかくにも、童話作家の重鎮からみても心惹かれる存在だったことだけは確かなようですわ。
さすがじゅり、さすがサワダケンジ、とファンなら思わず嬉しくなってしまう、ステキなお話なのでした。
1982年のじゅりって、何を歌っている頃だったでしょう?
「銀色ずくめのいしょう」か・・・腐腐腐
読んでみないとね。
そうならないトコが童話ですかね。
児童の感想聴いて見たいです。
さ、お次は『我が名は、ジュリー』ですよ。
帝国ホテル中庭でのスナップがサイコーにお気にです。
これ、見るとやっぱ、●せて欲しい~~~。
>1982年のじゅりって、何を歌っている頃だったでしょう?
アテクシに82年の話を振りましたね?!振りましたね!(←シツコイ
82年と言えば、「麗人」「おまえにチェックイン」「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」の
円熟爛熟ギンギラギン時代ですわ~
じゅりが人生で一番、大人カッコよくて綺麗でエロくて耽美で最高だった時ですわ~
キャーステキー~~
・・・って思いっきし話が逸れました。
でも、この本の初出は81年なので、「銀色ずくめのいしょう」は、きっと
トキオやバッチュニン、ストリッパーあたりまでの衣装を想定してるのかな~
などと思ったり致します。あるいはモット若い頃かも。
しずえ様
>むっつり…というと、助平ときそうですがw
>そうならないトコが童話ですかね。
むっつりスケベのケンはイクナイでしょwww教育上問題ですよ~
小学男子とかの感想聞いてみたいですね。
感想文の題材としては、意外に難しいような気がしますわ。
>さ、お次は『我が名は、ジュリー』ですよ。
>帝国ホテル中庭でのスナップがサイコーにお気にです。
見たい見たい~ダラダラ(←ヨダレ
とっくの昔に図書館はチェックしたんですが、我が区の図書館には蔵書が無かったですわ。シクシク。
オクで入札したこともあるんですけど(ハズカシ)、あまりの値上がりっぷりに断念しました。
復刊○ットコムでも投票が多かったらしいですけど、実際復刊ってないんでしょうかね・・・
>これ、見るとやっぱ、●せて欲しい~~~。
痩せて・・・・・・撮っちゃう?
還暦ヌードって、さすがに前人未到ですよね(爆)
子供たちに読ませたいというより、今江祥智さんが沢田研二を見て感じていたことを書きたくなった・・それがこの童話だった?なんて思いました・・
当時のジュリーは、いろんな方の創作意欲をかきたてていたのでしょうね~じゃあ、ファンの妄想もあって当然なのかもね(笑)
よそ様で一度ご挨拶させていただきましたが
ご記憶でしょうか?
ついに御箱にお邪魔してしまいました
よろしくお願いします
私の中に「帝国ホテル中庭スナップ」に
異常に反応するモノがあり
ガマンしきれず出てきてしまいました~
私も大大大スキで、わざわざ写真を
さらに撮影してiPodに入れてるんです
それとパパと一緒の6歳頃の横顔…かわゆいぜ
ワタシ、「我が名」はオクでゲットしました
今日は水の皮膚をゲット!
アラサーヌードを拝んで寝ます
『帝国ホテル中庭でのスナップ』ヲタが、ここにも
いらっしゃいましたか~~
なんと、まぁー嬉しさの極み!
あれは、ホントいいぃぃぃぃ。
もう~じゅりの肩にそっと手を乗せる姿、自分に脳内変換してます~。
『父と、ひらかたパークで』も可愛いですね~~♪
そっか!!全写真、撮影してアイポッドに入れちゃえばいいんですね!
旅のおともに。
ナイスアイディア頂きました。
ありがとうございます☆
あいらさま、横でスマソ。
早々にコメントありがとうございます
実は、しずえ様のコメントに反応して
出てきちゃったのでやや緊張してたんです
喜んで下さって私も嬉しいです
ホンット、あの写真いいですよね~
信頼しあってる2人の雰囲気がたまらんです
さすがに「選ばれた1枚」って感じです
ジュリって後ろ向きでもOKな男ですね
あいら様、初日からの御無礼お許し下さい
ちょっと興奮状態なもんで…
本は結構アマゾンに貢献してしまうのですが、読んでみようかな~。
我が名、は文庫で持ってます。
お会いする機会があればお貸しできますのに(笑)
15年くらい前には本屋の片隅で普通に並んでいて何百円かで買ったのに、知らない間にオークションで見たら15000円!
タケジ写真集もいつでも買えるわー、と放置して買わない間にオークションで高額になっていてびっくりです。
貧乏になって、日々の生活にも困るようになった時のための糧にしたいと思います(爆)
先週末にやっと読むことが出来ましたご紹介ありがとうございました~。
>子供たちに読ませたいというより、今江祥智さんが沢田研二を見て感じていたことを書きたくなった
なるほどですね~。
大人の「ケンジ」目線で書かれているところが多かったので、あまり
童話っぽくないような気もします。
「読ませたい」より「書きたい」話だったと考えると腑に落ちますね。
>ファンの妄想もあって当然なのかもね(笑)
じゅりのファンで一度もアレコレ妄想したことの無い人なんているでしょうか~!
・・・・って自分を基準に考えちゃイケナイですね。
失礼しました~
KOO様
いらっしゃいませーこちらでは初めまして。
>私の中に「帝国ホテル中庭スナップ」に
>異常に反応するモノがあり
おおっと、ショッパナからアテクシが見た事ない写真のお話ありがとうございます!
ってのは冗談ですけど(笑)
異常に反応する写真っていったい・・・それこそ異常に気になっちゃいますよ~
今某オクに2点出品されてるけど、5万ですよ5万。すごいですよね!
てか、おいくらまんえんで「水の皮膚をゲット!」されたのかとっても気になりますわ。
アラサーヌードでフンコーしすぎないようにして下さいまし。
御箱ってほどのハコじゃないですけど、また遊びに来てくださいね~。
「美しき愛の掟」をBCG!に流してお待ちしてますわ。
しずえ様
ヨコヨコですが
>もう~じゅりの肩にそっと手を乗せる姿、自分に脳内変換してます~。
いったいどんな写真なんでしょうか・・・・・
嫁とのつーショット??
paru様
>むっつりというタイトルからソッチを想像してしまいました(笑)
みんな一度は想像するんですね対義語になってるのかな~
>15年くらい前には本屋の片隅で普通に並んでいて何百円かで買ったのに、
>知らない間にオークションで見たら15000円!
今オクだと、我が名は15000円、水の皮膚は50000円くらいですねー
・・・・・開始価格が!
ホント、買える時に買っておかないとCDとかDVDだって、いつどれが廃盤に
なるかわからないですものね。
隣の市の図書館にあったんです~。
2冊とも書庫から出していただきました。(ちょっち恥ずかしかった・・・)
箱ラーの皆さまのおかげで、充実した1日でございました。
話題の「帝国ホテル」の写真。いいショットでしたよ。