あいらのひみつ箱

2006年の年明けとともにジュリーに堕ちました。日の浅いファンが 勝手な思いを書き連ねるゆるいブログです。

JULIE①

2009-03-25 08:48:53 | アルバムレビュー

『JULIE』(1969年12月1日発売)

全曲)作詞:安井かずみ/作曲:村井邦彦/編曲:東海林修

1.君を許す
2.ビロードの風
3.誰もとめはしない
4.愛のプレリュード
5.光と花の思い出
6.バラを捨てて
7.君をさがして
8.未知の友へ
9.ひとりぼっちのバラード
10.雨の日の出来事・・・
11.マイ・ラブ
12.愛の世界のために

--------------------------------------------------------------------------

突然ですが、冷やし中華始めました・・・じゃなくてオリジナルアルバムのレビュー、見切り
発車で始めてみました。
いちお古いほうから順番にと思いまして本日はコレでございます。
じゅりの記念すべきソロ初アルバムはタイガースの解散より一年ちょっと前にリリースされています。
「君を許す」「誰もとめはしない」はタイガースの名義でもリリースされてるんですね。

じゅりが「タイガースのジュリー」だった頃・・・・
1960年代の終わり頃・・・・
いったいどんな時代だったんでしょうか。
このCDを購入してから数ヶ月しかたっていませんが、そんなことに思いを馳せながら何度も何度も
聴いてみました。
ジャケはCDしかもっていないんでボケボケの写真ですが、いちお毎回撮影して載せようと思います。

ちなみに発売日ですが、12月1日説、15日説、21日説がありどれが正しいか解りません・・・

--------------------------------------------------------------------------

1.君を許す
短調。オーケストラは低弦が効いており、全体的に重厚感がある中、高音のオルガンの音
挿入されているのが意外な組み合わせ。哀愁を誘います。
詞のなかで印象的なのは、星をねだるような君の瞳より♪ってところですね。
いったいどんなお目目なんでしょうか。アタックNo.1の鮎原こずえみたいな目なんでしょうか。
じゅりの歌い方は「若い情熱で熱唱」と言う感じでしょうかね。サビの入りがフライング気味かつ
音はずれ気味の箇所があるのですが、実はそこが一番好きだったりする・・・・


2.ビロードの風
長調。緩やかかつメロディアスでステキな曲です。「爽やか」という言葉が似合います。
詞の内容も、爽やかに人生の機微をうたう内容となっております。
通り過ぎて行くものは・・人生 風のささやき はかない夏のうた♪
通り過ぎて行くものは・・足音 風のやさしさ つかの間の若い日♪

素敵ですね。けがれのない少女のころに聴いてみたかったです(遠い目)。


3.誰もとめはしない
長調。アップテンポ。イントロのホーンセクションはエフェクター付のバリバリッとした音です。
このアルバム中では、ロック色の強い一曲なっております。
ベースのブンブンした音も効いてます。
間奏にはギターのソロも採用されてましてなかなかかっこいいです。


4.愛のプレリュード
短調(途中で長調へ転調)。3拍子。オーケストラにピアノが加わりしっとりした雰囲気です。
前半のマイナーコードの部分はホルンとバイオリンのピチカートが印象的。
後半でメジャーに転調し、ややアッチェレランド(テンポが速くなる)。
ところで、プレリュード(前奏曲)といえば世間的にはショパンでしょうか。
この曲も短い中での転調や、後半の自由な作風などがショパンっぽくないことも無い・・と思ったの
ですがどうでしょうかね~。
サビではアコーディオンが軽快さの演出に一役買ってます。
あと、愛はどんな風に 抱きしめあうのかも知らないまま~♪の最後の音の処理・・・
これはなんていう手法なのかしら~?膨らまして切る、見たいな感じです。


5.光と花の思い出
長調。アコギを採用して穏やかな曲調です。
展開部の愛の思い出は 川と流れ君と二人で♪からは本人の声でハモリ部分も収録して
あります。
繰り返し後ラスト近くでメジャーのまま音が上がって転調します。


6.バラを捨てて
長調。ストリングスとハープによる優雅な調べ。
イントロは弦楽ピチカートの和音です。
若い頃のじゅりの声はこういう曲にとてもぴったりきますね。こんな人そうはいないです。
まさに王子様。バラ肉より薔薇が似合います!この曲のじゅり、とっても好きだなー。

--------------------------------------------------------------------------
※②へ続く。