落着いて礼をし、椅子に掛けた。
冷静に丁寧に、弾き上げました。
みこたんは1年前から合唱コンクールのピアノを弾きたいと思っていた。勿論しっかりピアノのお稽古を頑張っている人もいるので、格段の差が有る。
みこたんが考えたのは、課題曲は毎年同じなので、それを一年間かけて練習する事で挑戦してみる事にした。自由曲は、それ程練習時間が取れないので上手な人にお任せする事に。
ママが感心する程、毎日毎日練習を怠らなかったそうだ。
そして一年経ち、数名でオーディションをし、自由曲は上手な女生徒、課題曲はみこたんに。夢が叶ったのだ。そんなに伴奏がしたかったのね。ママはピアノのお稽古に通っていたので、3年間伴奏をした。ママがやったのだから自分も伴奏をしたかったのだろうか?
果たして、想像以上にしっかりと伴奏を弾いた。夢が大きく叶った。演奏中も暗譜がして有ったので、しっかり指揮者を見て合わせ、一度も鍵盤は見なかった。
本当に夢を叶える為に自分自身努力をしたのだから、どんなに嬉しく思った事だろう。
孫とは言え、「偉かった!」と私まで胸が一杯になった。本当に偉いと思った。
結果、彼女のクラスは銀賞だった。
☆ 明日から箱根行きの予定です。留守番花は有りません<m(__)m>