セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

一期一会

2014-03-16 | セカンドライフ
  ここのところバスに乗る機会が多くなっている。東京⇔館山便は今、房総のお花が見頃のせいか結構バスが混んでいる。
館山駅で【房総なのはな号】に乗車した。一台前のバスは満席だったので、30分後のバスに乗った。指定席なので自分の乗ったバスの横にどなたが来るか一寸気になる。
お酒なんか飲まれちゃったらたまらないしね。

          

暫くしたら、若い可愛い女性が何人かで乗りこんで来た。
私がバックを膝の上に乗せていたのを見てか「お荷物網棚への乗せしましょうか?」と声をかけてくれた。何と爽やかで可愛いお譲さん。有難うと言った後で、プイとしてしまうのは悪いので「ご旅行ですか?」と聞くと「はい大学のゼミで10人位で来ました。**村のおらが宿??に一泊¥5000で止めて頂き、房総を堪能して来ました。食べ物は特別美味しく、景色だって富士山が奇麗だったし布良メラの海岸も奇麗だったし、千倉のお花畑も良かったです。・・・・・」余程楽しかったらしく報告が止まない。

「私が見ず知らずの人に、お荷物乗せましょうか?と言って下さった事にとても嬉しく思っているのよ、お家でお母様が躾けて下さっているのね、お若いのに」と言うと彼女は「私ね、学習塾でアルバイトをしているのです。いつも塾長から『周りの雰囲気を感じ取り、必要のな事は迷わず行動に移しなさい』って教育されているんです」って。お譲さんは素直なので、それを実行しただけの様な雰囲気。でもねバイト代もとても良くお小使いをご自分で賄っているんですって。塾長さんにも受けが良いのでしょう。
中央線に有る大学生と言うけれど、皆さん全部がそんな風では無さそうなので、私は気持ちの良い方にご縁があったと、とても嬉しい帰京となった。まさに一期一会なんだけど、お互いに「お元気で」と笑顔で挨拶を交し東京駅八重洲北口で別れた。