医師日記

「美」にまつわる独り言です
水沼雅斉(みずぬま まさなり)

スポーツ観戦で感じる美

2006年01月22日 16時12分17秒 | Weblog
 スポーツもまた、人に大きな感動を与えますよね。なぜなんでしょうか? 

 日ハムファンの僕が、近年のロッテファンを見て胸を打たれ、「美しい」なと思ってしまいます。 

 昨年のロッテの優勝は、ボビー=バレンタイン監督と選手の活躍はもちろんですが、ファンのみなさんがもたらしたものだと思います。

 例え雨に打たれても、必死になって選手を応援してますもんね。

 心から祝福します。

 それとロッテの場合、他の球団とは違って、球団職員の方がファンに誠意を持って応えた結果だと思います。 



 浦和レッズに惹かれたのも、もともとは福田選手がいたからですが、それに加えてサポーターの姿に感動したからってのも大きいです。

 スタジアムに行ったら感動しますもん。

 5万人以上、真っ赤になるんですよ。



 今までに一番感動したスポーツ中継、これは女子テニスでの伊達対グラフの決戦でした。 

 これは本当に名勝負でした。 

 僕は高校時代と大学途中まで(途中からヨット部に移りました)、硬式テニス部だったせいもあってか、興奮しすぎて鼻血が出そうになりました。 
 96年のフェドカップ日本対ドイツでしたかね。

 当時のグラフと言えば、女王中の女王。

 それを倒したのですから、好不調の波は大きいが伊達公子さんはやっぱりすごかったですね。

 あの松岡修造さんが一般の観衆に混じり、スタンドで日本の国旗を振り回して走り回って応援してましたもんね。 

 途中で足をつった伊達さんがまた痛々しくて。

 凛とした「美しさ」を感じました。



 それから去年の女子ゴルフのワールドカップ。 

 優勝ですよ、優勝。

 ワールドカップで。

 サッカーだったらどうです?考えられませんよね。 

 今年は苦戦していますが。藍ちゃんがすごいのは誰もが認めるところ。

 でも僕が強く感動したのは相棒の北田瑠衣さんでした。 

 パットの名手なのにパットを外しまくり、藍ちゃんの足を思いっきり引っ張ってしまいました。

 不調なのですからいかんともしがたい。

 逃げ出したかったそうです。

 日本にも帰れない、と本当に思ったそうです。

 もう半泣きです。

 ところが17番でしたっけ、起死回生の超ロングパットがなんと決まってバーディ!

 そのときの北田選手の半べそ+笑顔、忘れられません・・・

 あんな美しい笑顔は。 

 それまでの調子では入る余地が微塵にもなかったのに・・・

 勝利の女神が微笑んだ瞬間、というのはああいうシーンを指すのでしょう。 

 中継を見ていてとっても良かった。



 最もショックだったのは、やはりなんと言ってもドーハの悲劇でしょうね。 

 あのイラクの同点ゴールが入った瞬間、真夜中なのに日本の国土が1cm沈みましたものね。 

 逆に岡野の決めた1発は会心でしたね。



 野球でしたら僕は1988年の近鉄対ロッテ戦のダブルヘッダーをあげます。 

 西武に逆転優勝するには残されたこの2試合に連勝しかない近鉄が、若干2年目のエース、細身の阿波野の連投。

 やはり名将仰木監督の采配です。

 第一試合は激戦の末、4-3で近鉄が何とか勝利。

 続く第二試合、細身の彼が連投にもかかわらず、若い闘志をみなぎらせ、腕も引きちぎれんばかりの熱投を見せますが、あと一歩、いや半歩及ばず力及ばず涙しました。 

 ロッテはもう優勝に関係ないんだからやめなさいって、みんな思ったと思いますが、そこはプロの意地。

 見ていて迫力がありました。下記を参照してください。

http://number.goo.ne.jp/baseball/npb/626/20050428-f3-1.html



 また、日ハムファンの僕には、阿波野とわが日ハムが誇った西崎の新人からのライバル対決がとっても面白かった。 

 宿敵も大切な要素ですね。こちらも下記をご参照に。

http://www.hawksnavi.com/pacific/mankistu/vs_1.htm



 やっぱりがちんこの本気勝負だから燃えるのでしょうか?またその戦いはライブで、1回限りですから、そのはかなさが花火のように「美しい」のでしょうか? 

 1月から3月はスポーツ中継が少ないのでさびしくなりますね。