【気象庁】:元日ごろまで大雪に警戒 強い冬型の気圧配置で
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【気象庁】:元日ごろまで大雪に警戒 強い冬型の気圧配置で
元稿:東京新聞社 主要ニュース 社会 【気象庁・災害・大雪や吹雪、吹きだまりによる交通障害や建物被害、暴風、高波に警戒】 2020年12月27日 16:39:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【気象庁】:元日ごろまで大雪に警戒 強い冬型の気圧配置で
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【気象庁】:元日ごろまで大雪に警戒 強い冬型の気圧配置で
元稿:東京新聞社 主要ニュース 社会 【気象庁・災害・大雪や吹雪、吹きだまりによる交通障害や建物被害、暴風、高波に警戒】 2020年12月27日 16:39:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【和歌山県】:「那智の滝」で正月準備 大しめ縄張り替え
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【和歌山県】:「那智の滝」で正月準備 大しめ縄張り替え
那智の滝の上に架かる大しめ縄を張り替える神職ら=27日午前、和歌山県那智勝浦町
元稿:東京新聞社 主要ニュース 社会 【話題・和歌山県・世界遺産・熊野那智大社】 2020年12月27日 15:51:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【東京消防庁】:コロナ感染の消防総監退院 職務代行を解除
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【東京消防庁】:コロナ感染の消防総監退院 職務代行を解除
元稿:東京新聞社 主要ニュース 社会 【話題・東京消防庁・医療・新型コロナウイルスの感染拡大による不安】 2020年12月27日 15:03:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【LGBT】:38%が性被害の経験 被害潜在化か、宝塚大教授が1万人対象に調査
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【LGBT】:38%が性被害の経験 被害潜在化か、宝塚大教授が1万人対象に調査
性的少数者への理解を広げようとパレードが行われた「東京レインボープライド2019」
元稿:東京新聞社 主要ニュース 社会 【話題・宝塚大学・LGBTなど性的少数者の性的被害】 2020年12月27日 13:31:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【福井県】:小林化工、自主回収2製品を追加 出荷前の検査不十分
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【福井県】:小林化工、自主回収2製品を追加 出荷前の検査不十分
小林化工本社=福井県あわら市
元稿:東京新聞社 主要ニュース 社会 【話題・事件・福井県あわら市の製薬会社「小林化工」が製造した爪水虫などの医薬品に睡眠導入剤の成分が混入した問題】 2020年12月27日 13:07:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【新型コロナ】:入国者に移動追跡システム利用を義務付けへ 平井デジタル改革相、五輪・パラ目指し開発
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ】:入国者に移動追跡システム利用を義務付けへ 平井デジタル改革相、五輪・パラ目指し開発
平井卓也デジタル改革相=11月
元稿:東京新聞社 主要ニュース 社会 【話題・デジタル改革担当相・医療・新型コロナウイルスの感染拡大による不安】 2020年12月27日 13:02:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【神奈川県】:男性が肩や背中切られけが 横浜、「5、6人」襲撃か
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【神奈川県】:男性が肩や背中切られけが 横浜、「5、6人」襲撃か
元稿:東京新聞社 主要ニュース 社会 【事件・犯罪・神奈川県横浜市】 2020年12月27日 12:56:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【新型コロナ】:カナダで変異種確認、北米で初
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ】:カナダで変異種確認、北米で初
元稿:東京新聞社 主要ニュース 社会 【話題・北米・医療・新型コロナウイルスの感染拡大による不安、英国を中心に拡大している新型コロナウイルスの変異種への感染確認】 2020年12月27日 11:40:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【時代ななめ読み】:一人忘年会で考えた「自助」
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【時代ななめ読み】:一人忘年会で考えた「自助」
「5人以上の会食は控えて」というのがこの年末の原則だ。根が真面目な私は某日「一人忘年会」を実行した。「一人焼き肉」をやってみると、ばか話もできないので、つい自分の「これまでの人生」などについて考えてしまった。
◇ ◇
「たたき上げ」を自任する菅義偉首相は、目指す社会像を「自助・共助・公助」の順で語る。最初に「自助=自分の努力」が来るのは当然で、首相から言われるまでもない。しかしそれをわざわざ言う意味は「公助(=福祉政策)はできるだけやりたくないので、まず自分で何とかしてください」というメッセージだと受け止められている。
この順番付けに賛同する人も多い。「私の人生、誰の力も借りずにここまでやってきた」との自負心を支えに生きる人々に、私は率直に敬意を抱く。
ただ、その誇りは時として「公助(生活保護などの福祉)に頼る人間は甘えている」という「他者への厳しさ」に転化しがちだ。
私自身も「私の人生、自助だった」と考えているくちである。健康保険(厳密に言えばこれは共助)以外には、社会福祉分野での公的な扶助は受けた記憶がない。しかし、よくよく振り返ってみると、これまでの人生、私はさまざまな幸運に恵まれてきたのだ。
◇ ◇
その幸運を数えてみる。
(1)親がアルコール依存症でもギャンブル依存症でもなく、堅実な生活習慣を身に付けることができた(2)経済的な事情で進学できないようなことがなかった(3)卒業時に好景気で就職が容易だった(4)入った会社が現在までつぶれなかった(5)心を病むようなパワハラ上司に当たらなかった-たちまち指が足らなくなった。
そもそも女性や障害者の社会進出を阻む壁の多い日本社会では、私が「男で障害がない」というだけで最初から有利である。スタートラインがかなり先に設定されていたようなものだ。
自分の現在の生活が、実は偶然の幸運や特権の結果にすぎないと考えれば、不遇な環境にある人に「自己責任」などという言葉を投げつける気にはならない。
◇ ◇
少々酔いが回ってきた。私が納得いかないのは、「たたき上げ」の菅首相だけならともかく、世襲議員がわんさかいる自民党が、この「まず自助」の考え方を党綱領に据えていることだ。
人生の出発点から「親の七光」で優位に立ってきた人間が、他人に向かって「自助の精神が大事」などと言うことに、羞恥やためらいはないのだろうか。彼らの頭の中では「七光」も「自助」なのだろうか。
フランスの経済学者トマス・ピケティの「21世紀の資本」の映画版では、こんな実験が紹介されていた。2人に対戦型の蓄財ゲームをさせる。1人は最初から資本があり、途中の蓄財も有利な設定。もう1人にはそんな特権はない。そのルールの差を知っているにもかかわらず、有利な方はゲームでの優位を自分の実力と思い、相手を見下す態度を取り始めるのだ。
◇ ◇
クダを巻いても一人。
さあ、次は「一人カラオケ」である。今の気分にふさわしいのは中島みゆきの「ファイト!」か「糸」か。一人だから遠慮は無用。両方歌うことにする。 (特別論説委員・永田健)
元稿:西日本新聞社 朝刊 主要ニュース オピニオン 【永田健・「時代のななめ読み」】 2020年12月27日 11:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【社説】:社会保障の将来 全世代型で支える制度を
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:社会保障の将来 全世代型で支える制度を
少子高齢化の打開策が見いだされたわけではない。既存の制度を幅広く見直す取り組みがようやく緒に就いたと捉えるべきだ。これを起点にさらなる議論と不断の改革が求められる。
政府の全世代型社会保障検討会議(議長・菅義偉首相)が最終報告をまとめた。75歳以上の医療費2割負担の導入、14万人分の新規保育施設の確保、不妊治療への保険適用などが柱だ。現役世代の負担軽減や子育て支援拡充策として来年の通常国会に関連法改正案を提出する。
政府は既に同会議の中間報告に基づき、70歳までの就業機会確保、年金受給開始年齢の上限引き上げ、パート労働者の厚生年金適用といった施策も進めている。これらを含めて改革のメニューが一応出そろった形だ。それでも課題はなお多い。
医療費2割負担は団塊の世代が2022年から75歳以上となり、後期高齢者人口が膨らむことを見据えた措置だ。年収が一定水準(単身200万円、複数世帯320万円)以上の人に適用する。対象者は75歳以上の約2割と試算され、現役世代の負担抑制効果は1人当たり年800円程度にとどまる。
ただ同じ2割でも、病状や家計の事情により負担感の大きい人々はいる。そうした弱者への配慮も忘れてはならない。
一方、2割負担を適用する年収の線引きを巡り自民、公明の与党間で意見が分かれ、曖昧な妥協案で決着した。しかも22年度開始が想定されていた実施時期は同年10月以降に先送りされた。同年夏の参院選への影響を避ける思惑が働いたとみられ、改革の減速は避けられない。
新規保育施設の予算確保は、児童手当の削減(所得制限の導入)と企業からの拠出金で賄うという。この手法を疑問視する声もある。待機児童の解消は進むとしても、他方で子育ての支援策が細る結果になるからだ。本来は子育て支援予算全体を増額することが筋道だろう。
社会保障制度を持続させるには何よりも少子化に歯止めをかけ、労働力人口の増加を図ることが重要だ。ところが今年の出生数は過去最少だった86万人をさらに下回る見通しだ。コロナ禍の中、若者の失業、就職難、自殺者の増加なども目立ち、婚姻件数も落ち込んでいる。
そうした状況を見据え、若い世代の雇用不安や格差の固定化を解消し、結婚を後押しする目玉施策が一連のメニューの中に見当たらない点も気掛かりだ。「全世代型」をうたうのなら、欠かせない施策のはずだ。
国の財政は社会保障費増大とコロナ対策で逼迫(ひっぱく)している。政府はさらに議論を進め、改革の全体像を国民に示すべきだ。
元稿:西日本新聞社 朝刊 主要ニュース オピニオン 【社説】 2020年12月27日 10:43:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【春秋】:「会えない」時代にこそ…
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【春秋】:「会えない」時代にこそ…
「ばかたれーっ!!」。そう大書した広告が東京や横浜など首都圏の6駅に今日まで掲示されている。「知らなかった」で押し通したり議員辞職したりする政治家を一喝しているのではない。「ばかたれ」はもちろん、新型コロナウイルスである
▼広告主は広島県観光連盟。帰省を促すメッセージを掲げる予定だったが、流行再燃で断念。その代わり、会えない都会の肉親を案じる地方の人々の思いを広島弁でこう記した
▼「みなさんの帰る場所は、絶対、無くなりゃあせん。じゃけぇもうひと踏ん張り、一緒に頑張ろうや。また会えるのを、待っとるけぇ」。古里の親に会えない。楽しみにしていた孫の笑顔に会えない。「会えない」ずくめの寂しさが少し和らぐ
▼振り返れば今年はコロナに首根っこを押さえ付けられたような年だった。志村けんさんの死で私たちは初めて思い知った気がする。肉親の死に目にすら「会えない」時代になったと
▼筆者の還暦すぎのいとこも夫の臨終をみとれなかった。病院はコロナ予防で完全立ち入り禁止。自宅へ危篤連絡が来たが、間に合わず、親類縁者への葬儀通知も自粛した。「最期の一言が聞けなかったのが、人生で唯一の心残り」と漏らす
▼生と死が表裏一体であることも、私たちはコロナから学んだ。新しい年は会えた人に感謝と愛を伝えたい。思えばそれは、日本人が大切にしてきた「一期一会」の精神でもある。
元稿:西日本新聞社 朝刊 主要ニュース オピニオン 【春秋】 2020年12月27日 10:40:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【春秋】:誠心誠意、うそをつく
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【春秋】:誠心誠意、うそをつく
「誠心誠意、うそをつく」。戦前、戦後の政界で活躍した三木武吉が言ったとされる。保守合同を成し遂げ自民党結成の立役者となった三木は、その政治手腕から「希代の策士」と呼ばれた
▼敵も味方も欺いたが、私欲ではなく理想の実現のための「うそ」だという矜持(きょうじ)の表れが冒頭の言葉だろう。国民に対しては率直に心中を語ることが多かったという
▼三木が残した自民党の総裁を務め、憲政史上、最も長く首相に在職した政治家の「うそ」に誠心や誠意はあるか。私欲ではないか。安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に開いた夕食会の費用補填(ほてん)問題で安倍氏が釈明した
▼簡単に言えば、知らないうちに秘書がやった▽秘書は自分にうそをついた▽結果として事実と違う国会答弁になった▽自分は不起訴でおとがめなし▽道義的責任は感じるのでおわびします-という内容
▼本当に知らなかったとは信じ難いが、きちんと確かめず「補填はない」と言い張っていたとしたら、政治家失格だろう。国会で「うそ」を繰り返した事実は、口先の謝罪で済まされるはずもない。だが、離党も議員辞職もせず、「初心に立ち返り、全力を尽くすことで職責を果たす」そうだ
▼略式起訴された秘書が引責辞職したと聞けば、安倍前首相夫人が絡む公文書を廃棄、改ざんした官僚が処分された森友学園問題と重なる。責任逃れに関しては希代の策士かもしれない。
元稿:西日本新聞社 朝刊 主要ニュース オピニオン 【春秋】 2020年12月26日 10:40:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【社説】:袴田事件の再審 いたずらに引き延ばすな
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:袴田事件の再審 いたずらに引き延ばすな
裁判をやり直す再審の道を維持したことは評価できる。それでも「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の大原則に照らせば、何とももどかしい決定と言わざるを得ない。
1966年に静岡県で一家4人が殺害された強盗殺人事件で死刑が確定した袴田巌さん(84)の第2次再審請求で、最高裁第3小法廷は請求を棄却した東京高裁決定を取り消し、審理を高裁に差し戻す決定をした。
再審開始の可否に決着をつけるものではなく、袴田さんの再審請求はさらに長期化する。仮に再審が始まっても判決までにはさらに時間が必要だろう。袴田さんの年齢を考えれば、あまりに酷というほかはない。
ただ、この決定は5人の裁判官中3人の多数意見で、残る2人は高裁差し戻しではなく、最高裁として再審を開始すべきだと反対した。極めて異例なことだ。袴田さんの確定死刑判決に相当程度の疑問があることを、最高裁が示唆したとも言える。差し戻される東京高裁の審理への影響も注目されよう。
刑事訴訟法は再審開始の要件を、無罪や減刑を言い渡すべき明白な証拠を新たに発見した場合に限っている。
袴田さんの第2次再審請求の争点は、有罪認定の有力な物証となった「5点の衣類」が袴田さんのものかどうかだった。事件から1年2カ月後、勤務先だったみそ製造会社の、みそタンク内から見つかった。
弁護団は新たなDNA型鑑定に基づき「衣類に付着した血痕は袴田さんや被害者のものではない」と主張した。衣類の血痕は「1年以上みそに漬かれば黒くなり、赤みが消える」とする実験の報告書を提出し、発見時の証拠記録に記載された「濃赤色」と矛盾する、と訴えた。
今回の決定はDNA型鑑定の証拠価値を否定する一方で、みそ漬けによる血痕の化学反応について「審理を尽くしていない」と判断した。
再審開始を主張した2人の裁判官はDNA型鑑定を評価し、みそ漬けの実験報告書も「有罪認定に合理的な疑いを生じさせる新証拠」と認めた。
そもそも再審請求審は裁判のやり直しをするかどうかを決める場にすぎない。私たちは社説で、再審開始決定が出たら原則として速やかに再審法廷を開くルール作りを検討すべきだと主張してきた。検察の反論はその場で展開すればよいからだ。
最高裁判事でも意見が割れる今回のようなケースもある。いたずらに時間がかかれば、不利益を被るのは再審を請求している側のみだ。再審制度にも「疑わしきは-」の大原則が適用されることを忘れてはならない。
元稿:西日本新聞社 朝刊 主要ニュース オピニオン 【社説】 2020年12月25日 10:43:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【春秋】:人を笑顔にするユーチューバー
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【春秋】:人を笑顔にするユーチューバー
将来なりたい職業は。小学生への調査では近年、ユーチューバーが上位に入る。ネットの動画投稿サイトに自作動画を公開し、視聴数に応じて広告収入を得る仕事だ
▼「プロゲーマーユーチューバーになりたいです。動画を見てもらって、他の人を笑顔にしたいから」。おとといの本紙都市圏版で小5の男の子が夢を語っていた
▼米国の9歳のユーチューバーが、1年で約30億円を稼いだそうだ。おもちゃの評価動画などの再生回数が計122億回に上ったというから驚く。好きなこと、得意なことを大勢の人に見てもらい、「いいね」をたくさんもらってお金が稼げる-となれば、なりたいと思うのも無理はない
▼ただ、共感を得る企画を考え、実演し、録画、配信して高評価を獲得するのは、簡単ではあるまい。ユーチューバーの収入で生活できる人はまだ一握りという
▼中には、視聴数を稼ぐ目的で過激な内容を公開したり、他人に迷惑をかけて面白がったりする悪質な内容も。大切なのは「みんなが笑顔になれる」ことだと、小5に教わった
▼米国の9歳も、子どもたちが憧れるスポーツ選手やアイドルやお笑い芸人も、一流と呼ばれる人は才能と運だけでなく、きっと地道な努力を重ねて成功をつかんだのだろう。「将来、世界で売れるためには、何か人をひきつける動画を考えないといけません。これからがんばります」。まっすぐな夢を応援したい。
元稿:西日本新聞社 朝刊 主要ニュース オピニオン 【春秋】 2020年12月25日 10:40:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【社説】:「桜」疑惑で聴取 安倍氏は国会で真実語れ
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:「桜」疑惑で聴取 安倍氏は国会で真実語れ
安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補填(ほてん)問題で、東京地検特捜部が安倍氏を任意で事情聴取した。安倍氏は関与を否定したとされる。これを受け特捜部は、後援会代表の公設第1秘書を政治資金規正法違反(不記載)の罪で略式起訴し、安倍氏については不起訴処分とする方向で最終調整に入ったという。
安倍氏本人の刑事責任は問われない見通しが強まったが、首相を退いたばかりの政治家が「政治とカネ」の問題で捜査当局の調べを受けるのは異例だ。公設第1秘書が罪に問われれば、安倍氏も政治責任は免れまい。
何より重大なのは、略式起訴の内容が事実とすれば、夕食会の会費では賄えない費用の差額を補填していたのではないか-という疑惑を全面否定してきた安倍氏の度重なる国会答弁が完全に覆ってしまうことだ。
関係者によると、昨年までの5年間でホテル側へ支払った総額計約2300万円に対し、参加者の会費との差額が900万円余あった。安倍氏が代表の資金管理団体が差額を穴埋めしていたのに政治資金収支報告書に記載しなかった、とされる。
安倍氏は首相在任中、この疑惑をただされるたびに「後援会としての収入、支出は一切ないので、政治資金収支報告書への記載は必要ない」「事務所が補填したという事実は全くない」と繰り返し力説してきた。
衆院調査局によれば、昨年11月から今年3月の夕食会費補填問題を巡る衆参両院の国会質疑で、このような安倍氏事務所の関与や補填の有無などに関する質問に対する当時の安倍首相の答弁を精査した結果、事実と異なるとみられる答弁が少なくとも118回あったという。
驚くべき数字である。時の首相が国会で虚偽の答弁を繰り返していたとすれば、国会審議はもとより議会制民主主義の根幹を揺るがす。国会だけでなく、主権者である国民も欺かれたことになる。
特捜部の事情聴取の中で安倍氏は補填について「知らなかった」と説明したというが、それで済む問題ではないことは明らかだ。安倍氏は捜査が終結したら国会へ出向き説明する意向を示している。自らの国会答弁について誤りを正すのであれば、国会での開かれた質疑を通じて国民に真実を語るべきだ。
野党はうその証言をしたら偽証罪に問われる予算委員会での証人喚問を求めている。当然の要求だ。理解に苦しむのは、自民党が非公開で議事録も残らない議院運営委員会の理事会を説明の場に想定していることだ。形だけの釈明を聞いて幕引きにしようとするのは許されない。
元稿:西日本新聞社 朝刊 主要ニュース オピニオン 【社説】 2020年12月24日 10:43:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。