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チラシの裏

今買える本は今日買おう

2011年10月23日 | others
「世界はぼくのもの」青心社
「御先祖様はアトランティス人」朝日ソノラマ文庫海外シリーズ
「ボロゴーヴはミムジイ」ハヤカワSFシリーズ
このカットナーの本は、タマが少ないせいかアマゾンや古書サーチエンジンで探すと妙に高い値がついてます。
反対にハヤカワの銀背のSFのほうが安いとは、時代が変わったんですね。
そんな高値の本を買う人がいるのかどうかわかりませんが、
古本で高いレア本を買うよりも、いま出版社が出している新刊を買うことのほうが大事ですよ。

今月は平凡社の「少年少女 昭和ミステリ美術館 表紙でみるジュニア・ミステリの世界」がまず必携、
そして国書刊行会から若島正の「乱視読者のSF講義」も必須。
「ジーン・ウルフ論」なんてこの人しか書けないのでは。
「少年少女 昭和ミステリ美術館~」の評判がよければ続いて「ジュニアSF」などのシリーズも出したいと
藤原編集室氏が書いていたので、これはもうみんなで買って続編を出してもらいましょうよ。

少年少女 昭和ミステリ美術館 表紙でみるジュニア・ミステリの世界

SFの出版は早川、創元、国書の3社でほとんど寡占状態ですが、
(なんて思ったら、河出書房新社の奇想コレクションがありましたね)

ミステリでは論創社や長崎出版が意外な作家や作品を出していて、
在庫がなくなる前に買っておきたいものです。

たとえば長崎出版の海外ミステリGem Collectionならば、
E・C・R・ロラック「死のチェックメイト」
J・J・コニントン「或る豪邸主の死」
M・D・ポースト「ランドルフ・メイスンと7つの罪」あたりか。

海外ミステリGem Collection

論創社の論創海外ミステリは版元にも目録がないのですが、
ミステリファンサイトのこちらに目録がありました。

こちら

いつのまにかこんなに出ていたんですね。しかも本格だけじゃなくてサスペンスやハードボイルドもあるし。
カーのラジオドラマ集は別格として選ぶとすると、
アーサー・ポージス「八一三号車室にて」
ウィリアム・ブリテン「ストラング先生の謎解き講義」あたりか。
両人ともに日本ではこれ1冊なので(ブリテンは「~を読んだ男」があるけれど)。
論創社は論創海外ミステリを売り切りにするつもりなのかHPにも既刊目録がない。
そのうち買えばいいかと思っていると足をすくわれる(って自分のこと)。
ようし、明日はジュンク堂だ!
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
タメなんですよねぇ。 (したっぱ)
2011-10-26 22:46:27
ジュンクの社長とボク。
ということはツノダくんとも(笑)
バイト中に一度見かけたきりですが。あれが社長だよって。
買収された今も社長なんでしょうかね。
イーガンを読みたいので、文庫しか買わない主義者が、河出の奇想コレクションに初めて手を出しますよ。最近は文庫だって千円するじゃないか…とか独りごちながら。
あ、完全に主義じゃなく金銭的事情だ!
返信する
TAPだね (spin out)
2011-10-26 23:56:31
河出の「TAP」を買うんだね。
そりゃとってもイーガン。
・・・

フクシマクラス?

ジュンクの社長云々がよく分らないんだけど、●ン●書店のころの話かい?
返信する
や、 (したっぱ)
2011-10-27 22:21:02
前世紀末にほんの数カ月。いい年して食い詰めてる時期が御座いまして。お恥ずかしい。そういや、本を売ってたのはその頃ですね。
返信する
河出の文庫 (spin out)
2011-10-28 00:49:37
食い詰めたときに本を売るのは昔から先人もよくやってきたことなので。

そういや大昔に「まんだらけ」にマンガを売ったことがあるなあ。

河出文庫には「20世紀SF 1~6」があって、これがいいアンソロジーなんですよ。
6にはイーガンも入っている。
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