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チラシの裏

大航海時代

2014年04月24日 | SF
タイトルを見るだけだと、ハインラインのジュブナイルぽい感じですが
(帯には「ホーンブロワー・ファン必読!」とあります)、
宇宙ステーションのフリマで小金を儲ける話です。
ですので帯の惹句(「銀河の荒海へと船出する!」)は煽りすぎです。
この作品には悪人が登場しませんし、主人公は失敗もしませんし、登場人物はみな善人です。
ハヤカワの青背で出すなんて理解に苦しむところ。

ところで作中では「フリマ」と書かれていますが(原文も「フリマ」?)、
実際には作家の作品を販売している、と書かれているので、
日本で言われている「アートマーケット」等の言葉のほうが近いのでは。
「フリマ」だと不用品を出品するイメージじゃないでしょうか。

「フリマ」で思い出したのですが、
先日となりの町で「一箱古本市」があると知ったので、ちょっとのぞいてきました。
ですが、こちらが期待しすぎたせいか、がっかりでした。
ほとんど「フリマ」じゃないのか、これ。

■大航海時代 ネイサン・ローウェル ハヤカワ文庫SF
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