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フレドリック・ブラウン  73光年の妖怪

2009年09月15日 | SF
フレドリック・ブラウンの「73光年の妖怪」について、アマゾンのコメントに「「敵」=「宇宙人」と飛躍した発想についていけない云々」とあって、なるほどと。
確かにそのとおりだなと、本棚から同書を探してきました。

旧版は真鍋博のイラストが懐かしい。

たしかに主人公の博士が「敵は宇宙生命体だ」と気づくのは論理の飛躍ですが、
それに納得できなければ、エンタメ小説読まずに数学の論文でも読むことをおすすめします。

昔の創元の前紹介は、話の核を面白く(少しやりすぎのときもありましたが)伝えてくれて、そこだけ読んでも楽しかったです。
こんなところでアマゾンのSF読み下手なコメントにつっこみを入れる必要もないですが。

でも、久しぶりに「73光年の妖怪」を読めて楽しかったです。

「妖怪」という言葉を使ったタイトルがやや間違ったイメージを与えることは否めないですが、話は面白いですよ。その昔桑田二郎が「暗闇の眼」というタイトルで漫画化(翻案?)していました。
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