『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。
今週のブログ主のお薦めは、【美輪明宏×佐高信対談】、「戦争って言葉をなくせばいいんですよ。「大量殺人」でいいんです」。それと、【『金曜日』で逢いましょう 三上智恵さん/米軍普天間基地の完全閉鎖を描いた『標的の村』を監督、8月から公開】。
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■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 「敗戦特集」。「終戦」でないところがミソ。盛りだくさん。三宅勝久さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%BB%B0%C2%F0%BE%A1%B5%D7)【買収容疑で元陸将補逮捕 〝ヒゲの隊長〟に不祥事続々】、「収支報告「ゼロ」」。佐藤正久参院議員の胡散臭い事実
■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 平良暁志氏【「過重負担はもう限界」不信増す県民 米軍キャンプにヘリ墜落】、「「基地内」として立ち入りを拒否」。県民の怒りなどお構いなしの振る舞い(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C0%D0%C0%EE%CA%B8)の米軍と自公政権
■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 阪上武氏【避難継続・移住補償を求め政府交渉 強行される「帰還に抗議」】、「年1mSvの基準が守られないのは人権侵害」。にもかかわらず、自公議員や規制委員会が東電の再稼働申請を許そうとしていることに呆れ果てる・・
■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / ・・東電原発人災は何も解決されていないし、汚染地に「帰還」させて、人災が無かったことにしようとしている(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/aab3948ca5c20dde40e4e7e3f5af0848)
■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 西村仁美氏【公務執行妨害で罰金四〇万円 歩いていて逮捕拘留】、東京地裁の安東章裁判長は罰金支払いを命じた。「転び公妨」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/860354285558d8b84b16e86c911cf17b)?による現行犯逮捕か?
■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 宇都宮健児さん【風速計/生活保護基準引き下げ講義の闘い】、「生活保護基準の大幅引き下げに反対する「一万人審査請求運動」の呼びかけ人となって・・審査請求をするよう呼びかけ」。冷たい社会(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/c007564828f64859e07763882b08f63c)
■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 片岡伸行氏【過労死をなくそう!龍基金 二紙の記者が受賞】、東京新聞中沢誠・皆川剛記者ら。「渡邊美樹氏・・「・・全く反省などしていない・・」」。いまや自民党の参議院議員である(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/426ff522906a3a37a9802d0b579bfefc)
■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 水島朝穂氏【ナチスの「手口」を否定しなかった歴史の無知と危うさ 麻生発言の「静かに」が意味するもの】、「日本版「静か」な「手口」」。その差別意識の根深さも大問題な麻生太郎氏(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/52b9b4ad2f70b67a681e39262ce97367)
■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 【竹信三恵子の経済私考/「ナチス流円滑改憲」がもたらす経済衰退 ゆくえを占う国家戦略特区と最低賃金の改定】。すでにその手口は進んでいる(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/894e490b6fcc1055646841b25155b510)
■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 石山永一郎氏【ネトウヨと一体化する靖国 その罪と追悼施設の未来】、「靖国での「祈り」とは戦争に勝つための祈り」「戦犯問題は、「戦争責任」をあいまいにしてきた日本人全体の問題」。「国家によって神にされることはもう結構」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%CD%B7%BD%A2%B4%DB)
■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 【美輪明宏×佐高信対談】、「戦争って言葉をなくせばいいんですよ。「大量殺人」でいいんです」、「いじめ・・「恐喝」「暴行」・・いじっめっ子・・「犯罪者」と呼びなさい。・・万引き・・「窃盗」「泥棒」・・兵隊や兵士・・「殺し屋」でけっこう」。「ヨイトマケの唄」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e1b217ef14c0fb57be62348871c41e92)
■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 【『金曜日』で逢いましょう 三上智恵さん/米軍普天間基地の完全閉鎖を描いた『標的の村』を監督、8月から公開】、「オスプレイ強行配備前夜・・人々は普天間基地の全ゲートを封鎖した。三上智恵さんら琉球朝日放送クルーは経緯をすべて撮影、記録映画にまとめた」
■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 【『金曜日』で逢いましょう 三上智恵さん】、「無断で入ることをためらう若いスタッフには、映画『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳』・・を見せ、「問題自体が法を犯したものであれば、報道カメラマンは法を犯しても構わない」」・・・
■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 【『金曜日』で逢いましょう 三上智恵さん】、「・・を見せ、「問題自体が法を犯したものであれば、報道カメラマンは法を犯しても構わない」」という福島さんの言葉で撮影を説得した」。●反骨の報道写真家、福島菊次郎さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/6418b9fbbc23e39ba8944f6f6426aa4b)
■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 池田哲平氏【日本政府は誰の見方をしているのか? オスプレイ運用に募る沖縄の不信】、「今回の追加配備で二四機となるオスプレイの影響は確実に、沖縄の住民生活に直結」。冷たい政府(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C0%D0%C0%EE%CA%B8)
■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 半田滋氏【安倍晋三首相が執念を燃やす集団的自衛権のトリック 世界最強の米国を自衛隊が守るというのか】。●麻生太郎氏「だれも気づかないでかわった。あの手口に学んだらどうかね」は既に進行中(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/894e490b6fcc1055646841b25155b510)
■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 今田真人氏【TPPで水産業を壊滅させていいのか】。桐嶋瞬氏【多重下請けで〝使い捨て〟、偽装請負も 闘う原発労働者たち】。●原発で働く: 「コスト優先」、「命は二の次」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%B8%B6%C8%AF%CF%AB%C6%AF%BC%D4)
■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 山口正紀さん【〈壊憲〉に抗う柔らかな発信 「憲法寄席」の試み】。「松元ヒロ氏【写日記 その10】、「日本国憲法を擬人化した『憲法くん』と言うネタ」と同じような試み?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/9cf92a972ac07b0d0538d9f8b4167b3a)
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山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、7月9日)。
すっかり時機を逸してしまいましたが、半年前の記事。
山岡さんによる園良太氏へのインタビュー記事が出ていました。
世界に例を見ない代用監獄の問題など、警察に逮捕されるとどうなるかというお話。
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【http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、7月9日】
2012/07/09
反原発若手活動家・園良太氏が語る、原宿署内「保護房」の実態
執筆者: Yamaoka (6:36 pm)
江東区竪川河川敷公園のホームレス追い出しに抗議し、「威力業務妨害」容疑で逮捕・起訴された園良太氏(写真)だが、6月14日に保釈されたことは本紙既報の通り。
しばらく休養した後、反原発などの活動を再開した園氏に7月6日、インタビューをおこなった(場所は経産省前テントひろば)。世界でも珍しい「代用監獄」(司法機関の拘置所の代わりに、警察署内の留置所に被疑者の身柄を置き、警察が取り調べをする)は、「冤罪の温床」「被疑者の人権軽視」との批判もある。
逮捕されてからの127日間について、園氏に聞いた。
――取調べでは、調書を破ったり、机を蹴ったりと、相当反抗したと聞いていますが。
ぼくは2回の逮捕経験があるので、監獄の何がおかしいのかトータルに理解していた。とにかく、すべてがおかしいんですよ。「おらおら、園ちゃんよぅ」と人の髪を掴んでクシャクシャにしたり、頭を壁にぶつけたり。
指紋や顔写真をとって永久保存して、完全に犯罪者予備軍として登録されるわけですが、まだ起訴もされていない段階でそんなことをする。最近はDNAまで取っている。誤認逮捕の可能性だってあるのに。海外では考えられない。
「逮捕されたら犯罪者」という世間の見方は、この「代用監獄」制度が保証しています。だからぼくは、言葉と体で、この制度そのものに反対することにした。
現行犯逮捕なのに、手帳やら持ち物を全部没収するのだっておかしい。つまり政治的事件だから、ぼくの人間関係や、友人の名前や住所を探るために勝手に持っていってしまう(写真は園氏の著書『ボクが東電前に立ったわけ』)。
――取調べでは、具体的にどういうことを聞かれましたか。
初日しか取調べを受けなかった。基本的に黙秘だけど、ひたすら相手の刑事に「ものを返せ」「指紋をとるな」と叫びました。相手の質問には答えず「ふざけんな・ふざけんな・ふざけんな」とオウムのように繰り返したり。次の日以降は取調室に行くのを拒否し、部屋から出なかった。
1回目に逮捕された麻生邸ツアーのときは、取調べの刑事から「親が泣いているぞ」「仲間はおまえのことなんてどうせ見捨てるぞ」「就職できなくなるぞ」等、お決まりの転向強要がありましたが・・・。(※ちなみに2回目の逮捕は、昨年9月に東京都新宿区で行なわれた「差別・排外主義にNO!9・23行動」でのデモの最中、警備中の警察官によって公務執行妨害容疑で逮捕。不起訴)。
――取調べが拒否できる、というのが驚きだが。
事件によると思う。支援や注目が少ない人とか、昔の左翼の爆弾事件とか重大事件だったら、拒否しても、無理やり引きずり出されていたと思う。今回は、向こうもどうせぼくが黙秘するとわかっているし、実際たいして聞くこともない。引きずり出すのも面倒だから、放置しておいたということでしょう。
逮捕された人がいきなり取調べを拒否するのは難しいと思うけど、2回3回と逮捕されれば慣れてくる。取調べに出ないほうが、全然楽です。長時間、くだらない話を延々と聞かされるのはキツイ。
――いわゆる「保護房」に入れられたそうですが。
・・・・・・。
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山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事の一部(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、2月5日の記事)。
問題の核心部分が分からないけれども・・・。
随分前の事件です。大河原宗平さんの逮捕が、やはりというべきか、群馬県警によるデッチ上げだった模様です。マスコミで報道されてしまうと、我々市民は〝悪徳警官〟と考えがちです。でも、それが、警察の裏金事件の隠ぺいのためのデッチ上げであったりするところが怖いところ。三井環さんや仙波敏郎さんの事件と構造は全く同じ。
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【http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、2月5日の記事】
2012/02/05
村木事件でのFD改ざんに続きーー『テレ東』番組でも明かされた「群馬県警証拠ビデオテープ改ざん疑惑」
執筆者: Yamaoka (10:10 pm)
大阪地検特捜部による村木厚子元厚労省局長の冤罪事件、その過程での検事によるFD改ざんはまだ記憶に新しいが、群馬県警(冒頭写真は県警本部)による証拠ビデオテープ改ざん疑惑も何とも衝撃的だ。
この1月21日の「田勢康弘の週刊ニュース新書」(テレ東系。午前11時30分~)で約30分の特集が組まれ、関係者の間で話題になっている。複数のビデオ映像解析専門家が番組に登場し、「改ざん濃厚」と証言しているのだ。ただし、それにも拘わらず大手マスコミは一切後追い報道していないから一般にはほとんど知られていない。
こちらの疑惑は群馬県警組織上げての改ざんが濃厚。しかも、この事件で逮捕されたのは現職の警部補(当時)だった大河原宗平氏(=横写真。当時50)。なぜ、仲間である警部補を県警は証拠をデッチ上げしてまで逮捕しなければならなかったのか!?
問題のビデオテープは、逮捕容疑になった公務執行妨害(警察仲間が!?)の時の様子を撮影したもの。その事件が起きたとされるのは04年2月16日のことだ。
8年も前のことが今回、報道されたのは、村木事件などで世の中の見方が変わって来たこと、また、この間、ビデオテープ解析の技術が進み、改ざんされていることが立証できるようになったことが大きいようだ。
さて、疑惑の映像(=横写真)は、大河原氏が高崎市内の知人マンションから出勤しようと午前8時ごろ出てきたところを、待ちかまえていた交通指導課の捜査員数人が取り囲み、大河原氏の自家用車が偽造ナンバーを付けているとして調べようとしたところ、大河原氏が捜査員の一人に体当たりするなどして捜査を妨害しようとしたことの証拠とされる。
そして、この映像は一部がカットされていたようなのだ。
もっとも、このビデオテープには、そもそも肝心要の大河原氏が捜査員に体当たりしたシーンは映ってなかった。では、県警は一体、どういうシーンをカットしたというのか!?
体当たりシーンがないのだから、さすがに大河原氏はこの容疑では不起訴(起訴猶予処分)になった。だが、この逮捕の事実は微罪にも拘わらず大手マスコミで一斉報道され、翌月、大河原氏は偽造ナンバーを付けていた容疑(道路運送車両法違犯)で再逮捕され、懲戒免職になっている。
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山岡俊介さんのアクセスジャーナル(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/)の12月20日の記事の一部。
あ~、そういうこともありました(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/778921327abe3a8dc012a7814309c75a)。62,0000,0000円の麻生太郎元首相宅を見学するツアーでした(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/778921327abe3a8dc012a7814309c75a、http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/36155154911a8895c48b6c99792b0633)。あれから何年が経ったのでしょう、何代の首相が交代? 自民党は下野しました。政権が変わっても、何も変わっていませんけれどもね。いや、むしろ悪くなっているかな。
実は、そのツアーの際、事件が起きています。”ゆでダコ坊主”(公安)の公務執行妨害による冤罪逮捕事件です。いわゆる「転び公妨」。YouTube映像で確認できました。たとえば、「薔薇、または陽だまりの猫」さんのココ(http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/54f2406cc3c238ed05c02a06b88596ce)。
今回のツアー参加者の皆さんも十分に気をつけられてください。原子力ムラの住人に嵌められないように。
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【http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/の12月20日の記事の一部】
2011/12/20
<お知らせ>12月25日「クリスマスは東電会長の家へ」とリアリティツアー再来
執筆者: Yamaoka (8:20 am)
野田首相は12月16日、福島第一原発について「事故収束」を宣言したが、福島県をはじめ抗議、撤回を求める怒りの声が広がっている。実際、溶融した核燃料がどこにあるかも不明で、いまだ放射性物質が垂れ流されたままの状態なのだから「事故収束」など、とんでもないことだ。
また東京電力は、事故の真相調査が進んでいないことをいいことに、いまだに自らの責任を曖昧にしている。
こうしたなか、「クリスマスは東電会長の家へ リアリティツアー2011」と銘打った企画がおこなわれようとしている。
“リアリティツアー”と聞いて、思い出した方もいるだろう。そう、2008年10月に「リアリティーツアー 62億ってどんなだよ。麻生首相へのお宅拝見」と題して渋谷区松濤の麻生元首相の家を訪問しようとした若者のうち、3人が逮捕された件だ。・・・・・・。
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『紙の爆弾』(2010年2月号)、1月に読了。
橋本玉泉氏、「新銀行東京による〈恫喝訴訟〉 〝請求放棄〟でも「目的は遂げた」/「和解」終結の裏に新銀行東京の高笑い」(pp.14-18)。元行員・横山剛氏へのSLAPP(SLAPP)。「〈マイ・ニュース・ジャパン〉に掲載された烏賀陽弘道氏の記事によれば、横山氏は裁判費用として「クルマ二~三台分は使った」ということ」であり、疲弊。つまり、SLAPPの目的は達成。「「訴えた者勝ち」が公然と横行する日本の裁判制度」。久田将義氏がある訴訟で裁判所に赴いた際のやり取り、「裁判官「だいたい。現状の裁判は訴えたもの勝ちになってるの。折角訴えたんだから。それと、僕は新潮社の裁判もいくつか担当しているけど、全部負けさせているからね」と言われた。/裁判官の胸先三寸なんだ、と変に感心しながらその雄弁な裁判官の言う事を聞いていた」。
仙波敏郎さん、「裏金告発した元愛媛県警巡査部長 退職後も続く闘争/第七回『裏金告発に対する群馬県警の報復』」(pp.30‐32)。群馬県警の裏金告白者、大河原宗平元警部補。現在、あの阿久根市役所に勤務。県警勤務時に偽装領収書に抗議したところ、報復人事・左遷。「その後も、時季はずれの嫌がらせ的人事は続き、さらに不当な行動監視」。「不倫事件」をでっち上げられ、減給。さらに、別のでっち上げ事件で強制捜査を受け、その際、〝転び公妨〟的な公務執行妨害をでっち上げられる。この強制捜査で、逮捕状を取られ、さらに10日間勾留。不起訴になるも、懲戒免職。「真相を知らない市民の方には、・・・マスコミに書かれた内容を鵜呑みにされ、誤解されたままです。これが、マスコミが権力(警察)の手先となって、事実を確認することなく、警察発表どおりに記事にするという悲しい現実です」。
高須基仁氏、「東京オリンピックを招致するための、たった十分間のPR映像の製作費が5億円だったという。かねてから招致費用として予算百五十億円を見込み、「(百五十億円は)痛くもかゆくもない」と言っていた石原慎太郎。やりたい放題だな。/慎太郎は、自分のため、あるいは石原一族のためだけを考えているようで、どこにも公僕というイメージが感じられない。小泉純一郎にも同じ印象を受ける。小泉は金の香りはあまりしないが、プライベートすぎる。/・・・鳩山家の方が・・・慎太郎よりまだましだ。小沢一郎や大嫌いな亀井静香は、プライベートなことをやっているように見えて、意外と金は自分のためには使っていない気がする」(p.85)。


CMLに出ていた記事を孫コピペさせてもらいます。
尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁巡視船との衝突のビデオについて、『日刊ゲンダイ』への田中康夫氏の「緊急寄稿」です。
神戸の海上保安官(主任航海士)が流出させたそうですが、その理由・目的がよくわかりません。
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【http://list.jca.apc.org/public/cml/2010-November/006274.html】
【緊急寄稿】「尖閣ビデオを観て・・・」期待外れだった これが「衝突」なのか
11月1日(月)午前8時から衆議院第一議員会館内の特別室で、衆参両院予算委員会理事懇談会が開催され、今年9月7日の尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁巡視船との「衝突事案」の映像記録の視聴が行われました。出席した29名の1人として田中代表も視聴し、「日刊ゲンダイ」に緊急寄稿しました。
「見れば一目瞭然」と前原誠司外務大臣が、海上保安庁を所管する国土交通大臣時代に豪語していたヴィデオが、遂に公開されました。本日11月1日午前8時から衆議院第一議員会館地下一階の特別室で開催された、衆参両院予算委員会理事懇談会の場で。
限定29名の中の1人として、海上保安庁の鈴木久泰長官の説明と共に、9月7日午前10時15分からの3分20秒、同10時56分からの3分30秒、都合6分50秒のヴィデオを視聴した限りに於いては、豈図(あにはか)らんや、「う~む、この程度だったのか」が偽らざる印象です。
前編は、巡視船「よなくに」の左船尾に中国漁船の左船首がぶつかった前後。後編は、その約40分後に巡視船「みずき」の右舷中央部に中国漁船の船首がぶつかった前後。が、それを「衝突」「追突」「接触」の何(いず)れと捉えるか、批判を恐れず申し上げれば主観の問題ではないか、と思われる程度の「衝撃」なのです。出席していた複数の議員も、同様の見解を僕に呟きました。
鈴木長官の説明に拠(よ)れば、2度目の衝突から2時間後の午後零時56分、「領海外」で2隻の巡視艇が中国漁船を挟む形で拿捕(だほ)。然(さ)したる抵抗も無く、船長以下の乗組員は任意の事情聴取に応じます。公務執行妨害での逮捕は、その14時間後の8日午前2時3分です。
既に9月30日の予算委員会でも指摘した様に、領海侵犯や違法操業、入管法違反という毅然たる「王道」でなく、公務執行妨害という「覇道」で逮捕の意気地なき判断ミスを前原氏が下したのが、その後の迷走の原因。
まっ、斯(か)くなる”お子ちゃま大臣”を糾(ただ)した所で詮方ないので話を先に進めれば、反政府デモが禁じられている鬱憤(うっぷん)を、反日デモの形で発散している可哀相な存在が中国国民。それと同じ土俵で日本も激高した所で問題は解決しません。
貪欲に国益を追求するナショナリズムの大国が中国。が、アメリカとて同じく、貪欲に国益を追求するデモクラシーの大国なのです。国家とは本来、国益を追求してこそナンボの存在。とするなら、こちらが成熟した国家として、笑顔で握手しながら机の下では”急所”を握る、大人の外交戦略を打ち立てるべき。
が、不幸にも、理念も哲学も覚悟もなき日本政府は、上げ潮路線ならぬ”下げ潮路線”で右往左往、内外から押し切られるばかりなのです。う~む。
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【青木理著、『日本の公安警察』】
寺澤有さんのこと? 「最近では捜査情報の漏えいをめぐり、情報源を突き止めるため、監察チームがあるジャーナリストを追尾していたところ、発覚してもめ事になる騒ぎもあった。ある公安警察官によれば「昔なら信じられない失敗。質の落ちた稚拙な追尾が原因」という」(p.147)。
自民党との癒着。「・・・警察に強い影響力を持つ代議士の剛腕ぶりと警察情報が無縁であるとは思えない。/・・・公安警察の本旨が「体制の擁護者」である以上、・・・。/・・・/「情報は、大物政治家や警察OBの代議士に流れているというのが、仲間内での公然の秘密であった。元来、秘密のベールに包まれているはずの『第四係』の懇親会終了後に自民党選出の国会議員が顔を見せるというのも、警察と自民党との癒着を物語るものであろう」・・・」(p.148)。
右翼と公安警察の「親しげな様子」(pp.150-161)。児玉誉士夫(p.150)。「・・・警察の警備の不足を右翼によって補おうとした首相・岸信介が・・・を通じて児玉に働きかけ、児玉は警察当局と打ち合わせて計画を練ったとも言われる」。鈴木邦男さん(p.151、152)。「「反共」ゆえに「親米」に転化し、自民党政府や財界と密接な関係を有していた既存右翼に対し、「反米」を鮮明に登場したのが新右翼だった」(p.154)。
朝日新聞社襲撃事件での小尻知博記者殺害(pp.155-156)。
〝教本〟表紙の写真(p.149)。「企業連続爆破事件の犯行前に東アジア反日武装戦線〈狼〉が発行した「・・・教本」の『腹腹時計』」(p.149、171)。
日本赤軍の重信房子さん(p.167)。東アジア反日武装戦線〈狼〉〈大地の牙〉〈さそり〉(p.169)。「大道寺将司、あや子、佐々木規夫ら〈狼〉グループ」。松下竜一さん『狼煙を見よ』(p.171)。
微罪・別件の乱発。「・・・公安警察は全国でオウム殲滅戦・・・。/・・・ありとあらゆる手法が駆使されて片っ端から逮捕された。公務執行妨害はもちろん、カッターナイフを所持していれば銃刀法違反、ビラをまきにマンション敷地内に入れば建造物侵入、駐車違反や車検切れなど極めてまれな逮捕も続いた。・・・大半が微罪だった」(p.179)。
監視社会。Nシステムに出会うたびに不快。エンジニアの移動を〝監視〟する会社について、「・・・形容しがたい不快感がわき上がってきた。いくら効率的だろうと、一日の自分の移動状況がすべて監視されているなどというのは尋常なことではない。/テクノロジーの発達と裏腹に制限されるプライバシー。・・・公安警察が縦横無尽に駆使し始めたらどうなるか。そんな不吉な予感もわき上がる」(p.241)。
「「自動車ナンバー自動読み取りシステム」。通称「Nシステム」。・・・/・・・データは警察庁をはじめとする警察組織のどこからでも検索可能で、調べようと思えば目的や時期を問わず、誰が所有する車両であろうと、その移動状況を容易に把握できるということになる。/・・・九七年末段階で幹線道路を中心に約四〇〇カ所・・・。市民団体などの調査によると・・・全国で566ヵ所に設置され、今も毎年約五〇台ものペースで増え続けているという。費用は一台で約一億円」!!(pp.241-244)。これこそ事業仕分けすべきでしょうに。「・・・これほど巨大な監視のシステムを警察に与えてしまうのは絶対に好ましくない。・・・/・・・必要と思われる場面で後手に回りつづけ、硬直化した作業に膨大な人員と金をつぎ込んできた公安警察の生態を考えればそれはあながち杞憂とは言えまい。/・・・最近のNシステムは、本州の日本海側や沖縄、あるいは自衛隊の演習地近くなど、犯罪捜査の有益性よりも公安警察的発想による新設が急増しているというのだ」(p.246)。
国民総背番号制の〝実験〟が島根県出雲市で既に実施(p.251)。
参考文献として斎藤貴男『プライベートクライシス』(p.262)。
