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●COVID19《震源地》となり、小池「ト」政や東京都知事選挙から見えてきたこと…《東京とは差別の都》へと堕ちていっていること

2020年07月14日 00時00分46秒 | Weblog

[「わたしの一票、誰に入れる?」 Chose Life Project (https://pbs.twimg.com/media/EbgxSPPVAAA9cHy?format=jpg&name=900x900)↑]



斎藤貴男さんによる、日刊ゲンダイのコラム【二極化・格差社会の真相/都知事選の結果を見て、東京は「差別の都」なのかと思った】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275656)。

 《なかんずく、人間というものの根源的な禍々しさを見せつけられている感覚を伴う石原、小池の両都政は異常彼らに際立つ共通項は差別」である。…ヘイトスピーチの常習犯…が18万近くもの票を得、あろうことか5位に食い込んだ。東京とは差別の都なのだろうか。》

   『●「おっさん政治をつぶして新おっさん政治を始めたにすぎない」
                      自民党亜種トファが本領発揮
   『●金子勝さん《PCR検査数が圧倒的に少なければ、何の意味もない。
         …東京の異様な数値は、検査数の圧倒的不足を示している》
   『●【黒鉄好 アベノマスクはやはり利権だった!~「疑惑の1社」
     驚愕の事実】《復興副大臣へ「献金」…若松謙維参院議員(公明、比例)》
   『●《十分な議論もないまま国の権限が強化され、個人の自由が制限される
        ことがあってはならない…見えない束縛は危機に紛れて忍び寄る》
   『●国会からトンズラ総理・アベ様の縁故資本主義およびCOVID19
     無能無為無策…《火事場泥棒によるピンハネで日本は滅びてしまう》
   『●小池百合子「ト」知事警報でレインボーブリッジと都庁を赤く染めても、
         ねぇ? 自身の足元ではエジプトアラートが鳴り響いてますが?
   『●金子勝さん《コロナ対応で失敗続きの小池…東京が感染のエピセンター
      (震源地)と化してしまうのではないか》? 「ト」政によって既に…
   『●《明らかに、小池都知事の「追悼文拒否」は歴史修正主義の虐殺否定論と
      ヘイトに勢いを与えた》…《空疎な小皇帝》石原慎太郎元「ト」知事越え
   『●小池百合子「ト」政の下、《震源地》化。一方、閣議決定を受け、
      なぜ「アベ様、アベノカビマスクを有難う」の声が巷に溢れない?
   『●東京都知事選挙の結果…コロナ人災の惨状を見せつけられても、
     この酷い小池「ト」政でも、小池百合子「ト」知事に投票していても…
   『●(政界地獄耳)《ポストに興味があって街に興味がない》
     《自分ファースト》…《自分》以外に興味なしな小池百合子「ト」知事の無責任
   『●小池百合子「ト」知事が《圧勝の裏で露骨にメディア選別、批判的な
       記者は“排除”》…居ても〝居ないことにされてしまった記者〟ら

 再度引用。小杉みすず氏による、リテラの記事【小池百合子都知事の最大の問題は極右ヘイトとの関係だ! 関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典に圧力かけ「虐殺なかった」ヘイト集会にお墨付き】(https://lite-ra.com/2020/06/post-5472.html)…《東京都知事選の告示まで1週間を切るなか、「学歴詐称疑惑」が再燃している小池百合子都知事。6月11日発売の「週刊文春」(文藝春秋)では、関連団体や都が巨額を支出したPR会社と小池氏の秘書をめぐる不動産取引など新たな疑惑が報じられているが、小池知事にはもうひとつ知事の資格を疑うべき大きな問題がある。それは、本サイトが以前から警鐘を鳴らしてきた“極右ヘイトとの親和性”だ》。
 《これに従わなければ中止や不許可にされても「異存ありません」とする内容の「誓約書」を交わすよう要請してきた》そうです。都庁の役人は、一体どうなっているのでしょうか? 「ト」知事という〝御頭〟が腐ると、都庁の内部までグジュグジュに腐敗していくの? 《つまり都の「誓約書」は逆に、ヘイト団体の集会へ利益をもたらそうとしているのだ》…もはやデタラメ…。《小池都政とヘイト団体「そよ風」が一体となった「朝鮮人犠牲者追悼式典」潰しの策謀》…アノ最悪な《空疎な小皇帝石原慎太郎「ト」知事越え。
 《歴史の事実は消すことができない。当たり前のことに、小池百合子東京都知事は疑問符をつけるのだろうか》?

 《過去四十数年も挙行されてきた関東大震災の際に虐殺された朝鮮人犠牲者らの追悼式典への追悼文を2017年に取りやめた。…式典そのものを潰す気である。今回の選挙では、あの「在特会」の元会長で、ヘイトスピーチの常習犯が18万近くもの票を得、あろうことか5位に食い込んだ。東京とは差別の都なのだろうか》。
 コラムの〆は、《生きていられる間に、せめて一筋の光を見たい》。本当に、そう。
 東京はCOVID19の《震源地》となり、小池「ト」政や東京都知事選挙から見えてきたこと…《東京とは差別の都》へと堕ちていっていること。

   『●『創(2010年6月号)』読了
   『●「東京に原発を」の〝ト〟知事は、住民投票を受けて立ってはどうか?
    《原発都民投票求め 32万人分署名提出 来月都議会審議
     請求代表者には社会学者の宮台真司さんや漫画家のちばてつやさんらが
     名前を連ねた》

   『●森達也さん「人は誘惑に負けることもあるが反省もする。
            …それをも許さない」「平成の治安維持法」
    《「共謀罪、心の萎縮招く」「今抵抗しないと」 作家ら声上げる
     ◆ちばてつやさん(漫画家) 日本は今、ゆっくりとした大きな
     渦の淵にいる。戦争とかどす黒いものがたくさん入っていて、
     その渦に巻き込まれるかどうかの境目だと思うので、
     非常に危惧している。》

 《もっとも、それもこれも選挙が公正に実施されたという前提での話だ会議の議事録は残さない、統計も公文書も偽造か改ざんされるのが当たり前の国で、選挙だけが公正に行われていると考えるほうがおかしい気もする》…暗澹とした気分。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275656

斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。

二極化・格差社会の真相
都知事選の結果を見て、東京は「差別の都」なのかと思った
2020/07/08 06:00

     (漫画家のちばてつや氏(C)日刊ゲンダイ)

 「あしたのジョー」の漫画家・ちばてつやさんが、3年前、私の取材に、こんな話をしてくれたことを思い出す。

「日本は今、ゆっくりとした大きな渦の淵にいる。その渦に巻き込まれるかどうかの境目だと思う」(「アエラ」2017年5月29日号)

 私たちはすでに渦の真ん中にいるのかもしれない。小池百合子氏が5日の東京都知事選で再選された。次点の宇都宮健児氏に得票率で4倍以上の大差をつける圧勝だった。

 小池氏は嘘ばかりついてきた豊洲新市場石原慎太郎・元知事の、東京五輪の会場問題では森喜朗・大会組織委会長の不正をただすポーズで、いつの間にか既定路線まっしぐら。新型コロナ禍の徹底した政治利用については繰り返すまでもない。

 5月末には、ノンフィクション作家・石井妙子氏の「女帝 小池百合子」(文芸春秋)が出版され、自称“カイロ大学首席卒業”のまやかしや、その人間性を疑わせる実話がつまびらかにもされている。阪神・淡路大震災の翌年、陳情に訪れた地元の被災女性らに対する態度が凄まじい。一度も顔を上げずに、「もうマニキュア、塗り終わったから帰ってくれます? 私、選挙区変わったし」と言い放ったとか。

 それでも、今回の選挙結果なのである。1995年の青島幸男都知事誕生以来、暗黒であり続ける東京都政。なかんずく、人間というものの根源的な禍々しさを見せつけられている感覚を伴う石原、小池の両都政は異常彼らに際立つ共通項は差別である。

 小池氏は過去四十数年も挙行されてきた関東大震災の際に虐殺された朝鮮人犠牲者らの追悼式典への追悼文を2017年に取りやめた。と同時に始まった右翼団体による同日同時刻の同じ都立横網町公園でのヘイト集会に批判が集まると、今度は両者を同列視。式典の実行委による会場の占有許可申請に条件をつけ、従えなければ不許可でも「異存ない」とする誓約書を書くよう求めてもいる。式典そのものを潰す気である

 今回の選挙では、あの「在特会」の元会長で、ヘイトスピーチの常習犯である桜井誠氏が18万近くもの票を得、あろうことか5位に食い込んだ。東京とは差別の都なのだろうか

 もっとも、それもこれも選挙が公正に実施されたという前提での話だ会議の議事録は残さない、統計も公文書も偽造か改ざんされるのが当たり前の国で、選挙だけが公正に行われていると考えるほうがおかしい気もする

 生きていられる間に、せめて一筋の光を見たい
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●森達也さん「人は誘惑に負けることもあるが反省もする。…それをも許さない」「平成の治安維持法」

2017年04月20日 00時00分24秒 | Weblog

[※ 東京新聞(2017年3月8日)↑]



東京新聞の記事【「共謀罪、心の萎縮招く」「今抵抗しないと」 作家ら声上げる】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201704/CK2017040802000140.html)。

 《◆雨宮処凛さん(作家) 沖縄で運動の弾圧が進んでいる。共謀罪ができたらどうなってしまうのか不安。普通の人は「こんなことを言ったら共謀罪になるかもしれない」と萎縮する。自由を奪われたくない》。

   『●金平茂紀さん「僕らの国の司法にはかつて
     「予防拘禁」という仕組みが合法的制度として存在していた」
    「金平茂紀さんによると、《僕らの国の司法にはかつて「予防拘禁」
     という仕組みが合法的制度として存在していた》
     《戦前、あらゆる社会運動を弾圧する機能を果たした法律に
     治安維持法があった》。山城博治さんの拉致は「予防拘禁
     だったようです。《沖縄ではプレ「共謀罪」捜査が先取りされている
     そうです。酷い国…。
      「平成の治安維持法」を欲するデンデン王国「裸の王様」、そして、
     「忖度」する取り巻き連中。検察や裁判所までが「忖度」する
     世も末なニッポン」

 《◆金平茂紀さん(テレビキャスター) まだやっていないことが取り締まりの対象になる共謀罪は特別に危ない法律だ。沖縄で基地反対運動のリーダーが逮捕されたが、これは共謀罪を先取りした予行演習だ》。《沖縄ではプレ「共謀罪」捜査が先取りされている》…山城博治さんは、ようやく釈放されましたが、もう御一方は「拉致」されたまま。「予防拘禁」されたままです。やがて、憲兵モドキが現れ、「本土」も戦前に逆戻り。

 森達也さん《人は誘惑に負けることもあるが反省もする。共謀罪はそれをも許さない》《一人一人を見ないで、全体をレッテル貼りし、排除しようとする社会まで秒読み》…「平成の治安維持法」完成まであと一歩。デンデン王国「裸の王様」の意を「忖度」し、警察や検察が「一般人かどうか」を判断し、市民が相互に監視し、密告し合う社会…悍まし過ぎる社会。それでも「半分は内閣を支持している」「内閣支持率は52・4%」な壊れっぷりなニッポン、オメデタイニッポン。

   『●「平成の治安維持法」で、室井佑月さんや
       斎藤貴男さん「なんて、最初から一般人扱いされないだろうしな」
   『●「政治的修文」ではなく、法案の目的や「その他」に
        『平成の治安維持法』「内心処罰」という文言追加を
   『●当局の解釈次第で恣意的に内心を罰し、
     お互いを監視・密告しあう社会…「平成の治安維持法」の完成

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201704/CK2017040802000140.html

「共謀罪、心の萎縮招く」「今抵抗しないと」 作家ら声上げる
2017年4月8日 朝刊

 「平和のために言論、表現の自由を守る」「四度目の廃案を目指す」-。国会で審議が始まった「共謀罪」法案に七日、作家や若者らから相次いで「NO!」の声が上がった。

 日本ペンクラブ(浅田次郎会長)は七日夜、東京都文京区の文京シビックセンターで「共謀罪は私たちの表現を奪う」と題する集会を開いた。作家や漫画家、写真家ら十四人が登壇して一人ずつ発言し、約三百人の市民らが耳を傾けた。専修大教授の山田健太常務理事が司会を務めた。

 作家の浅田会長は「平和のために言論、表現の自由を守っていくことが使命で、共謀罪は看過できない大問題。人間には命があっていずれ死ぬが、法律は死なない。子や孫の代にこの法律がどう使われるか。今が大事なときです」と強調した。

 日本ペンクラブは二月、「共謀罪によってあなたの生活は監視され、共謀罪によってあなたがテロリストに仕立てられる」などとする声明を発表している。

 共謀罪は組織的犯罪集団の活動として、二人以上で犯罪の実行を計画し、そのうちの一人でも物品の手配など準備行為をした場合、全員が処罰される。政府は二〇〇〇年に署名した国際組織犯罪防止条約を締結するため、犯罪に合意することを処罰する「共謀罪」と趣旨が同じ「テロ等準備罪」を創設する組織犯罪処罰法改正案を今国会に提出。対象犯罪は二百七十七に上る。


◆浅田次郎さん(作家) ペンクラブの使命は平和のために言論、表現の自由を守ることだ。人間には命があっていずれ死ぬが、法律は死なない。子や孫の代にこの法律がどう使われるか。今が大事なときだ。

雨宮処凛さん(作家) 沖縄で運動の弾圧が進んでいる。共謀罪ができたらどうなってしまうのか不安。普通の人は「こんなことを言ったら共謀罪になるかもしれない」と萎縮する。自由を奪われたくない。

◆内田麟太郎さん(絵本作家) 父はプロレタリア詩人で、戦前、治安維持法があり大変苦労した。私は革命的でも反抗的でもないが、子どもたちに喜んでもらいたいし、萎縮しないでアホなことを描きたい。

江成常夫さん(写真家) 二・二六事件の年に生まれた。日本人は戦争の過ちをないがしろにしてきた。必要のない共謀罪が出てきたのは、なぜか。過去からの日本人の精神性を問うことが必要ではないか。

金平茂紀さん(テレビキャスター) まだやっていないことが取り締まりの対象になる共謀罪は特別に危ない法律だ。沖縄で基地反対運動のリーダーが逮捕されたが、これは共謀罪を先取りした予行演習だ

香山リカさん(精神科医) メールやツイッターをするだけでも、もしかしたらまずいんじゃないかといちいち忖度(そんたく)していくと、考えることすらいけないんじゃないかとだんだんなっていく。

◆田近正樹さん(日本雑誌協会) 共謀罪によって、いつでも捜査ができるような状況が、市民を萎縮させ、社会を変えてしまう。さらに単独テロ対策のために1人で計画することも犯罪になるかもしれない。

ちばてつやさん(漫画家) 日本は今、ゆっくりとした大きな渦の淵にいる。戦争とかどす黒いものがたくさん入っていて、その渦に巻き込まれるかどうかの境目だと思うので、非常に危惧している。

中島京子さん(作家) 今回も強制採決されるというあきらめの気持ちもあり、反対の声がどこまで形になるかわからないが、慣らされることに抵抗しないといけない。4度目の廃案になるよう発言していく。

長谷部恭男さん(早稲田大教授) 犯罪というのは、やり終わったものを裁くのが基本原則。それが277の大量の罪について計画段階で捜査の対象になる。市民生活に直接にかかわるもので危険性も高い。

◆ビッグ錠さん(漫画家) これほど危機感を覚える時代はない。一般の人はどうしたらいいか分からないあきらめがある。過去に、そうやって戦争に入っていったではないか。一度法律ができると手遅れだ。

◆森絵都さん(作家) 東日本大震災のとき、国には国民一人一人を守るような力はないと感じた。それ以降も日本人の心の中に国への依存や期待が残っていて、そこを国につけこまれるのではないか。

森達也さん(映画監督) 人は誘惑に負けることもあるが反省もする。共謀罪は、それをも許さない。一人一人を見ないで、全体をレッテル貼りし、排除しようとする社会まで秒読みとなっている。

◆山口勝広さん(写真家) 写真は、時代を残す記録。萎縮して撮ることを恐れてはいけない。表現者として抵抗し、実情を知らせる義務がある。社会の窓、目となる表現を閉ざすことがあってはならない。



◇「国民を縛るな」 元SEALDsら 若者も叫ぶ

 安全保障関連法に反対し、昨年に解散した若者グループ「SEALDs(シールズ、自由と民主主義のための学生緊急行動)」の元メンバーらが結成した「未来のための公共」などが七日夜、「共謀罪」法案に反対する集会を国会周辺で開き、参加者らがラップ調の掛け声に合わせて廃案を訴えた。

 マイクを握ったメンバーの大学三年馬場ゆきのさん(20)は「国家権力を守るために、国民を法律で縛るのは間違っている」と批判。大学三年の奈良みゆきさん(20)は「与党は強行採決する恐れがある。おとなしく通過させてはいけない」と訴えた。

 集会には高校生を中心とした十代のグループも参加。「安倍政権に反対する金曜国会前抗議」と銘打ち、より多くの市民や団体を巻き込んで、毎週恒例の開かれた抗議の場にしていくという。
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●「東京に原発を」の〝ト〟知事は、住民投票を受けて立ってはどうか?

2012年05月12日 00時00分57秒 | Weblog


東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012051102000098.html)および社説(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012051102000131.html)、コラム(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012051102000100.html)。

 これだけリーダーシップが有るだの何だの、とても「人気がある」訳だし、「マスコミ受けも良い」そうなので、石原慎太郎〝ト〟知事の「東京に原発を」の思想は住民投票で多数を確保するはずであり、この際是非、住民投票を実施してはどうか? これまで四選を果たした訳だし、3.11直後でさへも氏が選任された訳なので、きっと「東京に原発を」の思想が認められる結果になり、原子力ムラの皆さんも喜ぶ結果になるはずです。
 勝ち戦の大好きな氏なのですから、これだけ氏の「東京に原発を」の思想が人気を呼び、これだけの勝てる戦に打って出ないのは奇妙です。是非、住民投票の実施を実現してほしいと思います。改憲(壊憲)派の氏が、まさか憲法違反だの、まさか憲法を蔑にするだの仰らないでしょうし、決してポケットマネーでとか、私財をなげうってとは仰いませんが尖閣諸島問題では「国がやらないのならば地方(東京都民の血税)がやる」とまで仰っている訳ですので、エネルギー問題・原発問題は国が判断すべき、などとはまさか仰らないでしょう。
 必ずや「暗闇の思想」派やその他の反原発派・減原発派を打ち負かすことになる勝ち戦な訳でしょうから、いつもの強気な姿勢で、白黒ハッキリさせてみてはいかがでしょうか? この際、プルトニウムまで取り出す政策を訴えられれば、好戦派〝ト〟知事として中国を軍事的に牽制できる強力な「武器」も得ることができるのでしょうから、まさに〝ト〟知事の面目躍如でしょう。氏を支えてくれている都民の皆さんの大きな喝采を得ることもできると思います。腰抜けでなく、リーダーシップのあるらしい〝ト〟知事がここで指導力を発揮すれば、議会もきっと実現に向けて進むはずです。
 これを受けて立たずして、「(おとこ)(こん) 小説家)」石原慎太郎氏の「リーダーシップ」が名前倒れになってしまいますし、〝ト〟知事は腰抜けで意気地なし、という烙印を押されかねません。この絶好の機会に、住民投票、受けて立つべきです。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012051102000098.html

原発都民投票求め 32万人分署名提出 来月都議会審議
2012年5月11日 朝刊

 原発稼働の是非を問う東京都民投票条例の制定を求める市民グループ「みんなで決めよう『原発』国民投票」は十日、地方自治法に基づき、条例制定請求に必要な三十二万三千七十六人分の署名簿を添え、石原慎太郎知事に請求書を提出した。石原知事は、グループが作った条例案に自らの意見を添え、都議会に議決を求める。 
 石原知事は住民投票に否定的で、条例制定に反対する意見を付けるとみられる。都議会の民主、自民、公明各会派は態度を明確にしておらず、採否は流動的な情勢。来月五日に開会する見通しの都議会定例会で審議される。
 これまで原発に関し住民投票が実現したのは、新潟県刈羽村など原発立地もしくは計画のあった三自治体で、いずれも原発反対派が勝利している。東京で住民投票条例が成立すれば、脱原発派へ追い風となり、柏崎刈羽原発の再稼働を前提に経営再建計画を進める東京電力や政府に見直しを迫ることになる。
 請求代表者には社会学者の宮台真司さんや漫画家のちばてつやさんらが名前を連ねた。昨年十二月十日からの二カ月間で条例制定の請求に必要な二十一万四千二百六筆(有権者の2%)を上回る約三十四万五千筆の署名を集めた。都内の各区市町村選挙管理委員会で審査し、93・5%が有効と認められた。
 グループは大阪市でも、同様に条例制定を求めたが、橋下徹市長は自らが既に脱原発を進めているとして住民投票の必要性を否定。市議会は三月末に反対多数で否決している。

役人シナリオけん制を 請求代表者の1人・宮台真司さん
 住民投票条例の目的をひと言で言えば、民主主義の本義を貫徹することです。日本では民主主義は多数決だと理解されているが、これは先進国的には標準を逸脱した考え方です。民主主義の本質は参加と自治です。
 そこで住民投票が非常に意味を持つ。住民投票による決定は、いわゆる世論調査で政策を決定することとは違う。住民投票では、半年後とか一年後の投票に向けて、住民たちが公開討論会やワークショップを開き、自治体や企業にさまざまな情報を公開させ、さまざまな立場の専門家から意見を聞き、最後は非専門家である住民が決める仕組みです。
 医療におけるインフォームドコンセント(十分な説明と同意)とセカンドオピニオンの組み合わせとよく似ています。いろんな医者の話を聞き、最後は患者本人が決める。これと同じです。住民はさまざまな専門家の意見を聞いて最後は住民同士で討議し、意識を高め投票に臨む。従って住民意識あるいは民度は上昇します。民度の上昇、それ自体が重要な目的になります。
 日本では、審議会や有識者会議で専門家の意見を聞いているというが、実は茶番。専門家は研究にお金が必要だから、必ず利権構造の中にいます。従って役人がどういう専門家を人選したかでシナリオは決まる。そして、議員が役人のシナリオ通りに議決してしまう。こういう状況をけん制、許さない仕組みが住民投票とワークショップなどの組み合わせなんです。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012051102000131.html

【社説】
原発住民投票 今こそ民意問うときだ
2012年5月11日

 原発を動かすべきか否か。東京都民の意思表示の機会を求め、市民団体が石原慎太郎知事に住民投票の条例づくりを請求した。原発ゼロの地平に立ち、草の根の本音をじかに確かめる意味は大きい。
 市民団体「みんなで決めよう『原発』国民投票」は地方自治法に基づき、有権者の2%を超す三十二万三千人分余りの有効署名を添えて直接請求した。
 石原氏は、市民団体がつくった条例案に賛否の意見をつけて議会に出す。条例ができれば住民投票が実現する。議会は直接民主制の重みを十分にくみ取り、成立を期してほしい
 問われるのは、都内に本店を構える東京電力の原発運転を認めるかどうかだ。福島第一原発の事故を引き起こした当事者である。
 原発の放射能禍は恐ろしい。多くの国民の命や暮らし、国土さえ奪い去る。発電に使った核燃料のごみは手つかずのまま増える一方だ。将来の世代につけを回す負の遺産はあまりにも大きい。
 こんな厄介な原発の取り扱いが国と電力会社、立地先自治体のみのさじ加減に委ねられている。国民を欺いてきた安全神話は崩壊したが、閉鎖的な仕組みは相変わらず温存されている。
 東電の再建に向けた総合特別事業計画には、新潟県にある柏崎刈羽原発を二〇一三年度に再稼働させる方針が盛り込まれている。国はゴーサインを出した。またも国民は蚊帳の外に置かれた。
 原子力政策は国家の命運を左右する。原発事故でそれがはっきりした。市民団体が求める住民投票は、いわば“原子力ムラ”が独占している政策を国民の手に取り戻そうとする試みでもある。
 首都東京は、福島県や新潟県などの地方に原発を押しつけ、その電力を大量に消費して繁栄を築いてきた東京都は東電の大株主でもある。もはや都民は原発に対して無関心でいてはいけない。
 住民投票が実現すれば、一人ひとりが問題意識をしっかりと持ち、意思を示す。その代わり結果について責任を負う覚悟が求められる。法的拘束力はないが、歴史を見れば民意は重い。
 福井県にある関西電力大飯原発の再稼働に対し、大阪府や京都府、滋賀県などの関西の周辺自治体は慎重な姿勢だ。だが、政治的駆け引きで原発の取り扱いが決まらないかと不安の声も出ている。
 地域ごとに住民の思いを真摯(しんし)にすくい取る努力が大切だ。住民投票の機会を全国各地に広げたい。
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この点に関して、以下、しつこく再々掲。

  『●『松下竜一未刊行著作集4/環境権の過程』読了(2/8)
    「埋め立て「協定調印の翌夜・・・一人のおじいさんが、さも納得いかぬげに
     質問に立った。「わしゃあ百姓をしちょるもんじゃが・・・・・・協定がもう結ばれた
     ちゅうけんど、そらあおかしいなあ。わしんとこには、なんの相談もこんじゃったが・・・・・・」
     /・・・まさに自分は市民の一員なのだから。/首をかしげいうおじいさんの疑問に、
     私は胸が熱くなり「そうなんです。市民一人一人の声に耳を傾けてまわらない政治が
     間違っている
のです」と答えた。・・・むしろ、おじいさんの発言を常識外れとして
     失笑した人々の、その〈ならされた常識〉にこそ、現今の民主主義の衰退があるのだ。
     /・・・その可否には、それこそ市民一人一人の意見を徴して回るのが当然である。
     今の行政機構の中でそれが不可能だとしても、そのような姿勢だけはもたねばならぬ。」
     (p.106)。「それこそが真の民主主義である」(p.141)。」


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012051102000100.html

【コラム】
筆洗
2012年5月11日

 「行政に従うだけの住民、いわば“従民”意識のままなら、地方自治は根付かない」。かつて市町村合併問題を取材していた時に聞いた言葉が今も頭にこびりついている▼歴史的に刻み込まれたDNAなのか、日本人は「お上意識」をなかなか払拭(ふっしょく)できない。敗戦後、新しい憲法に「主権在民」が定められたのに、現実は「主権在官」の強固な牙城をなかなか崩せないでいる▼首都大学東京教授の宮台真司さんは<任せて文句を言う社会>から<引き受けて考える社会へ>と言い続けてきた社会学者だ。福島第一原発の事故の後は、「原発をやめる」ではなく、「原発をやめられない社会をやめよう」と訴えてきた▼その宮台さんも請求代表者の一人である市民団体がきのう、原発稼働の是非を問う住民投票条例の制定を石原慎太郎東京都知事に請求。署名簿の入った百六十三個の段ボール箱が都庁の中に運び込まれた▼三十二万人もの都民が署名、押印したずっしりと重い署名簿だ。石原知事は条例制定に否定的だが、決めるのは議会だ。署名した人は、来年の都議選も見すえ、議員一人ひとりの態度をよく観察するだろう▼大阪市、東京都に続いて、中部電力浜岡原発を抱える静岡県でも、住民投票条例の制定を求める署名活動が十三日からスタートする。<引き受けて考える社会>に向け、意味ある第一歩になるはずだ。
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●『創(2010年6月号)』読了

2010年10月05日 04時55分30秒 | Weblog
 
『創』(2010年6月号)、7月に読了。

 「元大阪高検公安部長三井環の「検察との闘い」/2月26日シンポジウム会場にあふれた熱気」(pp.10-11)。安田好弘さん。
 里中満智子さん、ちばてつやさんら。「性表現の条例改正を押しとめた漫画家の気迫/3月15日、漫画家らが緊急会見開催」(pp.12-13)。「非実在青少年」なる陳腐な概念と、それを支持する元作家先生の都知事
 「第2の「靖国」騒動か? 「ザ・コーヴ」上映中止騒動/6月公開は実現が危ぶまれる事態に」(pp.14-15)。「ビルマVJ消された革命」による隠し撮り。

 長岡義幸さん「マンガはどこへ行く/マンガの性表現規制を狙った都条例改定めぐる攻防」(pp.64-71)。

 佐高信さん「タレント文化人筆刀両断/〝強者に弱く弱者に強い 石原慎太郎」(pp.72-73)。新党について、「・・・背後霊のように出しゃばる中曽根康弘渡邊恒雄を含めて、年寄りの冷や水以外の何物でもない」。「責任を部下に押し付ける石原の陰険さ」について、新井将敬氏の選挙ポスター差別シール事件。それについて、「・・・行動右翼の野村秋介は、「日本人の面汚しだ」と石原に抗議した」。「そんな石原を田原総一郎は、・・・と持ちあげているのだから、どうしようもない」。

 鈴木邦男さん「言論の覚悟/40年目の「よど号」」(pp.74-77)。シンポジウム「あれから40年。よど号問題を語ろう」。青木理さん。

 井筒和幸監督インタビュー「「ヒーローショー」/若者がスクリーンで無謀なことをするのが映画じゃないか」(pp.86-89)。

 森達也綿井健陽・想田和弘さん「2年前の映画「靖国」とよく似た展開に・・・/上映中止が懸念されるドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」を論じる!」(pp.90-102)。「「盗撮」という手法が問題なのか?」、「肖像権を侵してでも撮るべき場合も・・・」。是枝裕和さん。

 今西憲之さん「郵便不正事件の法廷で何が暴かれたのか/村木厚労省元局長の裁判で明らかにされた検察の杜撰」(pp.120-127)。「「フタをする」という検察の常套手段」、「廃棄された「取り調べメモ」」、「検察が持ち出したサインのない供述調書」。

 「永六輔[放送タレント]×矢崎泰久[元『話の特集』編集長]のぢぢ放談/第12回清潔なん知らない!」(pp.128-135)。井上ひさし氏やばばこういち氏の他界。
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