CMLに出ていた記事の一部です。前田朗さんの投稿。
たまたま、今朝、読んでいた週刊誌に高田渡さんのことが書いてあった。「話の特集」(企画・構成 矢崎泰久)の中の和田誠さんの「ほんの数行」(48)に、『バーボン・ストリート・ブルース』(高田渡、山と渓谷社)が紹介されていた。「自衛隊に入ろう」は、「・・・一見、自衛隊賛歌のような歌詞で、実はその逆説になっている不思議な歌・・・」であり、彼が18歳の頃に作った歌だそうだ。森達也さんのNONFIX『放送禁止歌』などで聞けます。
次週も含めて、師走は酷いことになりそうである・・・。
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【http://list.jca.apc.org/public/cml/2010-November/006552.html】
・・・・・・。
閑話休題
昨日は「放送禁止歌」というタイトルの「放送禁止歌」の授業をやりました。
1972年に出た山平和彦のアルバム「放送禁止歌」は発売中止となり、編集し
なおしたものが出ました。当時、札幌の高校生だった私は「放送禁止歌が放送禁
止になった」ことだけ知って、歌を聴いたことがありませんでした。2004年
に発売された山平和彦BOX4枚組みCDを買って、ようやく聴くことができました。
たぶん森達也さんの「放送禁止歌」で取り上げられたために発売になったのでし
ょう。
「放送禁止」「発売中止」に遭遇して、結局ミュージシャン生活を断念した山平
和彦ですが、ライブ収録の現代詩に曲をつけた作品はどれも興味深いものです。
ライブ1のオープニングの「オーバーチュア~希い」は、「平和を・・・たしか
な平和を」と歌い上げるもので、続けていれば山平の代表作になったかもしれま
せん。「放送禁止歌の山平」だけではないのだということが、わかります。
同じ時代に、たとえば頭脳警察はデビューアルバムもセカンドアルバムも発売中
止・回収騒ぎでしたが、「俺たちどうしたらいいんだ」とか言いながら、ずっと
アグレッシヴに歌い/闘い続けました。
山平も続けていれば、と。
ちなみに、以前、高田渡の「自衛隊にはいろう」も授業で取り上げました。いつ
もはブルーハーツを歌っている学生(18歳)がカラオケで見つけて、歌ったら、
初めて聴いた友人たちにも好評だったそうで、みんなで「自衛隊にはいろう」を
歌ったそうです(笑)。
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