
[三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]
沖縄タイムスの知念清張記者のコラム【[大弦小弦]「両国政府は恥を知るべきである」。多くの国際紛争の解決に尽力し…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/126077)。
《「平和学の父」…ヨハン・ガルトゥングさんが、新著「日本人のための平和論」で、沖縄の基地問題を取り上げている ▼両国政府とは「破壊力の大きい兵器や危険な物資は圧倒的に沖縄に重点配備する」米国と日本》。
『●アベ様がコピー(?)した「積極的平和主義」は、
ある平和学者の原義を跡形も無く破壊』
《この言葉を提唱したノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥング博士
(84)が定義する意味とは異なる。博士は19日に来日し、
「本当の平和とは何か」を語りかける。ガルトゥング博士は1969年の
論文で、戦争のない状態を「消極的平和」としたのに対して、
貧困や差別といった構造的な暴力のない状態を「積極的平和主義」と
定義した……「私は、日本がこう主張するのを夢見てやまない。
『欠点もあるが憲法9条を守っていく』『憲法9条が当たり前の世の中に
しよう』『軍隊は持たず、外国の攻撃に備えることもない』
『そして核兵器は持たない』と」》
『●「差別意識に基づく、官憲による歴史的暴言」…
ガルトゥング氏「非常に深刻な状況となる兆候…」と警鐘』
安倍政権の危険性や沖縄差別について、メッセージを発し続けているノルウェーの平和学者「平和学の父」・ヨハン・ガルトゥングさん。「Positive Peace」、「差別意識に基づく、官憲による歴史的暴言」、そして、今回は「両国政府は恥を知るべきである」と。番犬様や米政府だけの問題ではなく、《日本政府が当事者能力を持って》いないことが大問題で、まさに《日米共犯》。
『●普天間所属オスプレイ24機中の2機が墜落!
「日本政府が当事者能力を持って」いない…「日米共犯」』
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【http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/126077】
[大弦小弦]「両国政府は恥を知るべきである」。多くの国際紛争の解決に尽力し・・・
2017年8月10日 07:35 知念清張 オスプレイ
「両国政府は恥を知るべきである」。多くの国際紛争の解決に尽力し「平和学の父」として知られるノルウェーの社会学者ヨハン・ガルトゥングさんが、新著「日本人のための平和論」で、沖縄の基地問題を取り上げている
▼両国政府とは「破壊力の大きい兵器や危険な物資は圧倒的に沖縄に重点配備する」米国と日本。普天間飛行場所属のオスプレイが、オーストラリア沖で墜落した事故後の対応を見ると、冒頭の言葉は説得力を増す
▼県民の不安を訴え、飛行停止を求める富川副知事に「オスプレイは沖縄に限らず世界中で飛んでいる。軍の方針だ」(ニコルソン四軍調整官)と言い放つ在沖米軍トップ。それに異を唱えず、事故原因の究明もないまま「自粛」を求めるだけで、飛行を黙認する小野寺防衛相や菅官房長官
▼ガルトゥングさんは、特に敵からの攻撃対象になる沖縄のような基地周辺の住民は、非常事態には切り捨てられることが米側の戦略の前提と指摘する
▼昨年12月の名護市沿岸での墜落、普天間への胴体着陸。8カ月間で普天間所属のオスプレイ24機のうち3機が事故を起こし、重大な「クラスA」も2回
▼輸送機にもかかわらず、激しい訓練を伴う戦闘機より高い事故率は異常だ。日米両政府には、最優先で住民の命と生活を守る恥ずかしくない対応が求められている。(知念清張)
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