goo blog サービス終了のお知らせ 

Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●『松下竜一未刊行著作集2/出会いの風』読了(8/9)

2009年04月07日 07時53分49秒 | Weblog
【梶原得三郎・新木安利編、『松下竜一未刊行著作集2/出会いの風』
つづき。「「この人と出会ったばかりに、私の人生は狂ってしまいました」/小さなつどいでの自己紹介で、彼がそういって爆笑を誘ったことがある。この人というとき」に「私と出会った人」こと梶原得三郎さんの手はセンセを指していた。「・・・逮捕され起訴される。その獄中で職も喪ったのだから、私との出会いでまさに人生を狂わされたことになる。/大損をしたのは彼であり、一方私はこの弾圧をテーマにして『明神の小さな海岸にて』というドキュメントを発表しているのだから、彼を踏み台にしたという辛辣な見方をされてもしかたないのだが、二人の間にいささかのひびも入らずにきているのは、ひとえに彼の希有な人格によっているのだろう」。今宿在住の、野枝の母 (つまり祖母) ウメに育てられた「大きな瞳を輝かせた人」伊藤ルイさん。被告席の本人の「胸に刻み込む〝友情の言葉〟として語」らせ「私に証言させた人」鎌田俊彦さん、そして「あの証言の日の私の友情は、今も変わらないことを」。最後に、講演依頼に「はがきいっぱいに豪快な筆致で「快諾」とあった。千言にもまさるこの簡潔豪毅な返事に」センセを唸らせた「私を演じた人」緒形拳さん。「緒形拳さんから突然電話をもらった・・・。/「君の『怒りていう、逃亡には非ず』を読んだら、興奮してしまって一睡もできなかったよ」という。/・・・泉水博の、数奇な運命をたどったノンフィクションである。「これを映画にできたら」という熱い思いを、拳さんは電話で伝えた。/「君はいい仕事をしているねえ」といわれて、・・・拳さんがこうして遠くから見ていてくれたことを知って嬉しさもこみあげていた」。室原翁の役とともに、実現してほしかった。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ●『松下竜一未刊行著作集2/... | トップ | ●『松下竜一未刊行著作集2/... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

Weblog」カテゴリの最新記事