
[↑ 『森友文書 9000ページ分開示/改ざん連鎖 取り繕う財務省/「検察からは外部に出ない」「全て廃棄 言い切れぬ実情」/AKAGI NOTE返還』(朝日新聞、2025年6月12日[木])] (2025年6月15日[日])
《夫が苦悩する姿》が書き記された「AKAGI NOTE」が雅子さんに返る。赤木俊夫さんの「私物」を、国は、何故に後生大事に今まで隠し持っていたのか? その存在も明かすことなく。
『●《「AKAGI NOTE」…生越照幸弁護士は「文書を精査し、俊夫さんがどういう
指示に基づいて改ざんをさせられていたのか、事実経過を明らかにしたい」》』
赤木俊夫さんの「赤木ノート AKAGI NOTE」が赤木雅子さんに戻った。《「AKAGI NOTE」という文字が「2017.4.14」という日付けとともに書かれていて、雅子さんは1枚1枚めくりながら、「国としての責任とかいろいろなことを書いていて、もうちょっと読み解かないとわからないですが、まずは返してもらえたことがすごくうれしくて、胸がいっぱいです」と話していました。また、弁護団の生越照幸弁護士は「文書を精査し、俊夫さんがどういう指示に基づいて改ざんをさせられていたのか、事実経過を明らかにしたい」》(NHK)。膨大な資料、分析が待たれる。
日刊ゲンダイのコラム【相澤冬樹 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記/財務省が森友文書2回目の開示…俊夫さん手書きの「AKAGI NOTE」には夫が苦悩する姿が】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/373175)によると、《俊夫さんの手書き文字を見るのは、4年前に改ざんの経緯を記した通称「赤木ファイル」が公表されて以来だ。懐かしさでいっぱいになりながらノートを開いた。そこには森友学園への国有地8億円値引きの発覚後、俊夫さんが会計検査院の立ち入り検査で問題をたびたび指摘され苦悩する姿が浮き彫りになっている。
「8億円の減額は損害賠償に近い」
「なぜ価格に反映させなければならないのか」
「国が全体まで(地下のゴミを)撤去しなければならないのか」》
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/373175】
相澤冬樹 ジャーナリスト・元NHK記者
1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。
森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記
財務省が森友文書2回目の開示…俊夫さん手書きの「AKAGI NOTE」には夫が苦悩する姿が
公開日:2025/06/12 10:30 更新日:2025/06/12 10:31
(赤木雅子さんは段ボールを手に(提供)筆者)
財務省にガサ入れだ! ガサ入れといえば段ボール箱が欠かせない。
11日、空の段ボールを抱えて赤木雅子さんが代理人の生越照幸弁護士とともに財務省へ乗り込んだ。夫の俊夫さんは森友学園との土地取引を巡る公文書の改ざんを苦に命を絶った。雅子さんは真実を知りたいと、財務省が検察に任意提出した文書の開示を求めてきた。2回目の開示で出された文書は9000枚近く、重さは20キロにもなる。箱いっぱいに詰め込み台車に載せて外に出てきた。俊夫さんは検察への任意提出について予定帳に「任ガサ(任意のガサ)」と記していた。この日は雅子さんにとって、まさに「任ガサ」そのものだ。
9000枚もの文書の中で雅子さんが真っ先に内容を知りたいと考えていたものがある。財務省の担当者が開示2日前、突然明らかにしたのだ。
「今回の開示のトピックスは赤木俊夫さんの手書きのノートです」
そんなものがあるとは知らなかった。一体何が書かれているのだろう?
当日、雅子さんはノートの表紙に書かれた癖のある「AKAGI NOTE」という文字を見て確信した。
「夫の字だ。間違いない」
■「8億は引き過ぎ」
(「夫の字だ。間違いない」/(提供)筆者)
俊夫さんの手書き文字を見るのは、4年前に改ざんの経緯を記した通称「赤木ファイル」が公表されて以来だ。懐かしさでいっぱいになりながらノートを開いた。そこには森友学園への国有地8億円値引きの発覚後、俊夫さんが会計検査院の立ち入り検査で問題をたびたび指摘され苦悩する姿が浮き彫りになっている。
「8億円の減額は損害賠償に近い」
「なぜ価格に反映させなければならないのか」
「国が全体まで(地下のゴミを)撤去しなければならないのか」
「8億は引き過ぎ」
雅子さんは夫の文字が普段以上にゆがんで読みにくくなっていることに気付いた。検査が進むにつれて文字のゆがみは大きくなっていく。俊夫さんが苦しんでいた様子が如実に伝わって切なくなった。
「心が乱れていくのがすごくわかるような気がします」
俊夫さんが当時、苦しんでいた姿が蘇った。
「もうすっごいつらい顔をして『会計検査院が』って毎日のように言ってたのを覚えているので、相当つらい中のメモなんだろうなとわかります」
雅子さんは、周りの人たちの力も借りながらじっくり時間をかけて、今回開示された9000枚の文書を読み解くことにしている。
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《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さなければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)。
『●《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さ
なければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)』
『●またしても、《公文書改ざんを苦に自殺した夫の死の真相を明らかにして
ほしい――。(赤木)雅子さんの切なる願いは裁判所に届かなかった》』
『●大阪地裁は《検察の捜査手法などが推測されると「同種事件で罪証隠滅が
容易になる可能性がある」などと指摘し、不開示決定は妥当と結論…》』
『●赤木雅子さんが大阪高裁に控訴: デタラメの連鎖…《権力による事実の
隠蔽》「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》』
(東京新聞)【<社説>森友文書判決 「不開示」で真相隠すな】
《学校法人森友学園を巡る文書不開示決定の取り消しを求めた
裁判で、大阪地裁は国の対応を「適法」とした。公文書改ざんの
真相を闇に埋もれさせる判決だ。文書「不開示」は決して
許されない。国有地の約8億円の値引きから始まった森友問題。
財務省の報告書には改ざんの指揮系統などに関する記載はなく、
開示された「赤木ファイル」には黒塗り部分が約400カ所も
あった。肝心な部分は隠されて不明のままだ》
『●誠実さのかけらもない財務省《存否を明らかにせずに不開示決定》、それを
支持する裁判所…法的拘束力のない答申ではあるが総務省の審査会が正論』
『●デタラメにも2023年9月、大阪地裁は《不開示決定は妥当と結論づけた》が…
赤木雅子さん逆転完全勝訴! 大阪高裁牧賢二裁判長は森友文書開示を命じる判決』
『●森友文書、《上告せず、直ちに開示すべきだ》!! 大阪地裁・徳地淳
裁判長《不開示決定は妥当と結論づけた》一審判決のデタラメぶりが顕在化』
『●《上告せず判決を真摯に受け入れ》…森友文書、直ちに開示すべき!! 怖れる
ことは、アベ様政権下で起こったような、「すでに廃棄した」という回答…』
『●元首相アベ様やアソウ元財務相、スガッチ元官房長官は如何に関与? 長期に
わたって《丁寧に検討》した結果、黒塗りだらけで真相を闇に葬るつもりか?』
『●デタラメにも2023年9月、大阪地裁は《不開示決定は妥当と結論づけた》が…
赤木雅子さん逆転完全勝訴! 大阪高裁牧賢二裁判長は森友文書開示を命じる判決』
『●《最高裁が上告棄却、佐川宣寿氏の賠償認めず》…国の責任は「認諾」して
逃げておいて、一方、元理財局長が法廷で証言すると、何か拙いことでも?』
『●赤木雅子さん《「ショック。大事なところが抜けている」声を震わす妻『森友
問題』開示資料に“改ざん経緯”文書含まれず》(FNN)…まだ隠蔽する気か?』
『●生越照幸弁護士「森友学園の土地取引をめぐる騒ぎがあった時に、こうやって
調べられるべきだった…開示されていたら赤木俊夫さんは死ななくて済んだ」』
『●まだ隠蔽する気か、まだ改ざんする気か…【森友学園開示文書 欠落部分は
“政治と接点あった時期”】(NHK)、アベ様の妻・昭恵氏らが関与した時期』
『●政治家関係者との応接録などの森友文書の《廃棄の理由は「国会で…さらなる
質問につながりうる材料を極力少なくすることが、主たる目的だった…」》』
『●アベ様夫人昭恵氏付きの秘書だった経産省・谷査恵子氏《「…本省業務課に森友
学園への貸付料減額の可能性等について照会がなされる」》との文書等が欠落!?』
『●辰巳孝太郎議員《「抜いた文書は処分したのか?」という問い》に財務省理財局
石田清次長は《スルーして答えない…答えられなかった》(相澤冬樹さん)』
『●(東京新聞)《財務省の決裁文書改ざんで…関連文書に欠落があったことに
ついて、財務省は…「少なくとも17件は同省で保有している」と明らかにした》』
『●《「AKAGI NOTE」…生越照幸弁護士は「文書を精査し、俊夫さんがどういう
指示に基づいて改ざんをさせられていたのか、事実経過を明らかにしたい」》』
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