goo blog サービス終了のお知らせ 

地図帳に載らない最大の火山と温泉

2007-05-22 22:04:28 | Weblog
地図で表すことが出来るものなら全て「地理」
これが大学で習ったこと
国家の境、生物の分布、宗教の勢力、植生、貿易、
なんだって地図で表せる事象だったら科学だろうが歴史さろうがそこは地理学

でも、それは地球表面での事象の話
大都市の地下や死海の湖面や、マリアナ海溝より下、地球内面に近づくと
マントルとか、プレートとか地学分野と境界が曖昧になってくる
もちろん、地球は活動し、火山やプレートは地理の分野でもあるし
だからこそ「安定陸塊」とかそういう言葉もあるんだけど

逆に、エベレストを超え、対流圏を超えてしまうと気象・気候の範囲を超え
地理学からはほとんどにシャットダウンされる
せいぜいオゾン層(地表20~50km)の問題くらいだろうか
流星輝く地表100km付近以上は一般的に「宇宙」と呼ばれ
地学の分野 それも「天文学」の分野になる

さて、地図帳の後ろの資料のページを開けてみれば
気候や国別の統計、索引の中に世界の地形のランキングみたいのがあったりする

【山】1:エベレスト(8848m) 2:K2(8611m) 3:カチェンジュンガ(8586m)
【山(日本)】1.富士山(3776m) 2.北岳(3192m) 3.奥穂高(3190m) 
【川】1:ナイル(6671km/3349k?) 2:アマゾン(6300km/6000k?) 3:長江(6300km/1809k?)

【湖】1.カスピ海(371000k?) 2.スペリオル湖(82367k?) 3.ヴィクトリア湖(68800k?)

さて、「地図帳」は「地理学」の領域内
もし、その「地図帳」を「天文学」の領域に広げてやると・・

【山】オリンポス山(約25000m:火星) マックスウエル山(約11000m:金星)・・・・
なんて事になるかもしれない
今のところ、太陽系最大の山が上記のオリンポス火山
エベレストの三倍の高さ

火星表面 google marsより

月のアポロが降り立った「静かの海」みたいに
惑星の地形等にも色々地形に名前がついていて
グランドキャニオンを遥かに超す規模の
火星の「マリナー渓谷」(深さ7000m、最大幅200km)や
木星の地球が3つ入る超巨大な大気の渦「大赤斑」
金星最大の大陸「アフロディーテ大陸」(アフリカの半分程)などなど・・
LINK→日本惑星協会


月のクレーター google moonより

さて、今日のyahooの記事に
「かつて火星に温泉 NASAが証拠を発見」 と
二酸化ケイ素がみつかり、それは地下水が熱された場合に多く見つかる物質で
昔、火星に水があり、温泉があったかもしれないということ

そのうち、宇宙の地図帳が出来たなら
太陽系の山のランキングと並んで、
太陽系の地図に「温泉」マークが載るのかもしれない
名前はグセフクレーターという所でみつかったので「グセフ温泉」
何にせよ、最も遠いところにある温泉に違いない
一泊二日とか、秘湯巡りってレベルじゃないなぁ・・
ちなみにマーズパスファインダーで火星まで7ヶ月の旅路・・
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「近畿便利辞書」あ~さ行 | トップ | みえっこcome京都 »
最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
無限の地理学 (CARP)
2007-05-23 23:01:09
>いちのせ
初投稿センキュー!!
えっと、いちのせは文地理やったけな?
地球とお付き合いする学問か、なんか立派な学問て感じやなぁ

ほんとに地理は幅広いもんな
このまま宇宙開発が進み
月や火星に人が住むようになれば、必ずそこに「地図」
が必要になり、地理学の新たなスタートが始まるね
他の星と比較することで、地球を新たに理解できて
また新しい付き合いが始まるかもしれない

「空間」を扱う以上、宇宙・地球関係なく
地理は大切な学問やね
宇宙に応用される地理 ほんまおもしそうやな!
返信する
Unknown (いちのせ)
2007-05-23 01:05:08
僕は地理学=「地球とお付き合いするための学問」、つまり地球に関わっていれば何でもありと、そう教わりました。
宇宙まですべてを範疇に含める…思いつきませんでした。確かに色々面白そうですね。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

Weblog」カテゴリの最新記事