今年の春合宿は北沢峠で雪上訓練と仙丈ケ岳の登頂を計画した。
車で入れるのは仙流荘まで。雨予報のせいかGW初日にしては登山客は少なめ。
前夜発で入り、6:05発の歌宿までのバスを待つ。
歌宿に到着。ここから北沢峠まで林道歩きだ。
キャリーで荷物を手上げする。スリングを括り付けて2人で運べば意外と軽い。
林道から望む鋸岳。肉眼だと鹿窓と呼ばれる穴が見えた。
ようやく北沢峠に到着
9時15分、長衛小屋テント場到着。先行パーティーはまだ2~3組。幕営地は余裕あり。
この辺でどうだ~とテント設営時に問題発生。
ない…ポールが…車に置いてきたか… う~どうする、小屋の軒を借りるか、今夜は雨予報、
厳しいな。取りに行くしかない。歌宿発の次のバスは10時15分。乗り遅れたらここに戻れるのは
早くて16時半。考えてる暇はなかった。サブザックにレインウエアと食料を詰め込んで
行ってきまーす。
歌宿まで小走りで向かったが10時15分のバスにはやはり間に合わず。バス停で2時間半の待ちぼうけかと
途方に暮れていたところ、長衛小屋のご主人が車で通りかかり、仙流荘まで乗せて頂けた。
こういう時の親切は本当に身に染みる。仙流荘に停めた車からテントのポールを取り出し、
おかげさまで12時10分のバスに間に合い、14時半ごろに北沢峠に戻れた。ご主人本当にありがとうございました。
昼前から雨も降りだし、ポールはないしで雪上訓練は中止。
夕方から強まる雨は一向に止む気配なし。テントの中までどんどん浸水してきた。
車の中で長衛小屋のご主人に教えて頂いた避難小屋に避難しよう。雨をしのいで再び助けて頂きました。
昨日はひどい目にあったが今日は予報通りの晴れ。気を取り直して3人で出発。
田さんは近場の散策と前夜ずぶ濡れのテント内の天日干しを買って出て頂いた。
北沢峠 登山口より出発
2合目付近 まだ雪もなく朝の快適な樹林帯
5合目 大滝頭分岐 だいぶ雪もついてきた。
樹林帯を抜けると姿を現す北岳。
急登をゆく宮さん
甲斐駒ヶ岳と岸さん
北岳と岸さんと私
小仙丈ケ岳に向かう斜面。前日の大雨の影響はあまり感じさせずしまった雪質。
天気が良いので午後は溶けそうだ。要注意
小仙丈ケ岳到着
仙塩尾根~仙丈ケ岳
彩雲が見えた!(仙丈ケ岳手前にて)
頂上手前のナイフリッジ~
登頂目前(宮さん)
仙丈ケ岳登頂 360度の大展望
帰りのナイフリッジでコンテニュアスの山と岸さん
トラバースも気が抜けない
斜面を下りる岸さん。雪が緩んできている。
下山時苦戦したのは踏み抜き。腰まで踏み抜くこともしばしば。そこらに深い抜き跡。
遥か下に見えるテント場。かすかに見える我々のエスパース。
下山が遅れ、待っていた田さんには大変ご心配をお掛けし申し訳ありませんでした。
メンバー:田、宮、岸、山t(L)(記)