山名:朝日岳(1,945m)、笠ヶ岳(1,852m)、
白毛門(1,720m)、七ツ小屋山(1,675m)
山域:谷川連峰
2024年6月20日 晴れ時々曇り
2024年6月21日 曇り
参加者:菊、山一(記)
昨年の錦秋の季節に同じメンバーで朝日岳・白毛門を目指しましたが、2日目を登頂予定としたものの荒天となり、清水峠の避難小屋より撤退。半年後、梅雨入り前の天気の良い日に、再び山頂を目指しました。
1日目
白毛門の登山口から出発します。これから長い登りが始まります。
登っていくと、後ろに谷川岳や天神平が見えてきます。いいお天気です。
松の木沢の頭まで来ると、前方に目指す白毛門が見えてきました。ジジ岩とババ岩が門番のように配されています。
振り返れば、一ノ倉沢の岩壁がしっかりと見えています。いつも下から見上げているので、正面から相対するのは新鮮です。
白毛門の山頂近くまで来ると、目指す笠ヶ岳と朝日岳が見えてきました。と言っても、朝日岳の山頂は隠れていて、さらに奥にあります。
念願の白毛門到着です。
登山道わきはお花がたくさんです。アカモノの群落や、
イワカガミも、ずっとたくさん咲いていました。
タテヤマリンドウは一定の高度の場所にずっと咲いている感じでした。
遮るものの無い日差して、体力や水がどんどん消費されていきます。なんとか笠ヶ岳まで登ってきました。
笠ヶ岳を過ぎて、振り返るとこんな感じです。確かに傘のようですね。
笠ヶ岳から朝日岳の間は何度も細かいアップダウンを繰り返します。黙々と歩いていくと、やっと朝日岳の山頂が見えてきます。
開けた稜線からは、尾瀬の至仏山や燧ケ岳が良く見えています。
朝日岳が近づくと、ジョウエツキバナノコマノツメが群落を形成しています。
そして、もう一つはこのホソバヒナウスユキソウ。この2つの花が入り混じって大きな群落になっていました。
そして、今回の最高点、朝日岳の山頂に到着。
山頂付近には湿地帯などもあり、チングルマなんかも咲いていました。
山頂の一角には池塘もありました。カエルの鳴き声も盛んで、きっと新しい生命が生まれてきているところでしょう。
朝日岳を過ぎると、巻機山に向かう尾根との分岐となるジャンクションピークを過ぎれば、清水峠への長い長い下りです。歩き疲れて進まない足を、ブーケのように密集したタニウツギが励ましてくれます。
今日の目的地の清水峠は遠くから見えていますが、なかなかたどり着きませんでした。
2日目
2日目は予報通り天気が崩れ始めました。でも、今日は七ツ小屋山を越えて下るのみです。ガスの中、清水峠の白崩避難小屋を出発します。
背後には、昨日登った朝日岳が見えています。
ゆったりと登って、七ツ小屋山に到着。昨年はここで雨になって展望もありませんでしたが、今日は曇り空とは言っても、周囲の山々の展望がありました。
大源太山はどこからも目立ちます。一度は登ってみたいと思います。
七ツ小屋山から蓬峠までは、湿原もあったりする穏やかな道が続きます。このあたりで出会ったのはハクサンチドリ。朝日岳側とはまた違った花が咲いていました。ニッコウキスゲも蕾が膨らんでいて、まもなく夏に入ると感じさせます。
しかし、だんだん周囲はガスに覆われ始めます。蓬峠に着きましたが、肌寒い様子になってきました。あとは、土樽駅に向けて蓬新道を下ります。
はい、土樽駅に下山しました。駅に着く直前にパラパラと雨が落ちてきましたが、ほとんど降られないまま無事下山することができました。ここで荷物を整理しつつ、予定した水上方面の電車を待ちました。
コースタイム
1日目
4:47 白毛門登山口駐車場 - 9:42/50 白毛門 - 11:15/24 笠ヶ岳 - 13:27/57 朝日岳 - 14:25 ジャンクションピーク- 16:35 清水峠
2日目
5:19 清水峠 - 6:37/45 七ツ小屋山 - 7:35/48 蓬峠 - 10:32 蓬新道登山口 - 11:36 土樽駅