Cool Japan Academy&ACE KIDS ACADEMY

主として、学習塾「岡村ゼミナール㈱」・日本語教師養成講座「CJA」に関することについて、気ままに書いています。

「文化庁への届出と受理」、その極まる難度について

2019年02月09日 | 日記
難解でハイレベルな「文化庁への届出と受理」

【行政庁が他人の届け出,申請,申立てなどを有効な行為として受領する行為。

受理は,単純な事実である到達とは異なり,行政庁の判断の表示である。

受理によってどのような法律効果を生じるかは法律の定めるところによる。】

(ブリタニカ国際百科事典より)


ところで、留学生向けの日本語学校の設置基準が平成29年より改められたのに伴い、文化庁への日本語教師

養成講座・開講の届出と受理のための要件や基準も、従来に比べて格段に難化したものと推定されますが、

これらをクリアーするための難しさや本業に与える危険性などは、どんな言葉でも言い尽くせないと思います。

私が大げさに言っていると思われる方は、ぜひ、私どもの場合と同様に、誰からのコンサルティングもなし

に、ご自分自身で、単独で上記の壁越えに挑戦してみてください。

先ず、一つ一つの基準達成自体において、内容的にも書式的にも、小さな一つのミスも許されずに、数多く

の種類の、しかも大量の文書を完璧に作成してゆくことの難しさに圧倒されるでしょう。

仮に、自分では完璧な文書を作成したと思っても、それらを、書類審査にかけては、内容の点でも書式等の

面でも、その道のプロである文化庁の審査官の目から見れば、お笑い種のミスや不足を犯している危険が十

分にあり得ます。

そこで、もしも、届け出文書類の内容修正や追加資料提出の多数の指示への対応に遅れ、又は不十分で、開

講予定時期までに受理をしてもらえずに、予定していた生徒募集ができず、あるいは、よしんば受理しても

らえても開講時期の間際となり、生徒募集をする十分な間もなければ、開講を予定して採用済みのレベルが

高く人数も多い教師や事務局職員の総勢8名から10名のスタッフたちへの給料支払いをどうするのかという

経済的側面での大きな問題が起こります。

更に、届け出文書には、既に営業用の広報:ホームページでの記載と公表を前提とした内容の記述をも何種

類か要求されますので、実質的には、開講を世間に公表してしまっているわけで、生徒募集も始まったに等

しい状態になります。

しかし、仮に開講を届け出済ではあっても、まだ受理されていなければ、正式な文化庁受理の420時間講座

とはなっていないわけで、最終的に受理まで行かなければ、世間への公表や期待・信頼などに反する結果に

なるわけですから、この結果から生じる設置申請者の本業や関連事業などへの悪影響等は計り知れず、この

点のリスクが「失敗が絶対に許されない」という命がけのものになります。

すなわち、どんな種類のビジネスにおいても、その維持や推進において絶対に不可欠な世間からの信頼や期

待に背くことになりかねないというリスクと恐怖感は非常に大きなもので、この深刻な苦悩に毎夜悩まされ

続ける半年間以上もの長い月日が続くことになります。

しかし、上記の様な苦悩や恐怖も、この道の経験者やコンサルタントがついていれば、相当に緩和されるで

しょう。あるいは、全く危険性を感じないで文書作成業務が進む可能性もあります。

もちろん、それ相当のコンサルタント料は必要になってきます。

しかし、コンサルタントのアドバイスを受け入れながら文書作成を続けるならば、万一の場合に起こりうる

採用済みの多数のスタッフたちへの迷惑も掛けずに済む上に、また本業関連への悪影響をも避けながら、一

歩一歩着実に開講準備を続け、かつ早期に予定通りに受理を勝ち取れれば、生徒募集にも十分な時間を注ぐ

ことができ、安全・確実でかつ将来も有望な好ビジネスのスタートになるでしょう。

今思えば、私の場合は、暴風雨が荒れ狂う大海に向けて、「羅針盤も持たずに」、小舟で船出して、太平洋

を渡り切ろうとした無謀な冒険でした。

しかし、たまたま、当校の校長や教務主任による的確なアドバイスや書類作成面での賢明でかつ忍耐強い必

死の救援・支援作業が大きく効を奏し、遂に文化庁からの受理を獲得できたものでした。

また、学校法人ISI学園・理事長 荻野祥二郎先生のお優しいご支援も、決して忘れられない大きな支えになりました。

そういう意味で、私は、日本語学校の経営者の皆様が、現在の日本語教師の厳しい不足を補うために、もし

も日本語教師養成講座を開講したいと望まれる場合には、是非ともその道のコンサルタントを十分に採用さ

れて、安全・確実な道を進まれることをお勧めします。

平成31年2月9日 土曜日
CJA日本語学校:岡村寛三郎

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CJA日本語学校の近況

2019年02月09日 | 日記
CJA日本語学校の近況

さて、日本語教師養成講座の文化庁への開講の届け出と受理は、1月21日に完了していますので、今は、その受講生募集に注力していますが、お陰様で、一歩一歩、説明会への参加者数も増えつつあります。

そこで、別途に、来春に開校予定の留学生向けの日本語学校につき、4月末に法務省に提出する設置申請書類を、鋭意作成中です。

更に、私自身は、日本語学校へのコンサルタント:エンピ・カンデルさんと業務提携して、日本語教師養成講座開講に向けてのコンサルティング業務を行うべく、話し合いを進めています。

14日午後には、政府2省認可:協同組合クラブ・メデカルツーリズム・ジャパンの1年に1回行われる総会と理事会に出席しますが、翌日の15日の午前中には東京・品川のエンピ・カンデルさんの事務所において、その話し合いを続けます。

他方、15日の午後2時には、文部科学省の高専設置への指導担当の窓口において、(仮称)播磨科学技術専門学校の立ち上げに関するご指導を賜ります。

その後、午後5時ごろには、株式会社アルファブライト 代表取締役 廣川正秋社長様が運営しておられる「さくら東京日本語学校」を訪問し、見学等をさせていただく予定です。

 そして、17日(日)には、日本語教師養成講座開講に向けての経営セミナーを、CJA日本語学校・曽根校において開催し、翌18日の午前中に、文部科学省の高専設置窓口においてご指導を戴いたご報告を、播磨日本語学校ネットワーク:HNNの皆さんに対して行う予定です。

 かくて、かなりハードなスケジュールが目白押しですが、落ち着いてしっかりと取り組む予定です。

平成31年2月9日 土曜日
CJA日本語学校:岡村寛三郎


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