Sixteen Tones

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安楽死の法制化

2017-02-14 09:17:27 | エトセト等
文藝春秋 vol95 no3 (2017) に「安楽死は是か否か」と言う特集.目玉は著名人 60 人へのアンケートがあり,3択の結果は
 A 安楽死に賛成 33
 B 尊厳死に限り賛成 20
 C 安楽死・尊厳死に反対 4
 選ばず 3
であった.

橋田壽賀子 (91)・鎌田實 (68) の対談では
橋田「死の選択は自分でしたいんですよ」
鎌田「賛成です.でも法制化には山があります」

先のアンケートの回答者の年齢を見ると,ほとんどが 80 代.何が言いたいかと言うと,歳を取れば安楽死・尊厳死を選択するということである.ところが法制化を決めるのは現役世代.彼らは死ぬことを頭で考えることはできても,感じることはできないから,真面目に考えない.自分のことを省みてもよくわかる.若い時は年寄りになるなんて思いもよらなかったものだ.
(50-60 代も含めて) 青二才の政治家たちに任せて埓があくはずがない.彼らも歳をとれば真面目に考えるだろうが,そのときはもはや権力を失っている.
選挙権年齢が下がる世の中に逆行するが,この安楽死・尊厳死の法制化という事案に限り,当事者すなわち高齢者に任せるというのは,いかがなものであろうか.

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