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Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

臨書・仙厓の虎図

2018-07-05 08:27:07 | お絵かき
仙厓は白隠と並んで南画の人気者だが,金子信久「日本おとぼけ絵画史」によれば,白隠は一般的な絵の書き方を知らない.それに対し仙厓は描き方を知っていて,わざと面白く描いたという違いがあるという.

仙厓の虎図は沢山あり,「猫に似たもの」「猫か虎か当て(て)みろ」などと殴り書きがあったりする.


これは一番右の模写.仙厓の虎は全て左を向いているが,CDケースに描いてひっくり返したので右向きとなった.筆を立てたり寝かせたりして描くところは,書道の「臨書」みたいで面白い.
原画は水っぽい墨で柔らかく描いたりしている部分があるが,CDケースにアクリル絵の具ではそうはいかないので,レギュラーとグワッシュを使い分けてみた.「猫に似たもの」というキャプションを After SENGAI という但し書きに替え,著作権を明らかにしたつもり.

すぐ出来てしまった.寂しかったので,虎の目線の先に秋刀魚とだいころしとカボスを描き添えてみた.

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