熊谷 榧,鎌倉書房 (1980/06).
地下街の古書市で発掘.
著者は熊谷守一の次女にして,熊谷守一美術館館長.
草食系の父に肉食系の娘という感じ.
この本によれば,当時は,旅行に行ってはスケッチしまくり,帰国したらそれを油彩にして売りまくり,また旅行と言うことの繰り返しだったらしい.
山の画文集ともいうべきジャンルに著書も多数.
守一は.榧の絵は絵日記みたいだと言ったそうだ.本書のスケッチは太い輪郭がたくましいが,どこか父親の絵を思わせる...と言ったら,叱られそう.彩色したものも数枚.
「山と人」というタイトルだが,山より人に重点がある.現地のガイドやポーターのぐうたらぶりに辟易しながらも,人間関係を確立して行く過程,数年後の再見,トイレの苦労,高山病などが読みどころ.
大部分の絵はこれより大きく,1 ページ以上を占めている.
地下街の古書市で発掘.
著者は熊谷守一の次女にして,熊谷守一美術館館長.
草食系の父に肉食系の娘という感じ.
この本によれば,当時は,旅行に行ってはスケッチしまくり,帰国したらそれを油彩にして売りまくり,また旅行と言うことの繰り返しだったらしい.
山の画文集ともいうべきジャンルに著書も多数.
守一は.榧の絵は絵日記みたいだと言ったそうだ.本書のスケッチは太い輪郭がたくましいが,どこか父親の絵を思わせる...と言ったら,叱られそう.彩色したものも数枚.
「山と人」というタイトルだが,山より人に重点がある.現地のガイドやポーターのぐうたらぶりに辟易しながらも,人間関係を確立して行く過程,数年後の再見,トイレの苦労,高山病などが読みどころ.
大部分の絵はこれより大きく,1 ページ以上を占めている.