今は昔,フロッピーディスクなるものを用いていた.これは3.5インチのフロッピーディスクケースに「臨画」した仙崖の虎.
習字では手本を見ながらその字形や筆使い,字配りや全体の気分をまねて練習すること,またそうして書いたものを臨書と言う.字の代わりに絵を手本にすれば臨画である,ということにした.
ただしこの場合「見ながら」のお手本はパンフレット.羽田空港に美術館があって,2月1日まで仙崖展.
虎の絵のそばには「猫か虎か当ててみろ」と書いてある...と思うが,そう読んで良いのか自信がない.
虎だけではつまらないと思って,台所の煮干しを一匹描き足した.「虎と月」の次は「虎と煮干し」! 禅の公案みたいで良いではないか.
でも,この煮干しも あまり煮干しらしくない
アクリル絵具.ケース内側から描いたので外から見るとお手本の鏡像.