誰もいない食堂の奥で、
サチエはひたすら食器を磨いている。
「もう1ヶ月もこうよ」
「ねぇ、あの子はオトナなの?」
「‥子供でしょ。だってあんなに小さいわ」
この覗き見おばさん3人組がまずおかしい。
毎日のように覗いて噂して、サチエと目が合うと、
そそくさといなくなる。
(この後彼女らが出るたびに、劇場のどこかから“出たっ”
という呟きが聞こえるのであった。笑)
毎日やってきては、コーヒーのただ飲みをしていく青年。
日本かぶれで、アニメ好き。
自分の名前を漢字で書いてくれとせがまれ、
ミドリの書いたのは…(((笑))) 見てのお楽しみ♪
それぞれに、人には言えない思いがある。
みんな、そういう思いがあるんだということを頼りに、
繋がっていくのだ。
何かするのに、どうして理由が要るんだろう?
どうして?と聞かれて、「さぁ」と答える。
だって「さぁ」としか言いようがないのよ、という、確信をもって。
「やりたいことやってて良いわね」
「・・・やりたくないこと、しないだけですよ」
フィンランドの景色は、街も港も森林も、
どこもかしこもきれいだったなぁ。
あんなふうに、木々の木の葉ずれの音だけが響くところが、
すぐ身近にあるなんて、いいなぁ。
インテリアや町並みが、妙に馴染み深い・・と思ったら、
【木の葉パンのきまぐれフィンランド生活日記】や
【ヘルシンキャットの優雅な(?)生活】でよく見せてもらってたからだね。
この映画は、お腹が空く。とにかく食べたくなる。
みんな元気に食べている。
食べることは基本で、源で、神聖なことなんだ。
そういうことが、言葉でなくて、丁寧な調理のシーンや掃除シーン、
そして何より食べる人々の顔で、分かるのだ。
こんなに淡々として、事件らしい事件はほとんど起こらないのに、
あっという間にもう、終わりになってしまった。
30人ほどの観客はエンドロールが終わるまで、
立ち上がらないで和んでいた。
少しばかりのファンタジーもあり、笑えるところもいっぱいある。
小林聡美と片桐はいりともたいまさこ なんて、
並んで喋ってるだけで可笑しいよ。
個人的には、合気道の膝行(しっこう)のシーンがきた。
学生時代にやってたんで、“そんなこと毎晩やるなよ‥!”
って、突っ込みいれたかった。笑
そしてその、毎晩の鍛錬が活かされるシーンもあるんだけど、
“おぉ四方投げ!”と、思わず技名が。^^;
誰も来なかったかもめ食堂が、満席になった。
豚の生姜焼きに、とんかつ、鶏カラアゲ、
卵焼きにシャケの塩焼き、そして、おにぎり。
口いっぱいに頬張る人々の姿を見て、満足げに微笑むサチエ。
「知らないおじさんに、猫を預けられてしまいました。
だから、もう少しここにいます」
「世界が終わるときの食事に、私も招待してくださいね」
「・・・じゃ、今から予約いれときます」
----
うちに帰って、ドアを開けると、タイマーしといたご飯の、炊けた匂いが充満していた。
私は思わず、にっこりした。
(今夜のご飯は下の記事)
*
サチエはひたすら食器を磨いている。
「もう1ヶ月もこうよ」
「ねぇ、あの子はオトナなの?」
「‥子供でしょ。だってあんなに小さいわ」
この覗き見おばさん3人組がまずおかしい。
毎日のように覗いて噂して、サチエと目が合うと、
そそくさといなくなる。
(この後彼女らが出るたびに、劇場のどこかから“出たっ”
という呟きが聞こえるのであった。笑)
毎日やってきては、コーヒーのただ飲みをしていく青年。
日本かぶれで、アニメ好き。
自分の名前を漢字で書いてくれとせがまれ、
ミドリの書いたのは…(((笑))) 見てのお楽しみ♪
それぞれに、人には言えない思いがある。
みんな、そういう思いがあるんだということを頼りに、
繋がっていくのだ。
何かするのに、どうして理由が要るんだろう?
どうして?と聞かれて、「さぁ」と答える。
だって「さぁ」としか言いようがないのよ、という、確信をもって。
「やりたいことやってて良いわね」
「・・・やりたくないこと、しないだけですよ」
フィンランドの景色は、街も港も森林も、
どこもかしこもきれいだったなぁ。
あんなふうに、木々の木の葉ずれの音だけが響くところが、
すぐ身近にあるなんて、いいなぁ。
インテリアや町並みが、妙に馴染み深い・・と思ったら、
【木の葉パンのきまぐれフィンランド生活日記】や
【ヘルシンキャットの優雅な(?)生活】でよく見せてもらってたからだね。
この映画は、お腹が空く。とにかく食べたくなる。
みんな元気に食べている。
食べることは基本で、源で、神聖なことなんだ。
そういうことが、言葉でなくて、丁寧な調理のシーンや掃除シーン、
そして何より食べる人々の顔で、分かるのだ。
こんなに淡々として、事件らしい事件はほとんど起こらないのに、
あっという間にもう、終わりになってしまった。
30人ほどの観客はエンドロールが終わるまで、
立ち上がらないで和んでいた。
少しばかりのファンタジーもあり、笑えるところもいっぱいある。
小林聡美と片桐はいりともたいまさこ なんて、
並んで喋ってるだけで可笑しいよ。
個人的には、合気道の膝行(しっこう)のシーンがきた。
学生時代にやってたんで、“そんなこと毎晩やるなよ‥!”
って、突っ込みいれたかった。笑
そしてその、毎晩の鍛錬が活かされるシーンもあるんだけど、
“おぉ四方投げ!”と、思わず技名が。^^;
誰も来なかったかもめ食堂が、満席になった。
豚の生姜焼きに、とんかつ、鶏カラアゲ、
卵焼きにシャケの塩焼き、そして、おにぎり。
口いっぱいに頬張る人々の姿を見て、満足げに微笑むサチエ。
「知らないおじさんに、猫を預けられてしまいました。
だから、もう少しここにいます」
「世界が終わるときの食事に、私も招待してくださいね」
「・・・じゃ、今から予約いれときます」
----
うちに帰って、ドアを開けると、タイマーしといたご飯の、炊けた匂いが充満していた。
私は思わず、にっこりした。
(今夜のご飯は下の記事)
*