─光る波の間─

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音楽つれづれ

2005-03-01 18:07:04 | 音楽・映像・アート
読んだことある人は知ってるでしょうが、『陰陽師』
主人公・安倍晴明の他に源博雅という重要人物がいます。
彼は、楽の達人です。楽とはつまり雅楽。
漫画の中でも、晴明の術とともに音楽の力で都を助けていく。
本人無自覚のままに...というのが可笑しいとこですが。

雅楽は、さすがに正月あたりに寺社で流れる『越天楽』
くらいしかわからん。
東儀秀樹さんのおかげで、たまにTVでさわりを観たりは
できるようになったけど、未知そのものです。
でも、『陰陽師』のたとえば7巻では晴明が琵琶について語るのですが、

「・・・左方の前栽は紫色の藤花 右方には黄色の山吹 
 この2色は補色の関係にあり、紫は天帝の住む紫微宮(しびきゅう)であり 
 黄色は五行でいう中央の土であり皇(すめらみこと)であり、
 ともに禁色(きんじき)です。
 琵琶でいうなら 左は紫で天を 右は黄で地を 絃(げん)は
 その天と地を繋ぐ絃(いと) 音はその応呼で音魂(おとだま)・・・」


というところを読むと、音楽にしろダンスにしろ、もとは神さまに捧げるものであり、
宇宙を体験するものでもあり、祭り事(政)=儀式に深く関わったのも頷けます。
そして、左手は「陽」で右手は「陰」なので、絃を押さえる左手は楽器の「天」に対応し、
絃をかき鳴らす右手は楽器の「地」に対応するようになっている。
さらに音の低音から高音への移行は創造の始まりと終焉を表すというから、
なんとも壮大です。

で、琵琶がそうなら起源を同じくする西洋楽器たちだってそうなんじゃないか?、と、
思ってしまう私。ギター、バイオリン、チェロ・・・ほうほう、そうするとだ。
雅楽の<笙>は鳳凰が翼を収めて休む姿であり、その音は「天から射す光」を表し、
<篳篥>は地に満ちる人の声、<龍笛>は空を舞う龍で天と地を結ぶというんだから、
フルートは?クラリネットは?ホルンは?何を表したんだろう?なんて、
色々思いを巡らせてみたくなったりもするんですよね。

平安時代からの原形を今に保つ、世界最古の音楽「雅楽」
「管弦楽」の「管弦」て、雅楽から用いたそうですし、
西洋のものと、いろいろ比べてみるのも面白そうですね♪

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今日の1枚

2005-03-01 14:36:08 | 今日の1枚
天気は良いんだけどね、風が強くて冷たい。

渡り鳥の北帰行も、今年は遅めらしい。

先週、届くと思ってたDVDが届かなくて、

Amazonに問い合わせしてみた。

“販売元から商品が届くまでに時間がかかることがある”

うん、それはわかるのよ。

1週間くらいかかることもあるって。

でもね、前から予約してて、HP上では「24時間以内に発送可能」になってるのに

音信不通だと、なにか不備があったかなぁって思ったさ。

今週中には届くらしい。

今しばらくの辛抱ですわ。。。

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