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─光る波の間─

現在ほぼツイッターまとめ投稿。アート(名和晃平、奈良美智他)映画・音楽・食べ物(日々のご飯)・雑貨etc...

泣き虫ハァちゃん

2008-01-11 22:09:39 | 
本日の仕入れ。
『泣き虫ハァちゃん』(新潮社)/河合隼雄

河合先生の、最後の本。
最後が、専門書でもなくエッセイでもなく、
自伝のような物語だなんてね。

 ─ほんまに悲しいときは、男の子も、泣いてええんよ。

あとがきにて夫人が、「入院中は夫の夢を見たという方が沢山おられた」
ということを書いていました。
私も、入院中ではなく亡くなってからだけど、亡くなってすぐのころ、
夢に河合先生が来てくれたことがありました。
きちんとスーツを着てらして、こちらを見てにこにことして・・・。
“あ、河合先生だ。亡くなる前にお会いしたかったなぁ・・”
夢うつつにそんなことを思ったのを憶えてます。

巻末には谷川俊太郎さんの詩。

 ・・・ 私がもう言葉を使い果たしたとき
 人間の饒舌と宇宙の沈黙のはざまで
 ひとり途方にくれるとき
 あなたが来てくれる
 言葉なく宇宙からの一陣の風のように
 私たちの記憶の未来へと
 あなたは来てくれる



本屋で 泣きそうになりました。。


*



X'masプレゼント from ほぼ日♪

2007-12-24 11:22:05 | 
ほぼ日からプレゼントもらっちゃった♪

抽選に当たったって話ですけどね。^^
嬉しいわぁ~~~
石川さんの写真集ですもの~(゜▽゜)

大袈裟でなく、淡々と、
写真からその場所の風が吹いてくる。
石川さんの書く文章も好きなんだけど、
文章からも風が吹くんだよね。

で、で、で、

この本はサイン付き♪

サインが書かれてるんだよー


サイン・・・






片隅に。 (*^m^*)



でもこの写真集は、ただきれいなだけでない。
地球温暖化の現状を写しているものでもある。

あくまで、淡々とだけども。


*



最近の仕入れ

2007-11-15 00:01:03 | 
『ムーミンの夏まつり』
『のだめカンタービレ19巻』
『とりぱん1』


とうとう、『とりぱん』買っちゃった。
去年冬、スズメやヒヨドリにパン屑をあげていて、
その様子をブログに書いてたら、
「“とりぱん”みたいだね」と言われました。

そのとき、
一度買ったらハマルかもしれん・・・と予感して、
意識的に避けてた感じだったのヨ。
しかししかし、昨日久しぶりに本屋に行って、
楽しい楽しい気持ちでいたらその勢いでもって、
ほいっと買ってしまったのだよなあ。。。

思ったとおりでした。(^^;
すげー親近感。おもしろい!
出てるだけ買ってしまいそうな予感がビシビシ。(^∀^;
いやいいんだけどね、いいんだけど・・・ 
置く場所が。。。;;; ̄_ ̄)

*



本も読みたい

2007-09-15 12:02:59 | 
なにかとわやわやで、ゆっくり腰を落ち着ける時間が
あまり無いこのごろなんですが、
そういうときほどなぜか読みたい本に出会って、
“とりあえず買っとけ!”と、本が積みあがっていく。。

河合先生の最後の講義が収められた
『心理臨床の奥行き』(新曜社)と、
仙台出身の若き大阿闍梨さんの対談本
『大峯千日回峰行-修験道の荒行-』(春秋社)。

今ではほとんど行う人のない、過酷を極める荒行を行う僧がいたことは、
何年か前に新聞記事で読んだ記憶があったけど、
それがこの方のことだった。
本屋で平積みになっているのは知っていたんだけども、
先日産業カウンセラーの会報に、この僧侶の講演のことが載っていて、
やっぱり読まなきゃ!と思ったのでした。

対談の相手は他宗門である曹洞宗の僧侶というのも興味深い。
あー早く読みたい!けど、ゆっくりたっぷり没頭して読みたい気もして、
その狭間で悶々としております。笑
今日は夕方から仕事行きます。当分読めないなあ。。。(´_ `)


*



古代エジプトうんちく図鑑

2007-06-18 21:53:49 | 
『古代エジプトうんちく図鑑』
今仙台で、「エジプト発掘展」が開催されているもんで、
本屋にエジプト本コーナーができてました。その中から選んだ1冊。
これ・・・かなり可笑しいよ!!(≧∀≦)
書いてる内容はちゃんとしてるんだよ?だけど、
表現が・・・

写真も無く、カラーの1ページも無いんだけど、
かなりフザケたイラスト満載!
しかしこのフザケたやつを読んでいくうちに、
ちゃ~んとブ厚い文献を読んだと同じだけのうんちくが
私の中に蓄積されていくのだ。

始めから順に読むもよし。
ぱらりとめくったページを読むもよし。
歴史の部分、宗教・神話部分、著者の旅行記部分。
これがあれば、古代から現代までのエジプトがだいたい解る。
こういう形態の本が苦手な人はどうしようもないけれど、
一般教養的エジプト知識を得るには十分な本だと思われます。

どうしても、断片的な知識になりがちな私もこれでなんとかなるでしょう。
この本を書いたのは芝崎みゆきさんという方で、他に『古代ギリシアがんちく図鑑』
いう著書もあるようだ。 んーこっちも要チェックかな♪
これでも大学じゃ西洋古代史を専攻したんだけども、結局好きな神話や美術以外のことは
すーーーっかり抜けてますからねー!あははは!(自慢すな)

*



『喝采!家カレー』

2007-06-15 21:52:22 | 
地方にいても彼らの名は聞く。
その名は、「東京カリ~番長」だ!

たしか、 「ためしてガッテン」に出演したし、
ついこないだ「タモさんカレー」のアシスタントで活躍していた、
そのカリ~番長がまさにカレーの本を出したときたもんだ!


この本のレシピの特徴は、市販のカレールー、
市販の材料で作れるってところ。
しかも、ルー別のおススメメニューまで紹介されてて、
たとえば『S&Bとろけるカレー』ならドリア風焼きカレー、
『ハウスこくまろカレー』ならなめらか野菜カレー
・・・ってなかんじ。

おまけにS&Bのカレー粉を利用した、
カレー味お惣菜が26種類も載ってる!
これはありがたい!(T▽T)
なぜかっていうと、こないだタモさんカレー作るのに、
どれくらいの量が必要か解らなかったんで2缶も買っちゃって
すっかり余してたんですもーん。^^;

それにしても最近の料理本というのは、
写真集並みに写真がきれいで、デザインにも工夫がある。
この本も後半のお惣菜レシピの部分なんか、
昔なら料理の写真としてはNGだったんじゃないかな?

とにかく、カレーが好きな人なら見てるだけでも楽しい本。(〃^_^〃)
主婦と生活社より、1500円(税抜)で発売中です。




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ところでこちらは『りらく』
仙台の雑誌ですが、今月はこちらでもスパイス特集が。
われらがきりゆきさんの書いた記事です。^^
そういえばちょっと前、“スパイスにはまってます”って言ってたけど、
この取材のせいだったのかな?(*^m^*)


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『日本とユダヤ』/徳間書店

2007-05-31 22:24:09 | 
未知の世界だったよね~ユダヤは。
宗教史とか戦争とか、上辺をかすった程度で、
まったく知らないと言っていい。

日本との関りというと、有名な杉原千畝さんの、
『命のビザ』の話ぐらいしか知らなかった。
ほんとは他にも人道的に助けた日本人は何人もいたし、
そこにどういう背景があったのかなんて、知るよしもなく‥。

が、この本はけして政治的ではなく、「魂の絆」について、
対談という形で表されているもの。

世間に発表されていること、メディアに載ることというのは、
本当にごくごく一部に過ぎないのだな~。
陰で大きな影響力を持つ人々、けして“黒幕”というものでなく、
影響を与える人々が、実は大勢いる。
イスラエルのことにしても、報道などで目にすることはある一面に過ぎない。
この本ではまた別の面を見せてもらったと思う。

信仰やスピリチュアルにもかなり突っ込んであるので、
私の理解を超えている事柄もあるし、
全部に「ああそうですね」とはまだいえないけどもね。

しっかしこれ、読みにくいのが難点だわ。
資料になる部分と、対談の部分がほとんど交互に構成されてて、
どっちもぶつぶつ切れてしまって、内容を把握しにくいったらない!
「全編乱丁本」‥って表現してしまおう。苦笑

それにしても、日本人とユダヤ人の間に、
かくも様々なそしてとても多くの関係、類似、絆が存在したなんて。
興味深いことでありますわ。(-_-)ウム

*



『ケルト巡り』

2007-04-05 14:44:47 | 
河合先生、おかげんはいかがですか?

 先生が倒れられてから、
 まもなく9ヶ月にもなりましょうか。
 今、誰と会ってどんなお話をしてるんでしょう。
 ユングさんと盛り上がってるんでしょうか?
 はやいとこ、閻魔さんとの舌戦に勝利して、
 あの世とこの世の狭間のお話を
 お聞かせくださいませ。

…ということで、河合先生の著書を読むのは久しぶり。
このごろまた、ケルトの神話や伝説に興味が湧いて、
面白そうな本はないかと探していたら見つけたわけです。
キリスト教以前のヨーロッパの姿。
今、その地点に回帰しようとしているヨーロッパ。
それと同質の要素を数多く持っていながら、自分たちの本質を失いかけている日本。

大雑把すぎる言い方かもしれないけど、少し前のヨーロッパの精神的問題が、今、
日本に起こっているのであり、回帰できるか壊滅するかの瀬戸際にあると思う。
自分とは関係ないと思いそうだけど、このままいくと人間として生きてくうえで、
自分の深い意識下で拠り所とするものがなくなり、
身も心も生活も荒廃していくのではないだろうか。

ケルトは文字を持たなかったために、失われてしまったものがたくさんあった。
というか、ほとんどキリスト教に潰されてしまった。
(キリスト教には別の要素で素晴らしさもあるのだけども)
しかし、「文字を持たない幸い」というものもあり、民間の口承により、
活き活きとした精神が滅びずに、生活の中に存在し続けていた。
ドルイドなどもまったく独自に、その精神のみに基づいて新たに創られている最中らしい。
日本は、あとに続いていけるだろうか?
それは私しだいであり、各々あなたしだい なのだ。。。

本の内容はまったく易しい。
河合先生は魔女との対談までしているし。笑
英国というのも・・・ まったく不思議な国だ。
魔女にも組合があるし、相談者で病的な人が来た場合のために、
ちゃんと紹介すべき専門医がいて、横の連携がとれてる。
互いが、潰しあうんじゃなく補い合ってる。
それも、過去の間違いから学んだことなんでしょう。

日本も頑張らなくてはいけませんな。

*



『妖魅変成夜話』四の巻。

2007-03-26 22:39:21 | 
ぬぬぬぬぬ。。。

こりゃ大変ダ!!w(゜0゜;w

なみなみならぬぞ。
あわわわわだぞ。
何言ってんだお前?だぞ。

そうだったのかー・・・。
これって織姫牽牛の話だったのかー!
しかし織姫牽牛のお話がここまで壮大になるなんざ、
さすが岡野玲子大先生!彼女以外には描けまいな。

・・・というか、わけわかんないんですけど!
いや解るんですけど分かりません。笑
おそらく描かれてる時間の感覚が人間サマのものではないので、
一瞬が数千年、みたいな単位で読まないとついていけない。
で、仙界の話の部分だけならそのまま行けばいいけど、
人間界の話と交錯しまくるのである。
まじめに読みつつも、ぼんやりと遠目に観ないと「?」マークだらけになっちゃうよ。苦笑





が、そんなことよりも!だ!

絵の威力が益益に増しておりまする!!
凄まじいパワーの水墨画マンガ。ありえねー。
ページを開くと本の中から、

ぶわ~ん ぶわわ~ん ぶぉーーん・・!! 

と、瑞の気が噴出してくるようだよ。
『陰陽師』のときは、本から魔物が出てこないように封印の印が
表紙の裏などに置かれていたけども、
こっちは渦巻きエネルギーを出したいだけ出しまくっておりますな。笑
魔物じゃないから、ま、いいか。笑


*