映画観てきました。ドキュメンタリーです。
『ロストロポーヴィチ~人生の祭典~』
今年、80歳で亡くなった偉大なチェリスト、
ロストロポーヴィチ。
旧ソ連時代、ロシアを追放され国籍を奪われながら、
なおロシアへの思いと自分の良心を貫いた人。
私は演奏を聴くことはなく、音源さえも持っていないけど、
絶対観なくちゃな、観なくっちゃ‥! と思っていて、
ぎりぎり間に合ったわけです。
とてもパワフル、陽気でユーモアがあって、
学生を指導している場面などは、下を見てしまう学生のアゴを両手で押さえていたり、
金婚式のパーティではタンゴの音楽に、ふざけて奥様を振り回すし。笑
「作曲家と演奏家はまったく違う。演奏家は音楽の“娼婦”だ。
すべての作曲家に愛を注がねばならない」 は名言です。
「チャイコフスキーの音楽はロシアの魂を表している」という言葉を受けて、
インタビュアーが「魂とは、神話?」などとしきりに宗教的意味に結びつけようとするのに、
「ニェット!ニェット!ニェット!(no,no,no)」と、強く否定していたのが印象的。
これは、なんか解る。解ったかも、お腹の奥で。言葉でうまく言えないけど・・。
ロストロポーヴィチ夫人、ヴィシネフスカヤさんもとても素晴らしく力強い人。
音楽家は生活が音に出る。ふだん何を感じ、何を考え、どう生活しているかが、
芸術家にとって重要になるのだ、と。
出演したオペラの映画のシーンでは、歌唱力はもちろんその演技の凄みたるや‥!!
さて、この映画で一番の近影映像はウィーンフィルとの共演で、指揮は小沢征爾氏。
公開されたリハーサルの風景が映し出されています。
ウィーンフィルのメンバーがまったく個人的にサインをねだるシーンがあったり、
ウィーン在住のピアニスト吉澤京子さんの姿もありました。・・・というか、
先に吉澤さんのブログを読んでいて、映ってるということだったんで「どこどこ?」と、
探して観てたんですけどね。笑
吉澤さんのブログには、このときの様子も書かれています。
ある偉大な音楽家のドキュメンタリー。
それだけだけど、それだけじゃない。
「あと50年もしたら宇宙人が地球にやってくるよ。
金星人なら金星のパスポートを持って、木星人なら木星のパスポートだ。
地球人には、地球のパスポート。一つだけだ。」
亡命生活が終わり、再びロシアの地で暮らせるようになっても、国籍の復活を拒否。
ただ“地球人”として生きた人、ロストロポーヴィチ。
チャップリンも「私は世界市民だ」と、アメリカを去った。
マイヤ・プリセツカヤも、自身の芸術でもって国家権力と闘った。
アーティストとは、己に正直でなければならないだけにみな闘士なんだ。
相手が誰であれ何であれ。偉大な芸術家は偉大な戦士たちだと、
強烈に感じられた映画でした。
さて、明後日21日には「偲ぶ会」がすみだトリフォニーホールで催されるそうです。入場無料。
*

『ロストロポーヴィチ~人生の祭典~』
今年、80歳で亡くなった偉大なチェリスト、
ロストロポーヴィチ。
旧ソ連時代、ロシアを追放され国籍を奪われながら、
なおロシアへの思いと自分の良心を貫いた人。
私は演奏を聴くことはなく、音源さえも持っていないけど、
絶対観なくちゃな、観なくっちゃ‥! と思っていて、
ぎりぎり間に合ったわけです。
とてもパワフル、陽気でユーモアがあって、
学生を指導している場面などは、下を見てしまう学生のアゴを両手で押さえていたり、
金婚式のパーティではタンゴの音楽に、ふざけて奥様を振り回すし。笑
「作曲家と演奏家はまったく違う。演奏家は音楽の“娼婦”だ。
すべての作曲家に愛を注がねばならない」 は名言です。
「チャイコフスキーの音楽はロシアの魂を表している」という言葉を受けて、
インタビュアーが「魂とは、神話?」などとしきりに宗教的意味に結びつけようとするのに、
「ニェット!ニェット!ニェット!(no,no,no)」と、強く否定していたのが印象的。
これは、なんか解る。解ったかも、お腹の奥で。言葉でうまく言えないけど・・。
ロストロポーヴィチ夫人、ヴィシネフスカヤさんもとても素晴らしく力強い人。
音楽家は生活が音に出る。ふだん何を感じ、何を考え、どう生活しているかが、
芸術家にとって重要になるのだ、と。
出演したオペラの映画のシーンでは、歌唱力はもちろんその演技の凄みたるや‥!!
さて、この映画で一番の近影映像はウィーンフィルとの共演で、指揮は小沢征爾氏。
公開されたリハーサルの風景が映し出されています。
ウィーンフィルのメンバーがまったく個人的にサインをねだるシーンがあったり、
ウィーン在住のピアニスト吉澤京子さんの姿もありました。・・・というか、
先に吉澤さんのブログを読んでいて、映ってるということだったんで「どこどこ?」と、
探して観てたんですけどね。笑
吉澤さんのブログには、このときの様子も書かれています。
ある偉大な音楽家のドキュメンタリー。
それだけだけど、それだけじゃない。
「あと50年もしたら宇宙人が地球にやってくるよ。
金星人なら金星のパスポートを持って、木星人なら木星のパスポートだ。
地球人には、地球のパスポート。一つだけだ。」
亡命生活が終わり、再びロシアの地で暮らせるようになっても、国籍の復活を拒否。
ただ“地球人”として生きた人、ロストロポーヴィチ。
チャップリンも「私は世界市民だ」と、アメリカを去った。
マイヤ・プリセツカヤも、自身の芸術でもって国家権力と闘った。
アーティストとは、己に正直でなければならないだけにみな闘士なんだ。
相手が誰であれ何であれ。偉大な芸術家は偉大な戦士たちだと、
強烈に感じられた映画でした。
さて、明後日21日には「偲ぶ会」がすみだトリフォニーホールで催されるそうです。入場無料。
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